サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

CX世界戦、機材ドーピングについて思う事

今日の朝刊を見て驚いたのは、イラスト入りで今回の事が取り上げられていたこと。
それもスポーツ欄ではなく、社会面で!

仕事から18時に家に帰ってPCを開くと、この我超マイナーブログにも100以上のアクセスがあったのを知りさらに驚いた。

ネット上ではなんとすでに市販されているという、オーストリアのGRUBER Antrieb社の製品まで紹介されている。
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こんなものがすでに売られているんですね、知りませんでした。

構造的には誰でも思いつきそうな構造のイラストです。
小型のパワーのある筒形モーターと、それを1時間動かせるバッテリーさえあれば、機械屋さんが作るのもそう難しくはないでしょう。

SHIMANOのホローテックのクランクシャフトの中央部を加工してギヤを入れ、シートチューブの下部にダイレクトドライブのモーター。シートポストにバッテリーというレイアウト。

たぶん配線も電動変速機並みの配線キットが付属してるんでしょうね。
これなら、自転車屋さんのメカニックであれば、いやこの僕でも頑張れば自分の自転車に取り付けられそうに感じます。

発覚した女子選手は、U23のヨーロッパ&ベルギーナショナルチャンピオンだと言う。
一応自分の関与は否定はしているようだが、試合中にマシントラブルでピットまで担ぎ、そのままリタイアし、その様子がおかしかったので発覚したらしい。

ボクは自分自身はレース志向のサイクリストではないが、選手が普段使っていない、自分のではない自転車で試合に出ることは考えられない。

たとえ同じメーカの同じ自転車でも、ポジションのセッティングは一人ひとり異なるのが常識。このくらいのレベルの選手が自分のではない自転車に乗れば違和感を感じすぐに気が付くのが当たり前。自分の使った自転車を知らない自転車などという言い逃れは通用しないのでは。
選手が気が付かない程だったと言うなら、チーム内の誰かが関わっていたのは間違いない。たぶんそれも一人だけでやったことではないだろう。
万が一、選手自身が気付かなかったとしても、選手である以上その責任の一端は免れないだろう。

裁定が下れば、6か月の出場停止と200万円~2000万円の罰金という規定らしい。
将来を有望視されていた選手だけにいろんな疑惑が推測される。
UCIも、今後の事もあり、かなり厳しい調査と裁定を下すだろう。

こんな機材ドーピング用と直感するような、悪意のある製品は創るべきではないし、市販するべきではないと思うのだが、規制する法律が無ければやりたい放題。

自由な社会というのも厄介なもんですな。



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