サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

●梅雨さなかの北摂ラン

身の回りが落ち着かなくて、さらにいつの間にか例年より早い梅雨入り。
自転車に乗れない日々でしたが、この日曜日は久しぶりに、気圧とモチベーションが上がり、朝9時から自転車に跨る。
 
とりあえず猪名川から池田~箕面へ。最近また膝の調子が悪いので池田のビリケンさんに立ち寄って、ビリケンさんのあんよをスリスリして願掛け。
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日曜の箕面ドライブウェイを登る。
朝練帰りの下って来るローディーは多いが 高山まで僕を追い越していくローディーは今日はいなかった。
 
土日は7時から8時の早い時間帯だと集団で競って登る人たちがいるのがイヤで、早い時間帯にはボクはここに来ない。9時を過ぎてからくらいがマイペースで登るにはちょうどよい。
 
ボクはレースに出ることには興味がないので。自転車は一人で風景を見ながら、勝手気ままにのんびり走るのが良い。
 
レーニングとは言え、人の自転車のケツにしがみついて一日走るなど、今のボクにはとてもできない。 
 
若いころ、社会人山岳会の合宿で3~40kgのザックを担いで山を駆け抜けた。新人の頃は景色を見る余裕など全くなく、ただ辛くてしんどいだけの山行だった。しかし2、3年も続けていると体力が付き、景色を見る余裕も付いてきた。
 
たぶん自転車も若いレース指向の方たちや、ベテランのサイクリストたちにはそんな世界なのだろう。
 
今日は箕面山荘まで8分、ここですこし頑張りすぎたか?後はしんどくてペースが全く上がらず、高山は35分少しでいつもと変わらず。
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今日は調子が良ければ妙見でも登るか、亀岡あたりまで…と思っていた。
ビリケンさんへの願掛けも空しく、どうも僕の膝はここで売り切れてしまったようで、金石橋から妙見を登りだすと次第に膝の周りに痛みが出始めた。
 
これは今日は妙見までは無理と引き返し、R423摂丹街道をちんたら北に向かう。
亀岡市の県境表示まではだらだらと緩い登りが続く。
この道は県境を越えると少し下りになりペースがどんどん上がるのだが、見た目はすこし登りに見えるので、いつ通っても不思議な感覚の道だ。
 
膝の調子が悪いので亀岡市街には下らず西別院から犬甘野に左折しエスケープ。
農産センターの蕎麦の誘惑に立ち止まりそうになるが、最近、また胸焼けがひどいので走行中の食事は我慢。
 
堀越峠を膝をだましだましなんとか越えて、倉垣橋から地黄へ左折。もう今日は野間のケヤキに立ち寄って帰ることにする。
 
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地黄の城跡をチェックして、公会堂前で定点撮影。いつ見ても黒壁と洋風の白い窓が素敵やね。
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ケヤキは今日もミミズク目当てのカメラマンとドライブ客で賑わっている。
 
今年も緑葉豊かで、元気なケヤキを見つめながら、資料館前の日蔭のベンチで補給色を少し食べ、コーラを飲む。管理人のおじさんのお話では 今年はカキツバタの咲き具合がおかしいと言う。
 
ぼぉ~っとケヤキを眺めていると、日蔭のベンチを心地良い風がそよそよと吹き抜け、寝不足頭がウトウトしだす。ボクには珍しく小一時間ほど午睡してしまった。
 
午後のベンチはやがてだんだんと日蔭が小さくなり、蒸し暑さが増し、重い腰を上げる。
 
帰りは大槌峠を越え、一庫ダムには行かず、久しぶりに妙見口駅からR477を帰り道に選んでみたが、今日のボクの膝には途中の登りが少しきつかった。
 
3時間、70km。