サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

スペシャライズド CREO SL E5 COMP 試乗

最近体調を悪くして 人はこんな際には 弱気になるものですね。

 不調で ウチで悶々としていた際に興味を持ったのが 

スペシャライズドのEバイク(電動アシストロードバイク)でした。

体力が落ちても Eバイクなら またロングライドを楽しめるかも・・・?

 

現在は 体調は ほぼ回復したのですが 

近くのショップで試乗が出来ると聞いて

思い切って出掛けてみました。

 

昨日から寒くなりました。

長袖ジャージで走っていると 少し汗ばむのですが 

停まると汗冷えするので

終日 ウィンドブレーカーを着て走っていました。

 

前置きはこれくらいにして。

 

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スペシャライズド CREO SL E5 COMP

詳しいスペックなどは ここには書きません 

興味がある方は YouTube等で 沢山 紹介されていますので そちらをどうぞ。

お店のブログや ユーチューバーさんと違って 

僕は誰にも利害関係は無いので 思ったままを書きます。

 

平日の午後は 客も少ないだろうと思い 

午後から サイクリングがてらに出掛けました。

試乗車は サイクルショップカンザキ吹田店でお借りしました

試乗時間は15分間くらい (もう少し長かったかも)

 

丘陵地帯に在る お店のすぐ近くの 

上り下りのある2車線道路で 試乗させて頂きました。

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試乗車のグレードは アルミフレームの最下価格ロードモデルです。

それでも55万円以上のお値段・・・。

タイヤはスリックでは無く オフ寄りのグラベル仕様の太めのタイヤに替えられていました。

身分証を提示して 試乗申込書兼誓約書に記入している間に 

店員さんが親切に 手早く 僕のバイクからペダルを移設し 

サドル高を計って調節してくれました。

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走り出す前に バイクを持ち上げてみた印象。 

う~ん 重い!!!

家内が乗っている電動アシストママチャリと変わらない印象。

と言っても正確な重量は判りません。

 

スペ社のサイトでは アルミフレームの重量スペックは書かれていませんでした。

上級グレードのカーボンフレーム車は 公称12kg一寸と書かれていますが

これは多分フレームのみの重量です。 

ホィールやコンポ一式、ハンドル・ステム・サドル など合わせると

15~6kg以上は あるんじゃ無いかなと 思いました。

 

ちなみに僕は アシスト自転車は 家内のママチャリしか乗ったことはありません。

でも 家内のママチャリは 走り出しの ペダルを踏んだ瞬間から 

グ~んとアシストが利いているのは 感じることはできますね。

 

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トップチューブに付いているスィッチの アシストモードは3段階で 

最弱で走り出してみました。

カーボンバイクのような ひらひら感は 当然ありませんが、

以外に平地では車重を感じさせない 軽い走りです。

アシストは特に感じませんが やはり利いているのでしょう。

車重の重さで 走りは安定志向かな?

 

アシスト車にしてはコンパクトな BBまわりには 

モーターとギヤが何枚か入って クランクとつながっているのですが

そういう違和感は全くなく 見た目のフレームの太さは かなり我慢できるレベルに

収まっていると思いました。 この辺りはさすがスペ社だと思いました。

 

176センチの僕は ペダルのQファクターの広さも あまり気になりませんでしたが、

でも小柄な方は 多少違和感があるかもしれません。

 

混雑した道路から交差点を左折して 車の少ない アップダウンの道に入りました。

シッティングの登りでも 車重を感じさせない マイバイクで走っている感じですが、

アシスト感はあまり感じません。 

 

フロントはシングルギヤなので リヤを軽いギヤに落とし 

ケイデンスを70~80くらいに上げてみると

ここでようやく アシストされて 背中を押されているような 感じを受けました。

 

登りでは 重いギヤでゆったり踏むと アシスト感はあまり感じません。

この感触はモードを最強にしても 同じように感じました。

 

平地では モードをあげてみると 

ケイデンスは上げずともアシスト感は上がりました。

このバイクのアシスト機構は クランクにかかるトルクより 

ケイデンスを 優先しているのでしょう?

 

アシストを切って走ったりもしましたが その辺は流石に 設計と造りの良さを感じ

あまり重さを意識させずに スポーツバイクらしい走行感でした。

 

このバイクは アルミフレームのグレードは これ一択で

上級グレードの カーボンフレームでは 3車種、電動変速と機械変速。

さらにホィールやフューチャーショックのグレードが変わるようです。 

カーボンフレームは100万円~150万円越えと 一気にお値段も上がります。

 

ブレーキは全て油圧ディスクで これも初体験で 良く利きましたが 

デュラのリムブレーキを使っている僕は 余り差は感じませんでした。

下りで 急制動を架けてみたところ その後 走行中に 微かな音鳴りがし続けました。

これも最近流行のディスクでは 良くある症状らしいです。

ピストンを 押し戻してやると 鳴きは収まるらしいです。

 

さて総括するには あまりにも短い試乗時間でしたが

ロングライドで どうなのか・・・?

 

最初に持ちあげた感触は『重い❕』でしたが 走りだすとそれを感じさせないくらいのアシストが利いていて 普通に走れる。

ただし平地で速く走ることに期待はしてはいけない。 そこは自分の脚力次第。

 

登りにかかってもそんな感じが続くが ケイデンスを上げるとぐんぐん登っていく。 

多分上り下りのあるロングライドでは そこそこ楽は出来るでしょう。

ただし 登りでアシストを引き出すには ケイデンスを70以上で走るスキルは必要。

初心者には一寸しんどいかもしれません。

 

しかしこればっかりは実際に 5~6時間 100km以上走ってみないと なんとも言えませんね。

 

体調が大分回復した今 これが欲しいか・・・? と聞かれると 答えに詰まります。

やはり 長い間 ロードバイクで走ってきた自身の自尊心を 

アシスト車で走ることを納得させられるのか・・・? 

元気な間は無理・・・? かもしれませんかね・・・。

 

そんなに意識しなくとも 楽しくサイクリングが出来たらいいじゃないか・・・。

この値段でカーボンフレームで、さらにカーボンホィールに替えてやったら・・・。

いやどうせ買うなら 最初からカーボンフレームが良いな。

カーボンフレームは100万円超えのお値段。 

年食って 老いぼれたとはいえ・・・ 趣味はサイクリングだけとはいえ・・・

家族が理解してくれるでしょうか・・・? 僕は一寸躊躇します。

 

そこそこ小遣いに余裕があって 趣味に金をかけられる方が 

中年以降にロードバイクを始め サイクリングに嵌まったが 脚力はまだ無い。

そんな方が しんどいトレーニングするのはいやだが 

峠道のある ロングライドには行きたい・・・。

 

あるいは僕のような 脚力の落ちた老年サイクリストが 

ロングライドに行きたいが 今まで乗っていたバイクでは もうしんどくなってきた。

 

そんなシチュエーションで ケイデンスさえ高く保てるスキルがあればOKですが。

平地で 若い仲間と30~40km/h巡航できるかと聞かれると それはNOです。

アシストは24km/hまでしか利きませんから それ以上は自分の脚力次第です。

 

少しお値段は高くても モーターやバッテーリーをあまり感じさせない 

かっこいいルックスのアシスト自転車で、

AV20km/h以下でのんびりと 峠道のある ロングライドのサイクリングに行きたい。 

そんなシチュエーションが このバイクにはぴったりだと思いました。

 

そしてもう一つ Eバイクの価値は 登りにあると言うことです。

ロードより山バイクにこそ これはもってこいなんじゃないかと思いました。

走りのテクさえ そこそこあれば アシスト付きMTBで 

どんなシングルトラックも入っていけるかもしれません。

ただし担ぎは重くて無理❕

 

サイクルショップカンザキ吹田店の店員さんの印象は非常に親切で良かったです。

今回は お世話になりました。 ありがとうございました。