サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

梅の香も 未だ微かな 北帰行

2月14日、日曜日。

最近は寒さのぶり返しで、自転車に乗ると、肩や背中の骨折したところが冷えて痛みが出る。
そんな事もあって、しばらくサイクリングを怠けていたが、正月からの体重増加が全く戻らないので、何時までも休みの日に、家の中にこもってばかりいるわけにもいかない。

我が家は伊丹空港の南端から東へ1キロの台地にある。
冬の北西風の強い朝は、2階の寝室に寝ていると、7時前から、朝のラッシュ時に離陸する飛行機がエンジンを一杯に吹かす、ゴォーっという音が、北西風に乗って聞こえてくる。

あぁ今日も西風が強いんだなと思いながら寝床から抜け出す。

新聞を取りに玄関を出ると、昨日からの春一番の嵐も雨はほぼ上がり、雲間から青空が見えている。
なま暖かい西風は以前強いが青空の下、雨上がりの道が光っている。

季節はずれの暖かさに意を決して、昼前から久しぶりの北摂里山に向かって家を出た。
猪名川堤防は道は乾いているが、強い西風にふきっ晒しで、自転車で真っ直ぐ走るのが難しいほど。
少し走ると汗ばんで、長袖の下着やウィンドブレーカも脱ぎ、長袖の春用の上下ウェアだけでも暑いくらい。
池田、呉服橋の袂で、向かい風から東へ逃げたくなるのをぐっと我慢して、久しぶりの北摂里山へ前輪を向けた。

池田を過ぎると谷筋に入り、西風からは守ってくれるが、やはり向かい風で速度が上がらずしんどい北帰行。
猪名川町まで来て、紫合堂田(ゆうだどうでん)のパン屋さんで昼食を調達し、何時もの阿古谷経由で道の駅猪名川へ。
パンが潰れるのが嫌で、ハンドルにぶら下げて、走り出すと阿古谷への分岐の手前の農家の庭先の畑の梅が咲いていた。
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ここまでの途中、猪名川沿いの谷道は案の定、所々水浸しで、サドルバックの下に付けた小さなドロヨケが尻が濡れるのを守ってくれた。

冬空の阿古谷を越えて、道の駅で休憩、好物の金時芋入り胡麻パンを一つ食す。
今日はここから三田の高原に上がり、波豆川の八坂神社へでもと思っていたが、西から北の空は真っ黒な重そうな雲に覆われてきている。

今にも雨が落ちてきそうな空に、波豆川方面はあきらめて、とりあえず歴史街道を通って、ふるさと館の梅だけでもチェックしようかと走り出した。
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歴史街道の小さな梅の木は3分咲き。
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歴史街道沿いのモクレンや農家の庭木の芽が膨らんで可愛い。
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しかし、北の空はいよいよ重く黒い厚い雲に覆われてきた。
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歴史街道を楊津から県道に戻り、緩い坂道を登り切ったところがふるさと館。

此処の梅も、まだまだ蕾が多く、二分から三分咲きといったところかな。
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河原沿いの広場の梅並木も・・・。

梅の香も いまだかすかな 北帰行

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ぽつぽつと雨が落ちてくる。
トイレ前の屋根下のベンチに自転車を止めて最後の休憩。
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残してあったドウナッツと缶コーヒで腹を仕上げて。

ウインドブレーカを着て、ポツポツ雨の落ちる中を、追い風に助けられ、一気に池田まで突っ走って帰った。
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昨年末からの渇水期の工事で、元どうりの姿を現した池田呉服橋下流の渡り石も、
昨夜の大雨でまた土砂に埋もれてしまいそう。
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空港北端の箕面川。ここまで戻ればもう雨の心配も無さそう。
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今日は消費カロリーを計ってみようと、久しぶりに心拍センサーを付けてみた。
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走行時間2:20、距離53,56km、AV22,8㎞、消費カロリーは1026kcalと出た。
運動中の心拍は相変わらず高め、齢を食うと、この数字は見たくない。
パンを2個喰ったのであまり体重減は望めないか?
夜風呂上がりの体重は75kgは切っていた、ちょっとだけ嬉しくなったがまだまだ!


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