サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

● 居正月

 年末に狭い庭を片付けていて。うかつにも植木鉢を踏んづけて尻餅をついた拍子に左の腰をひねってしまい、ぎっくり腰。 ここは30代の頃に一度やってからの古傷で、再度やってしまうと、暫らくは痛みが和らぐまで安静にしているしかない。したがってこの年末、新年は自転車で何処にも出かけられずに居正月となった。
 
 元日には長男一家が帰省、 正月の二日には痛みがかなり和らぎ、朝食後に孫と近くの公園に散歩に行く。
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 散歩のあと、ひ孫に会わせたいので認知症の母を近くの特養に迎えに行く。 母は車椅子生活で、ホームでは、ほぼ生活は自立できているのだが、古い和風の造りの我が家では車椅子が使えず、一時間おきにトイレに連れて行くのにも大変だ。 やっと四代揃ったお正月が迎えられた。腰痛で今年は次男に母の世話を頼むが 介護の要領になれない次男は母を立たすのにも一苦労している。 今年の正月は家内の母も腰痛が出てウチに来るのは取りやめ。少し寂しいお正月になってしまった。
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 人見知りの強いこの子も2歳になり、何度目かの帰省でやっと爺さん婆さんにも慣れて来た様で、午前中はボクと二人きりで散歩に出かけられるようになって喜んだのもつかの間。 午後、嫁の実家の神戸に移動する長男一家を見送る際に、別れを惜しんで孫を抱いた拍子にまた腰に酷い痛みが来た。思えば昨年11月に還暦記念の小旅行を同道したときより2kgも増えて今は体重が10kになったと言う。 
 
 夕食後、環境が変わって 少し頭が混乱しはじめてきた母を、何とかなだめすかして 次男に手伝ってもらい特養に連れて帰る。 母を自室でパジャマに着替えさせ、ベッドに寝かしつけてから帰宅。
 
 孫が育つと言うことは自分が老いるということの裏返し。
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 三日は朝から、なにもせずに一日炬燵で過ごす。 午後には少し痛みが和らぎ、少しは歩けそうなので夕方、腹ごなしに地元の原田神社に初詣を兼ねて散歩にでかける。 参詣後、おみくじを引くとお正月にもかかわらず末吉。これは今年は用心せよとの啓示に他ならないなと自分を戒める。 1時間ほどのウォーキングで身体が温まり腰が少し楽になるが、夜にはまた痛みが出て鎮痛剤を飲む。
 
 腰痛は安静と、鎮痛と、適度の運動、これの繰り返しが大事。 しかし自転車にはまったく乗れないし、中腰にならねばならない自転車弄りも 痛みが出るので全く出来ない正月になってしまった。