サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

大阪リバーサイドポタ

3月12日土曜日、午後から行先も決めずに、ぶらっと自転車に乗る。

この日はのんびりと走るつもりで、壁からコルナゴエサメキシコを下ろしてタイヤにエアーを満たした。

朝は冷え込んだが午後は気温が上がった、ウインドブレイクタイツでは暑そうなのでレーパンにレッグウォーマー、上はジオラインの下着に冬ジャケという姿で出た。

家から猪名川堤防に出て、今日はハンドルを南へ向ける。
猪名川神崎川合流まで下り、とりあえず神崎川のサイクリングロードを淀川分岐へ遡る。
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時々日が蔭り、雲は多いが、今日一日はお天気の悪くなる心配はない。
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今日の自転車は、COLNAGO ESAMEXICO もう四半世紀前のロードレーサーのフレームだが、細めの最初期のジルコチューブと、25Cのチューブラータイヤ、トリプルクランクを組み合わせて、のんびり走るにちょうど良い。

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この日はきれいに植え込みや雑草が刈られていたCR。
JR新線(城東貨物線)の新しい複線化された神崎川鉄橋もほぼ完成したようだ。

フロントトリプルは42丁のセカンドギヤに入れっぱなしでのんびりと走り、1時間ほどで淀川の堤防に出る。
今日は上流に向かうのは辞めて、淀川沿いに中ノ島方面にでも行ってみることにした。
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豊里大橋を渡って淀川左岸(南岸)へ。
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淀川左岸の広い河川敷をひたすら走って大川の洗堰、毛馬の閘門に着く。
此処からは大川縁に移って、大川(旧淀川)左岸を桜ノ宮から中ノ島方面へと大阪リバーサイドを走る。

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旧毛馬の閘門史跡公園。子供の頃の思い出の場所、此処まで来て遊んだ記憶がいまだにボクの頭に残っている。

此処から大川左岸のCRを天満まで走る。
毛馬橋を潜ると両岸の河川敷は広くなり、桜ノ宮河岸公園になる。

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桜ノ宮のビーチバレー場の水上バス乗り場に珍しく止まっていた水陸両用バス。
まるで陸に上がった派手なカバのようだ。
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踏みつぶされてしまいそうな我が愛車。

都島橋、大阪環状線鉄橋、源八橋と橋下をくぐっていく。
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国道一号線、桜ノ宮橋(銀橋)の手前の対岸。
銀橋の袂は、造幣局と1号線をはさんで、旧桜ノ宮公会堂。かっての大阪の迎賓館。
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家内の母は今年91才になるが、昔この辺りに在った女学校を出たという。
そして何かの機会にはよくその昔話をしてくれる。

義母は大阪大正区生まれ、散髪屋の一人娘で、父親は女学校へ上がりたいと言う娘の我儘を許してくれたが、母親には散髪屋の娘が女学校など行かなくてもよいと大反対されたそうだ。
が、親しかった叔父が進学を勧めて、母親を説得してくれたのだそうだ。
そして父親が在学中に急逝してしまい、中退も覚悟をしていたら、その親戚の叔父が卒業までの学費を援助してくれたのだそうだ。
なんか朝ドラの筋書きに少し似て、最近よく思い出す。

数年前に開催された数十年ぶりの同窓会はこの近くの帝国ホテルであったそうな。
久しぶりに会った同窓生は流石に少人数になっていたが、中には有名商社の創立家の大奥様も居るんだそうだ。

話がそれてしまったが、桜ノ宮を過ぎなおも行くと天満の寝屋川合流点に着く。
此処からは、歩道橋の川崎橋を対岸に渡り、中ノ島まで公園が続く。
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川崎橋から大川下流 天満方面
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大川上流 桜ノ宮方面

此処から中之島に行くか大阪城に行くか迷ったが今日は久しぶりに大阪城を訪れてみることにした。
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川崎橋を左岸に戻って岸に上がると、天満橋から京都方面に向かって地上に上がって来た京阪電車をくぐる地下歩道がある。丁度上の大阪城の地図の左上隅あたり。

地下道の階段を上がると今度は寝屋川を渡る立派な歩道橋がある。

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歩行者がいなければ、緩いスロープは自転車に乗ったままでも上がれる。
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歩道橋に上がると自動車も走れそうな広さだが、いつ来ても意外とここを通っている人は少ない。
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大阪城も眼前に見え、ビジネスパークから生駒の山、意外とここは大阪ビューの穴場かな。

歩道橋のスロープを降りると、もう其処は大阪城の入口、京橋口から外堀を渡り、城内へ。
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京橋口
この辺りからは観光客が多くなる、そのほとんどが中国人なのか、すれ違うたびに耳に入る言葉が中国語。
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久しぶりの大阪城公園、なんと内堀には観光船まで浮いていた。

そして、その屋形船の屋根はキンキラ金の瓦屋根で、いかにも中国人好みに仕上げてあるなと感じたのは僕だけか?

普段あまり市内に出ないが、こういう観光地に来ると、大阪は今、本当に隣国の観光客でにぎわっているのだと実感する。










内堀を時計回りに、北側の極楽橋から内堀を渡り、天守広場に上がる。
環状線の駅方面から大量の観光客が歩いてくるのでここからは自転車を押して歩く。

そのほとんどがやはり中国人で、欧米や東南アジア系の方もわずかに居るが、中国語で溢れている。

自転車ウエア姿の僕に視線が集中するが、ひるまずにサングラス越しにこちらも観察する。(笑)

中国の男性は総じて刈り上げ短髪姿の頭が多いので、すぐにそれと判る。
女性はサングラスをしているので一見それと判りにくいが、やたら賑やかなので、やはりすぐに中国人と判る。

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天守閣広場、この画像の感じより実際はもっと人で溢れていた。
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北側、箕面の山を望む。

出店の呼び声や、『人』が多くて落ち着かないので、画像を撮ったら、ろくに休憩もせず、桜門から玉造門を出て、満開、満員の梅林も横目でチラッと見ただけで、外堀に出た。

外堀を時計回りにぐるっと回って、馬場町側で少し休憩。
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外堀と生駒山、4時を過ぎたのでボチボチ帰り道に就く。

中ノ島から市内を走って、北に帰るか少し迷ったが、やはり走りやすい川べりを走って帰ることにした。
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毛馬の淀川本流洗堰。
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神崎川で最後の休憩、もう雪柳が咲き始めた、桜の咲くのも近いな。
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神崎川から高川、服部緑地経由で、6時前に帰宅。

走行距離 60㎞、走行時間 3:15

今日のルートはこちらを参考にしてください。

今日は朝は冷え込んだが、夕方までは風の冷たさもあまり感じず、春の気配が濃くなってきたのを実感した。

日が長くなって午後からでも遠出できるようになったし、ボチボチ自転車で走る機会をもっと増やさんといかんなぁ・・・。

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