サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

この一週間

先週の週末に、家内の母が再び転倒、骨折、入院、手術。
この一週間は家内とともに、我が家と、仕事と、実家と、病院を往復する毎日で、なんだか心身ともに疲れた。
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三年前の地震の揺れで玄関先で転倒骨折してから三年。今回も手術そのものはうまくいったのだが、全身麻酔の後の意識回復が少しおかしく、幻覚症状が出た。これはボクの母の手術の時のボケ悪化の再来かと非常に心配したのだが、その後、ようやく心身ともに元気に回復しつつあり一安心しているところだ。全身麻酔の脳への負担はこの年齢には負担が非常に大きいように感じる。
 
家内の実家は暫くの間、義父が一人になるのでこれがまた心配、家内がしばらくウチに来ないかと言っても、頑固で遠慮しいの義父は絶対に首を縦にはふらない。
 
90歳という年齢は今日いくら元気であって、明日はどうなるかわからない年齢だ。
 
私の母は97歳で両足大たい骨の骨折。車椅子の生活だが自分でトイレもいけるくらい元気。薬も整腸剤くらいしか服用していない。しかし六年前の骨折後の入院で認知症が進み。今はうちの近くの特養に居るのだが、会話していても私が息子だか自分の兄弟だかわからなかったりする。もう家の話をしても自分が十五歳まで暮らした子供のころの田舎の家の風景の記憶しかない。認知症になると近々の記憶から次第になくなっていくのである。
 
母のように体が元気でも頭がボケてしまうと、こんな可哀想なことはない。
 
義母のように頭が元気でも、足腰が弱ると これもまた気の毒で可哀想なこと。
 
今年61歳のボクはすでに老化の入口に立っている。ボクはそんな親たちを見ていて 『もうボクも十分生きたなぁ。十年後か二十年後か、頭か体か、どちらかがイカれたら、もう死んだほうがましかもしれんな~・・・』と時々は思ってしまうのである。 
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最後は自転車の話題に戻そう。
この1週間のあいだに自転車界ではシマノから電動XTRコンポの発表があった。
そしてこれはワンフィンガーシフトという、どうも電動デュラよりも、もっとエポックメイキングな MTBの世界を革新するメカのようだ。
 
そして今日はもう一つのがっかりする新メカの記事を目にする。
CAMPAGNOLOの新しいロードコンポのクランクの画像を見て何だこりゃ~である。シマノのマネしで右へ習えの4アームクランクの、その姿のなんとダサいこと! 
これはたぶん、日本のカンパファンには、うっへ~と泣きたくなるデザインではなかろうか。
  
思えばそのCAMPAGNOLOも昨年八〇歳を迎えたんだなぁ・・・・・。