サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

ウラシマソウの群落に出会った三度目の五月山

4月16日金曜日、午後から三度目の五月山公園に行く。

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ウラシマソウ

電車や自動車を利用せず、家から自転車で猪名川河川敷を30分走り、五月山散策を2時間ほど。半日コースでほとんど人と接触が無く、自然のの中、良い運動ができる。

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五月山ハイキングコースは大まかに5つほどコースがあるので、しばらくはここで楽しもうと思っている。

三度目の五月山は、唯一の谷間の杉ヶ谷コースを登ってみた。

公園事務所前に自転車を止め、ドライブウェイ下を植物園に回り込んでから杉ヶ谷に入る。

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五月山南面は急峻だが、比較的明るい谷間を登っていくコース。

谷間とはいえ、下部を除きほとんど水流は伏流となって見えない。

大きな堰堤を越え、さらに登っていくと20分ほどで谷は終わり尾根筋のコースに合流する。

その少し手前の明るい谷の行き止まりの広場で、足許に特徴のある形の葉が目にとまった。

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婦人の手のひら大の特徴のある葉に隠れるように濃い色の個性的な花が見えた。

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周りの景色ばかり見ていると、足許には全く気づくことも無く通り過ぎてしまうだろう。

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谷筋なので最初は水芭蕉の仲間のベンケイソウの名が浮かんだが、咲いていたのは道端で、湿地帯では無いのでこれはウラシマソウだとすぐに気が付いた。

ちょうど先週のNHKラジオの『石丸謙二郎の山カフェ』で、滅多に見れないウラシマソウの話題が出ていたので、ああこれだこれだと一気に僕のテンションが上がった。

僕は今まで野生のウラシマソウに出会ったことは無い。植物園や図鑑で見ただけだったので、これは非常に嬉しい出会いだった。よく初夏の林道脇の側溝などで出会うのは、よく似た花を持つマムシ草が多い。花の付き方や葉や茎の形が全く違う。

恥ずかしそうに自らの葉に隠れるように咲くウラシマソウは、派手では無いが可憐に見える山野草だった。

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しばらく画像を撮ったり、辺りの草むらを探すと、数株の咲きかけのや、芽吹いたばかりの株が見られた。

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谷筋から先週歩いた尾根筋に合流。五月平展望台へ。

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エノキの古木

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この辺りの尾根筋の広葉樹林の風景は五月山公園では一番美しいのでは無いだろうか。

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植物園から登り初めて30分ほどで、五月平展望台に出た。

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展望台の1段下の広場で大休止。ハイカーが一組と、下の斜面で山菜採りをする親子連れが一組。

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今日は半袖で登ったほど暖かく、ゆっくりと休憩した。

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ハイキング用に最近調達したシューズ。トレラン用? 固めのビブラムソール底でローカットだが下りでも靴紐の配置が良く、甲がよく固定できて、非常に歩きやすい。

ローカットなので脚首は保護してくれないので、岩がゴロゴロしているようなところでは不向きかな、そんなところでは捻挫に注意が必要。。

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未だ八重桜は盛りで、春の名残を楽しませてくれる。

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今日は先週歩いた尾根筋のコースから望海亭跡コースを下ることにした。

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尾根筋を歩き始めたらこの辺りの道端にもウラシマソウが群生しているのに気づいた。

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先週このルートを歩いたときには全く気づかなかった。雨後の暖かい日が続き、一気に芽吹いて開花したのだろう。

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苞花の先が釣り竿のように見えるところからウラシマソウの名が付いたそうな。

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もうしばらくは花を楽しめるだろう。来週も来てみようと思った。

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秀望台から動物園前に下山。

秀望台下はずっと石段が続くので登りはまだしも下りは歩きにくい。下りは望海亭跡コースがお勧めかな。

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今は新緑に八重桜が綺麗。しばしの間、コロナ騒ぎを忘れることができた。

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2時半~3時猪名川から五月山公園まで自転車。3時~5時、山歩き。5時半頃帰宅。

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伊丹空港北端で