サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

丹波篠山 完熟黒枝豆

2014年11月4日。川西能勢の協立病院まで、マイカーで退院後の初回検診に出かけました。
 
午後1時の予約診療で、12時半に病院到着、受付を済ませると直ぐにレントゲン撮影。その後、診察室前で待つ。 午後1時、ほぼちょうどに名前を呼ばれて診察。
 
レントゲンで見る限り鎖骨の固定手術部位の異変は無く、肋骨の骨折部位も特に変化はなし。
 
ボクの折れた肋骨は3本共上下にずれた状態なのですが。肋骨の折れた部分が正常につながると、そこがコブ状に太くなり、レントゲンに映るそうです。
 
そうなると健康診断の胸部撮影で腫瘍のように影が映り、指摘されることがあるので、その時は肋骨を骨折したことを告げてくださいと言われました。
 
まだまだそうなるのは3ケ月以上はかかるので、それまではくれぐれも、頑張りすぎないようにと注意がありました。
ひと月後の予約診療の日を決め、病院を出ます。
 
今日はこの後、事故時にお世話になった猪名川町の北田原のコンビニにお礼を言いに立ち寄りました。
 
都合良く、お店に居られるのを電話で確かめ、経営者ご夫婦にお礼のご挨拶。
 
奥さんには、『今日は別人のように見違えるくらいに笑顔で、お元気になられて。あの時はホントに痛かったんでしょうね』と言われました。
 
『あの時は仕事中なのに救急車に乗るまでずっと傍に付いていただいて、あなたが天使に見えましたよ。』とぼくが言うと。あっけらかんと大笑いされて、御礼に差し上げたランの鉢植えにも、すごく喜んでいただきました。
 
『元気に自転車に乗れるようになったらまた立ち寄ってくださいね』と言われ。
 
『来年の春くらいには何とか自転車で来れますかねぇ?』とお答えし、お店を辞する。
 
道の駅猪名川に立ち寄り、好物の栗アンパンを買って遅い昼食を摂る。
 
時計は午後3時、今日はせっかくここまで来たので、12号線を北上して、篠山市に入り後川(しつかわ)あたりで黒枝豆を買おうと思い、脚を伸ばす。
まだ枝豆を売っていると良いのだが・・・・・。
 
杉生を越えて、西峠は帰りに越すことにし。右に分かれた泉郷峠から篭坊温泉まわりで渓谷の紅葉を楽しむことにする。
 
久しぶりの泉郷峠も車で登れば、楽ちんこの上もない。
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もはや冬枯れの様相の泉郷峠。
 
峠を下ると篭坊温泉のゲートが迎える。
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篭坊温泉は紅葉が真っ盛り。イメージ 3
 
いつ来てもひっそりとした篭坊温泉。その午後3時は人っ子一人も見かけない。
 
薬師堂
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薬師堂の銀杏
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ちょうど見ごろの篭坊温泉の紅葉を楽しみ、鉱泉の湧き水をペットボトルに汲む。
 
篭坊から小柿川渓谷沿いに篠山市の後川(しつかわ)に出る。
 
毎年枝豆を買う、後川小学校前の木工所の臨時枝豆販売所は、連休明けで『黒枝豆販売』の幟のみがはためき、店は閉まっていた。
 
後川の四つ辻の食堂の前で、家族で枝豆を枝から外しているのを発見。車を止めて、『すみません、枝付きでいいので豆を分けてください』と言うと、ご主人がすまなさそうに言った。
『もう枝豆のシーズンの終わりで、これは予約分を用意しているところで、もうここで売る分は無いんです』と言うのでおどろいた。
 
ここまで来たら、諦めるわけにもいかず。仕方がないので、城東トンネルからもう一つ峠を越えて、篠山盆地の国道372号、デカンショ街道沿いの販売所まで足を延ばす。
四時過ぎ、デカンショ街道に出て少し西進すると、この時期何時もお店が出ている小野新の道路沿いの黒枝豆販売所でやっと枝付き豆を手に入れた。
 
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数人の客を前にして、店のオヤジが言うには。
「もうシーズン終盤の『完熟黒枝豆』で、”見てくれ” は悪いが、大粒で柔らかくて、味は最高に良いのだ」そうな。
 
千円の束を一つ購入、意気揚々と帰路に就く。
 
このあたりの道路沿いの黒豆畑には、枯れ色をした豆が、まだまだたくさん植わっている。あとは枯れるに任して、お正月用の『丹波篠山黒豆』として収穫するのだろう。
 
篠山からの帰り道も道は空いていて、自転車なら三~四時間はかかるところだが、ガソリンを使えば、一時間少しで帰宅。
 
イカーの運転は、ほぼ右手だけでハンドル操作はできるのだが、帰りは車の揺れで鎖骨と背中に少し痛みが出てきた。
 
帰宅後、早速、今夜頂く分だけ豆を枝から外す。
 
枝豆は買った日に食べないのなら、枝付きの物を買うべし。
枝の中の水分が豆が乾いてしまうのを遅らせるのだそうな
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三分の一ほどもいで、何時も自転車で一袋買うくらいの豆が取れた。これで千円はやはり安い。
 
もいだ枝豆を、塩水でもみ洗いしていると、ちょうど家内が帰宅したので、湯がいてもらう。
 
今日はハイボールの晩酌で枝豆を食す。
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豆がやわらかいので。潰さないように、さやから丁寧に外して。一粒、一粒、口に入れて味わう。
 
黒枝豆の黒さは、さやと薄皮の部分の黒さ。豆その物はきれいな緑色だ。
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今夜は『丹波篠山、完熟黒枝豆』を堪能した。
 
もうシーズンは終わりかけなので街道沿いの黒枝豆の販売も、ボチボチ次の週末くらいが最後かもしれないな。