サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

◎チューブレスタイヤの交換

ロードレーサーが4台、古いMTBが1台、計5台の自転車が部屋にあるが クリンチャーはMTBの1台だけ。
古いクロモリロード3台は全てチューブラーホィール。GDRメテオスピードは普段履きがデュラのチューブレス、ヨソイキ?がデュラのチューブラー。
 
MTBはチョイ乗り以外ほとんど乗らないので チューブレスとチューブラーの使用率がほぼ100%。
そんなに走行距離は多くないが ここ3年間出先でパンクは1度もない。 
 
他の方のブログを読んでいて一日に何回もパンクをする方がいるが 走り方に少し問題がありそうな気がする。
クリンチャータイヤはチューブラーやチューブレスに比べれば パンク率が高いのは当然だが 走り方を注意することである程度パーセンテージを下げることは可能だと思う、あえてここでは書きませんが・・・・。
 
チューブレスもチューブラーも クリンチャーに比べて ホィールへの取り付けに手間が係り コストも高い。
敬遠されるのも無理はないが サイクリングが趣味で 自転車弄りが好きなボクにはこれも楽しみの一つ、ウチでは手間をかけて整備をし、サイクリング中のトラブルはできるだけ避けたい。
 
さて冬の間あまり使わなかったチューブレスホイールのタイヤのエアーの抜けが春にまた使い始めて さらにひどくなってきた。 またシーラントを足さないとあかんのかナァと タイヤサイドをよく見ると極細いヒビが1本、ほぼ全周に入っている、風呂の残り湯にホィールを入れて様子を見てみる、(家内にはナイショで)ぶくぶくとは出てこないがタイヤサイドに極小さなあわ粒が数箇所から少しずつ出ている。これはもうあきまへんわ。
1500キロ~2000キロごとに、ローテーションを二度、約2年使用で トレッドはまだ十分残っているが先に劣化が来たようだ。
タイヤはユッチンソンのインテンシブからフージュン3と二本目、インテンシブは耐久性が売りだったが走りが重かったのでアルテグラのホィールと共に売却、フージュン3は濡れた路面もオールラウンドにグリップがよく まぁまぁ気に入っていたがトレッドに傷が入りやすく どちらもエア抜けがひどかった。
ラテックス(天然ゴム)のチューブを使ったことがある方はご存知だと思うが朝、7、5気圧入れて夜には5気圧以下に減っている。 ユッチンソンのチューブレスは ほぼそれに近いエアの抜け具合だった。
おまけにユッチンソンのタイヤは シーラント液を入れるのが指定、尚且つ エア抜けがひどい。
 
次のタイヤは IRCにしようかな~と思っていた矢先、昨年マキシスから ラジアルカーカスのチューブレスが出たのでいろいろ調べた結果 次のチューブレスはこれに決めていた。
 
重量270Gとチューブレスでは軽め、 22Cと細め、マキシスのタイヤはエアの保持力が良いと評判、ラジアルカーカスで転がり抵抗が少なく さらにグリップ、乗り心地がよい、おまけに耐久性も良いらしい・・・・と結構尽くめ。
まぁ売り文句を信じるのは半分くらいが妥当かともおもったが ほかにこれといった選択肢もなかった。
 
先日、いつもの自転車屋さんに行くとチューブレスの在庫はユッチンソンの2種類のみで在庫が少ない。
理由を聞くとやはりチューブレスの人気は低く、ベテランはチューブラー、初心者はクリンチャーを勧めるのだという。 仕方なく取り寄せをお願いして 昨日の土曜 サイクリング中に「入りましたよ」と連絡を頂き 帰りにお店に立ち寄る。
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1本9,300円、結構な箱入り娘。
自転車のホィールとタイヤにはお金をかけても十分値打ちがあると 僕は思っている。
サイクリングから帰ると必ずタイヤの汚れだけは洗ってから部屋に入れる、タイヤのゴムは汚れたままだと劣化が早くなる、これでタイヤの持ちは必ず伸びる。
 チューブレスはパンク時が心配というがパンク時はクリンチャーと同じ、予備チューブを携帯して チューブを入れて膨らませれば完了。一度入れたタイヤは馴染んで2度目からは比較的容易にホィールに入るようになる。チューブレスに戻すのはウチに帰ってゆっくりやればよい。パンク修理剤を入れるのは 手っ取り早いかもしれないが出来るだけはやめたほうがいい, 変にタイヤ内部で固まると後の掃除が大変だ。
 
イメージ 2中身は説明書のほかにさらに小さな箱入りのタイヤレバーが2個。 タイヤをホィールに嵌めるさいはこのレバーでねって書いてある。               
 以前はタイヤレバーは繊細なビードを変形させるので使ってはいけなかった。
 
IRCとMAXXISでは専用のタイヤレバーが同梱されていて安心、ただしビード部分が繊細なのは同じなので 無理やりこじるようなレバーの使い方は厳禁だと思う。                                                       箱から出してイメージ 3重さを量ってみる、カタログでは重量
は270g +-0.5%とある、えっカタログ重量よりマイナスの製品なんてあるんですか?あまり聞いた事がないナァ。
1本は284gで+5%ギリギリセーフ、もう1本はなんと21gオーバーの291グラムで7%オーバー、さすが台湾製アメリカン。
期待はしていなかったが、ちょっとがっかり、当然後輪に少しでも軽いほうを使う。 
 箱から出して一晩伸ばして置いて日曜の朝から作業を始めた。 説明書ではホィールに嵌めるさいには石鹸水使用とはあるが、シーラントに関しての記述は全くなし。事前調査ではエアの保持力はかなりのものらしいので最初はシーラントは使わずに入れることにした。 
石鹸水は台所洗剤などの中性洗剤を使用したほうがいいですね、普通の石鹸は弱アルカリ性でタイヤにはあまり良くないでしょう。
ここでウチには中性洗剤がないのに気づく、ウチのカミサンは自然派で台所も洗濯も 中性洗剤は使わないのです。
駅のドラッグストアまで台所洗剤を買いに走る。
 
イメージ 4まずストーブの前でタイヤを良く暖める、新品のタイヤを入れるとき 冬場はこの一手間が大事。
タイヤはゴムで出来ている、ゴムは温めると柔らかくなる!
 
説明書には石鹸水をホィールと タイヤのビードにスプレイで拭くように書いてあるが 今までの経験で、 最初からタイヤ側に石鹸水を吹くと手が滑ってホィールに入れる作業がとってもし辛いので 最近は石鹸水はリムの内側だけに 少なめに塗ることにしている。
 要所要所で石鹸水を足していけば いいと思う。
 
 
イメージ 5最後のバルブ付近が入りづらいのは何処のチューブレスタイヤも同じ わざわざ専用タイヤレバーが着いているのだから 無理に手で入れようとせずに レバーを使って少しずつ丁寧に入れれば良い。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6最初に入れたフロントは 洗剤を足してみたりしたがどうしてもフロアポンプでは スカスカとエアが入らなかった。前にも経験したが製品の個体差でホイールのバルブ付近とビードのなじみが悪いと入らないように感じた。仕方がないのでCO2ボンベを使ったら一発でビードが上がった。
 
リヤはフロアポンプを押すとポンプに手ごたえが有り、ポンプの手返しを早くするとビードが簡単に上がった。
ユッチンソンのタイヤの時はパチンパチンとビードが上がる音がしたものだが MAXXISは全く音なし、 クリンチャータイヤのように静かにビードが上がったのはどうしてだろう?石鹸液が濃い目だったからかなぁ。ビードのゴムの材質がこちらのほうが柔らかいのかもしれない。
 
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トレッドはスリックで手で触った感じはつるっとしている。さてさて グリップや走行感はどんな感じだろう。
 
スプロケを取り付け自転車に入れてみてまず感じたのは 一目タイヤが細い! 今までのは インテンシブが25C、フュージュン3が23Cだったがいずれも表示より太く感じた。
22Cのこのタイヤは逆でリムの耳の厚みが隠れないほどタイヤが細く見える、ためしに指定空気圧の上限8、6気圧入れてノギスで何箇所か幅を計ってみると21,6~21,8ミリだった。
重さには少しがっかりしたが これでグリップが良いとなると ますます走ってみるのが楽しみになってきた。