サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

久しぶりに北摂練

2月28日、日曜。
久しぶりに峠越え3つしようと、鈍った体に鞭打つべく、11時ころ、北摂練に出る。
と言っても箕面ドライブウェイからではなく、ちょっと端折って、何時もの猪名川を北へ遡る。

猪名川町に入って、日生中央駅から一庫ダムパーキングまでヒーこら登って一休み。
相変わらずアオコにおおわれた一庫ダムサイト付近。
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ダム湖畔を快適に走って、黒川から妙見ケーブル駅方面にに右折、R477を一つ目の緩い大槌峠を越える。
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峠手前の谷合いでは北摂里山博物館主催のボランティア募集の幟が。
『菊炭友の会』
県道から谷に下りる道の先にはプレハブ小屋が見下ろせる、あそこでやってるんだろうか?

我が家でも冬の間は火鉢に時折炭火を入れて鉄瓶を沸かせてお茶を楽しむ。
老後に炭づくりのボランティアは面白そうやね。

大槌峠を越えて野間の大ケヤキへ。
ケヤキに近道すると、稲地の集落のバス停に御洒落な茅葺き屋根が設えられていて、ビックリした。
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ケヤキは今日も悠然と聳えていた。 
屋台のコーヒやさんもお休みで、静かなケヤキ広場。
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すっかり葉を落として春の芽吹きを待つ冬枯れのケヤキだが、枝先の常緑の葉を茂らせたヤドリギばかりがやたら目立つ。
ベンチに座ってざっとヤドリギを数えてみるが、ゆうに百や二百は越えてそうなヤドリギの数。こんなに寄生植物を宿らせても老木は大丈夫なんだろうか。

生きていくのがやっとこさの老年期に入った我が身と比べると、何とケヤキの大木の鷹揚なことよ。
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今日は幹の横に足場が組まれていた。
今日は日曜で、足場の上には誰も居ないが、樹木医が何か施術中なんだろうか。

はたまた、歯医者に眼医者とあちこち医者通いが絶えない我が身と重ねてしまう。
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しばしの休憩後、次の峠に向かう。

ケヤキからR477に戻って、北へ。
倉垣橋を左折、清正公前から今日二つ目の逢坂峠へ。

峠に登り始めると日曜日でオートバイのローリング族がやたら走り回って五月蠅い事、排気ガスの臭い事。

宿野に下って、蕎麦を食べようかと心惹かれたが、腹も減ってないのでそのまま山辺口から来栖、今西へと農村地帯を横断、今日三つ目の峠へ。

県境の峠の登り始めの山田集落の大原神社前の公民館でまた休憩。
ここまで来て、久しぶりの峠越えに脚の裏側に張りが出てきた。
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ここの集落の入口には火の見櫓がある。
三重の津市の父の実家の傍にもこんな櫓があったような微かな記憶がある。
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そろそろ疲れてきたが、体が冷えるので長い休憩はしない方が体の為と重い腰を上げて、ゆっくりと峠に向かって登ってゆく。

ほぼ真っ直ぐな峠道を越え、猪名川変電所前から杉生まで、50㎞/hオーバーで一気にダウンヒル
杉生から、県道12号を南に折れると、帰り道はなんと向かい風になっていた。

南風にいたぶられながら、最後の休憩をふるさと館のベンチでとる。
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自販機のコーヒとコンビニで買ったドウナッツを食べ、河原の広場の梅を見に下りると、まだ2週間前とそう変わらず、やっと5分咲きといった処か。
まだまだ北摂の郷に春は近からず。
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しかし、先々週はまだ匂い僅かだったのが、傍で風下に廻るとほのかに上品に梅の香が香る。
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今日の気温は10℃は越えているようだが、暖かそうでいて、まだ肌寒い。
休んでいると薄ら寒くなってウインドブレーカを羽織る。

今日は此処からの帰りが辛く長かった。向かい風にいたぶられながら、20㎞/hほどがやっとの速度で、這う這うの体で池田まで帰り付く。
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池田呉服橋下流
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伊丹空港北端。

嗚呼、ホントに今日は疲れた。
久しぶりの北摂練、ここまで来れば這ってでも家に帰れるわ。
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走行距離、83,5㎞ 走行時間3:54 AV21,3㎞/h


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