サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

◎鎖骨骨折からひと月

ストレートハンドルの街乗り自転車NISHIKIを
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アップハンドルに換えた。
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左手に負荷がかからないように
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骨折後、一月が経った。
二週間弱の入院生活があったので、ここまでは結構速かったなと感じている。
 
傷跡
二の腕から首の付け根までの青あざも、腕の部分を少し残し、ほとんど消えた。
メスの切痕も鎖骨に沿って、10センチくらいの細い線状に残っているが、思ったよりきれいな傷痕に驚いている。
先生によると糸もホチキスも使わないで傷口を閉じているので、昔の手術の縫い痕のような地図の電鉄線の印のような傷跡は無い。
手術後、抜糸のようなことは一切も無かったし、2週間ほどゴアテックスのような機能を持つ透明フイルムで傷口を覆っただけでシャワーも浴びれた。どうして傷口を閉じたんでしょうね?次の定期検診で聞いてみようかな。
 
肋骨。
痛みは少なくなったものの、うつむいた姿勢を続けたり、固い床に上向きに寝たり、硬い背もたれの椅子に座っていると、背中側の骨折部位が痛くなってくる。
それと左胸の脇辺りにも痛みがあり、このあたりにも軽い骨折があるのかもしれない。
就寝時は布団の上に低反発のマットレスを重ねているのでほとんど痛みを感じないで朝まで寝ていられる。 二、三日前の朝方、いつの間にか、左胸を下にして寝ているのに気が付き自分でも驚いた。まだ、無意識でないと怖くて左側を下にしては眠れない。
 
鎖骨。
骨折部位の痛みはかなり和らいだが、その代わりに、肩や、周りの靭帯が転倒時の打撲で傷んでいるのか、痛みを感じる。
リハビリの運動後や、軽作業に集中していた後に肩に痛みが出る。それと骨折部が10センチくらいの長さの金属板(純チタンのプレート)で骨にネジで止められているので、服の袖を通すような際に、ものすごい違和感を感じることがある。
 
鎮痛剤も3週目からはほとんど飲まないようにしている、と言うか飲まなくても我慢できる程度の痛みしかないということなんでしょう。
不思議にも痛みと言うものは、頭が次第に慣れてくるものなんですね。
 
退院後、鎖骨骨折の治療法について検索してみたのだが
 
主に3種類の方法があるようだ。
 
①若い方で単純骨折(骨折部位が一か所)の場合は鎖骨を元の位置に戻る姿勢で、胸から上部をギブスで1~2か月固定することで治癒し、手術はいらないらしい。
ただし2か月間固定した後からのリハビリには多少時間がかかるかもしれない。
  
2ヶ所以上が折れ、骨を正常な位置に固定するのが難しい場合。金属による固定手術になるが、その方法には2種類あるようだ。
 
②鋼線(固い針金状の金属)を折れた骨に通してつなぐ方法。この方法は治癒後、金属を抜く際に皮膚から一部露出したままの鋼線を引き抜くことで簡単に除去できるのが特徴。
 
③板状のネジ穴がたくさん開いた金属板で折れた骨を補強しながら、ネジで固定する。骨折部位が繋がった後、金属版を除去する再手術が必要。
 
①の場合手術は必要ないが、1~3か月の間、ギブスやコルセットで肩と腕を固定する必要がある。
 
②の場合も程度によるようだがギブスやコルセットで骨折した肩と腕を固定する必要があるようだ。
 
ボクの場合は③の手術を受けたのだが。金属板でしっかり骨が固定できた事もあって、手術後はランドセルの肩ベルトのようなコルセットも不要だった。(ただコルセットを付けたほうが傷みが楽なら使ってもよいと言われた。これは肋骨も同じでコルセットはしてもしなくてもよいと言われた。)今現在はPCの前にいるようなときは姿勢が悪くなるのでコルセットを付けるようにしている。
直ぐにリハビリで腕を動かし始めたので退院後一週間で、入浴時、頭を左腕で洗えるほどになった。
 
骨折をして一月、時々それを知った人に『ギブスもしないで、そんなに動いて大丈夫?』と驚かれる。
自分でも入院時は2~3か月はギブスで鎖骨と左腕を固定されて、大変な生活になるんだろうと覚悟していただけに、退院後は直ぐに普通に日常生活が送れるようになれたのはありがたかった。
 
退院後、もう一つ気を付けていたのが体重増加。幸いにも腹八分を心掛けているので71kg台を維持できている。怪我をする前より2キロ弱ほど軽い。
 
そして、今日から運動不足解消に、一、二時間程度のウォーキングを始めた。まだ左腕を振って歩くと違和感があり、少し痛みがある。左腕をポケットに入れて歩くとちょうど具合が良い。つまずいてこけたら意味ないですけどね。
 
さてハンドルを交換した自転車に乗れる日はいつになるでしょうか?