サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

チカえもんとドラえもん

NHKの木曜時代劇、『ちかえもん』は今夜3月3日桃の節句が最終回だった。
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このドラマは題名からして、ドラえもんを意識して書かれたのではないでしょうか?
昨今の人気小屋芝居を見ているような面白い喜劇仕立ての時代劇でした。

チカマツは大人になっても、未だマザコンを抜け出せないのび太君。
チカマツの傍を離れない、謎の不孝糖売りの万吉はドラえもん
遊女のお袖はしずかちゃんか。
黒田屋九平次はさしずめジャイアンといった処でしょうか?

ボクは2回目ぐらいから、そういう風に感じながらこのドラマを見てきましたが、

結末も節句の人形の化身が不幸糖売りの万吉だったという事で、

三月三日の最終回にぴたりと合ったドラマに仕立ててありましたね。

最後のどんでん返しは、曾根崎の竹林の中、心中した二人をむしろで隠したまま、死に顔も見せなかったので、なんとなくボクのような鈍いものでも、これはもしやと薄々感づかせてくれる演出でした。

脚本の藤本有紀と万吉役の青木崇高は、朝ドラの『ちりとてちん』以来、良く息があっているような気がする。

一人称で語る松尾スズキをはじめ、それぞれの俳優の出来も良く、久々に面白い喜劇を楽しませてもらいました。
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