サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

★膝のイタミと自転車!

イメージ 1
 
わがヒザは不思議なヒザだ。 
 
 朝目覚めて、寝ぼけ、ふらつきながら布団から抜け出シ、二階の寝室から階段下の一階のトイレへ。 大体そのときに、その日のヒザの調子が決まる。 
 二階の階段手前で廊下を左折するのだが、その瞬間に、左ヒザにキリっとしたイタミが走る朝がある。 そんな日は一日傷みがあり、ヒザをダマシだまし、仕事をし、歩く羽目になる。
 幸い朝の通勤は職人仕事なので車で現場へ、朝から歩くことは無い。 ただ愛車の軽トラはマニュアルミッションなので、渋滞に出くわすと重いクラッチで、とたんにその日のヒザの不調を思い出すことになる。
 
 四年前に自転車に乗り始めたのは、30年来なんとか生きてきたディスプレイ業界が、年々の不景気で仕事が減り、休みの日が多くなってきて。 遊んでばかりいると体が鈍って、年齢も高いことから 繁忙期に現場で動きが鈍くなる。 そんな感じで高齢の職人は仕事が来なくなり、去っていく人たちを多く見てきた。 何か休みの日に出来る趣味と体力維持に運動をしなければと、思っていた。ウォーキングは同じ風景で退屈で駄目! ランニングはヒザに負担があるので駄目。ハイキングは昔取った杵塚だが、そもそもひざを痛めた原因が十代後半から二十代後半までやっていた先鋭的な登山で、登りは何とかなるが急な長い下りになるとイタミがくる。 そんな折に、長男が 「自転車で走るのは、回転運動なのでひざの負担が少なく、ランニングなどよりずっとヒザには楽な運動らしいよ」 って言ったことから。
 
 単純なチチはそれから3年半、息子に騙され?、自転車に乗り続けてきた。 確かに不思議だがひざに違和感がある日も自転車で走り出してしまえば 何とか100キロ近くも走れてしまうのである。 自転車を降り、歩いたとたんにヒザにイタミがキリってくることもある。 若いとき、ひざを痛めた頃は水が溜まったりして整形外科に通ったこともあったが、今はヒザで整形に行くことは無い。どうせ治りっこないのは判っているし 整形外科は最後は「手術しましょう」なので。
 今まで腰痛や膝痛で手術した人の話をたくさん聞いたが、完治したって言う方はほとんど無い。 結局こういうのは廻りの筋力を鍛えることで間接や骨の弱い部分を補強して イタミを減少させるのが一番だと思う。 
 
 最近では職業病だった腰の痛みもほとんど出なくなった。「今日は腰に傷みがあったが自転車で走ったら納まった。」ナンてことも珍しくは無い。身長175センチ、72kg。体重は少しだけ減ったが、腹の廻りはかなり絞まったし。
 
 二年前、自転車で走り出し、1年位した頃のこと。 
今は思い出すと恥ずかしくなり、笑ってしまうのだが。 右脇にしこりのような感じの痛みが続いた。 行き着けの町医者で 「男性の乳癌と言うこともありますので精密検査を受けて見ますか?」と言われ、そう言われると心配性のボクは 「お願いします。」 と言うしかなかった。
 やっと一月半後に、中津の済世会病院の予約が取れ、MRI 検査。 この検査は地獄の初体験でした。 地下の一室に大きなタイムマシーンのような機械があり。 人一人やっと入れるくらいの窮屈な狭い機械の中に押し込められ、全く動けない上に大きな電子音が鳴り響き。30分経過、もう限界!って叫びそうになったところでやっと終了。 僕の前の順番の女性の方は 吐きそうになって、抱きかかえられてぐったりして機械から出てこられましたが、自分ももう少し長かったらそうなってたでしょうね。
 
 二日後、検査結果は幸い、「全く異常なし。」 なんとロードバイクの慣れないドロップハンドルの、あのポジションで  『脇の下の筋肉痛』 だろうと言うことになりました。 笑ってごまかしましたが先生の前では、かなり恥ずかしい思いをしました。
 
 まぁ、たまに雨の日にスリップダウンしたり、いろいろありますが、今年還暦を迎えても、ロードバイクでの走りが、少しづつですが順調に力がついているのが実感できます。若い方なら、ガッツりトレーニングすればこれくらいは半年で走れるようになるんでしょうが。 週1~2回のトレーニングを兼ねたサイクリングで無理をしないようにこれからも走り続けて生きたいと思います。
 
イメージ 2