サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

◎チューブラータイヤの張替え

風邪がなかなか善くならないので 春なのに走りに行くことが出来ない春分の日、チューブラータイヤの張替えをしました。 手組みのホィールと シマノのカーボンホィールの2セット。2010年にリムセメントで貼ってから2年以上たっているので もうそろそろ限界です。
手組ホィールはAMBROSIOのネムシスというリム、COLNAGO MASTER OLYMPIC用にショップで組んでもらったホィールで 毎年春に行われるパリ~ルーべという石畳を走るクラシックレースで使われた頑丈なアルミリムです。
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タイヤはCHALLNGEのチューブラー、いいタイヤですが内部が天然ラテックスゴムなので高気圧を入れても乗り心地が良い代わりに1週間もするとぺちゃんこにエアが抜けます。あまり走っていないのでトレッドはほとんど減っていないので今回は張替えのみでタイヤはこのまま使用します。
エアを抜いて バルブの反対側のビードを指で捲ってみると簡単に捲れる、まだ接着剤は糸をひくが粘着はかなり弱くなっている。
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そのまま指で道具を使わずに全部捲れてしまった。
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初めて自分で貼ったタイヤなのでリムセメントの塗り方が薄かったのかも知れない。
前後ともあっけなく簡単に捲れました。イメージ 5
 
もう一つはシマノの デュラ7900、C-35というチューブラーホィール、とっても軽いリムなので山や長距離を走る際はとても楽なホィール。こちらにはコンチのCOMPETITIONを貼って有ります。このタイヤはサイズが26インチかと思うくらい小さく、非常に嵌めにくいタイヤなので購入時にお店で貼ってもらいましたが 見ていてメカさんも苦労するくらい大変なタイヤでした。このタイヤも値段はけっこうしますがブチルチューブが入っているのでエア抜けはあまりしません。
こちらも貼ってから2年以上経過しているので、もうポィールに馴染んで伸びていて今回はそう苦労しないで貼れました。トレッドは6分~7分山 前後入れ替えて張り替えます。
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こちらはプロが貼ったタイヤ、雨中走行も一度ありましたが まだ結構粘着力があります。捲るとバリバリと音がする感じ。
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スポーク穴のところから竹べらを差し込んでじわじわと丁寧に捲っていきます。
アルミホィールのときはドライバーを差し込んで捲るのが楽でいいです、パンクしたり、もう使えないくらい傷んだタイヤの場合はナイフでカットしてバリバリと引っ張って剥せばいいですが、カーボンホィールの場合は無理にはがすとカーボン繊維が一緒にはがれることがあるので注意がいります。チューブラータイヤのフンドシ部分もはがれやすいのでタイヤを再度使う際は丁寧に捲ってやらないといけません。
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捲れました。
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接着剤は PANARACERのリムセメント缶入り、今回はリムとタイヤ側にも塗ります、タイヤにも塗ると接着力が強くなる代わりに 貼った後のセンターが出しにくくなります。 シクロクロス用のチューブラータイヤを貼るときはリム側は3回くらいセメントを塗り重ねるそうです。雨の日に走らない前提ならばセメントを使わずにリムテープで貼ったほうがうんと貼りやすいと思います。一度セメントで張ったリムにテープで貼る際はセメントを除去しないといけないので今回は再度セメントを使いました。
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セメント塗りはシンナー系なので室外で塗り少し乾かしてからタイヤを嵌めます。
タイヤを入れるのは両手でエイやっと一気に入れないと駄目なのと素早くセンター出しをするので画像は撮れませんでした、まぁいろんなサイトやブログで紹介されてるのでここではあえて紹介しません。
後は10気圧ほどエアを入れて2昼夜ほど置いておくと接着強度が出て使用できます。
僕の少ない経験ですが いいタイヤ(値段の高い)は造りがよいので 高圧を入れると自然とセンターが出ます、安物のタイヤやフンドシ部の縫い目のゴツイのはセンターが出しにくいですが まぁしかしそう神経質にならなくともいいと思います。
いいチューブラータイヤは、軽く 乗り心地もよく パンク時も一気にエアが抜けないので安全です。
貼るのは慣れが必要ですが初めてのクリンチャーのタイヤ交換と同じで慣れればそう難しいとは思いません。
予備タイヤがクリンチャーのチューブよりは嵩張りますが ボクはまだパンクの経験はありません。
コスパは高くつくので 通勤自転車やレースをされる方のトレーニング用には向きませんが ボクは自転車は趣味の乗り物なのでこれくらいの贅沢はしても善いんじゃないかと思っています。
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