サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

初乗りは 波豆川 八坂神社まで

喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきます。

年末から家内のお正月休みの間、一人暮らしになった義母を我が家に迎えた。

29日に一階の我が自転車部屋を片付ける。

3台の自転車と工具やもろもろを2階の物置にすべて押し込み、初乗り用の自転車一台のみ一階に残す。

ベッドを入れて、オイルヒーターを置き、椅子形のオマルを置くと、自転車部屋は立派な介護室に変身した。

PCもしばらくは小型のノーパソでチェックで不便やなぁ・・・。

比較的、暖かで、穏やかに新年が明け。
三日の日には、たまらなくなって初乗りに出かけた。

9時には家を出るつもりが、ワイヤー類を緩めたままだったので、工具を2階の物置から引っ張り出したり、サドルにボトルケージを着けたりしている間に、10時半になってしまった。(汗!

行先は新年恒例、マイフェイバリットポイントの波豆川八坂神社まで。
今年は喪中なので初詣ではない。
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とはいうものの、初乗り自転車は、お正月らしく紅白カラーのESAMEXICOを選んだ。(もう一つの理由は昨年末から、膝の痛みが良くならないので、登りに優しいトリプルギヤ搭載のこの自転車を選んだ。)

ただこの自転車は30年近く前のクロモリロードレーサーで、シートチューブにボトルケージ取付穴が無いので、サイクリング用にサドルにボトルケージを2個付けている。

CAMPAGNOLOのフロントトリプルの変速も、『ガッチャンコ、ガッチャンコ』とシマノの様にスパスパとはスムースには変速しないので、ボク的にはこの自転車は、ノンビリゆっくりサイクリング専用なのである。
(本来は、たいへん良く走るフレームなのではあるが!)

猪名川沿いの旧12号を北進し、猪名川町に。
途中の多田神社は一般参詣客に混じって、大勢の初乗りサイクリストで、凄く賑わっていた。たぶんどこかのショップの初乗り会だったんだろう。
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今日は雲が多いので、時雨れないか心配だが、何よりこの時期としては暖かいのがありがたい。

お昼のコーヒーブレイクにと、微かな期待を抱いていた紫合堂田の出来立てパンやさんは、やはり、まだお休みでした。
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伊丹の猪名川の橋では、ショッピングモールに入る車で渋滞していた。元日から営業らしいが、何もそんなに稼ぐことも無かろうにと思う。

まあ今日も行動食は持ってきているので、昼食は何時もの様に抜きでも良いか。

紫合からは、12号線を避け、阿古谷に登って屏風岩、または槻並から柳津に遠回りする何時ものルート。

小さな峠を越えると、お腹が空いたので、久しぶりに焼却場下の『苔のテラス』で休憩することにした。
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何時来ても滅多に人は居ない。たまに休日はハイキング途中のハイカーが休んでいるくらい。
冬場は蚊も居ないので、暖かい陽のある日は此処で休憩することもある。
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休憩していると、突然脇の茂みから小さな生き物が駆けてきて、すぐ傍の木に登った。

リスだ。
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以前にも見かけたことがあるが、静かな穏やかな日以外は滅多に会えない。

行動食のクッキーを見せて呼んでみるが、流石にそこまでは人に慣れてはいない。

写真を撮っていると、木から駆け降りて、橋を渡り、ハイキングコースの木道の階段を駆け登ってった。

こういう動物に出会えるのも自転車の一人旅ならではかな・・・。

暫し休憩していると、俄かに空が暗くなり時雨れてきた。

今日はヘビーなウェアではないので、とりあえず屏風岩から道の駅まで走り、雨宿り。
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此処も未だ正月休みで何時もの賑わいは無く、ひっそりとしている。

暖かい缶コーヒを飲みながら、山沿いの空とにらめっこ。
真上と、真西の空は暗雲があるが、北から北西の山沿いは青空も見えるので何とか今日は大丈夫かな?

幸いすぐに雨は止み、出発する。

今日は膝の痛みもあり、傾斜の緩いr68号線を下佐曽利に登る。

登りの途中、左側の空き地に妙な形の建築中の建物が在った。
まるで『ノアの箱舟』、何が出来るのかなぁ?次に来るのがちょっと楽しみ。
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幸い膝の痛みも出ず、42tのミドルギヤで何とか登りきる事が出来た。イメージ 2
坂を登りきると日も差してきた、今日は晴れ男の面目躍如かな。
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下佐曽利、ここから波豆川に出て、川沿いに八坂神社へ。
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何時もの特徴あるお山が見えてきて、やがてマイフェイバリットポイントの波豆川八坂神社に到着。
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流石にお正月らしく、普段は滅多に人に会う事も無いここでも、石段に参詣客が居た。
イメージ 6写真を撮っていると、老夫婦が乗った自動車が境内に入って行った。
後を追いかけて僕も境内に上がる。
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手水処で手口を清め、本殿に参詣し、舞台で一休み。
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田舎の人らしくないと言っては何だが、上品な感じの、老夫婦に本殿で会釈をして挨拶したら、参詣後にこちらに来られて、世間話をする。

何でも神戸北区の方で、リタイヤ後にここに別宅を建て、夏場はこちらに住んでおられるとの事。

『余所者が田舎に住むという事は大変ではないですか?』とお尋ねしたら、そうなんですよといろいろと、お話しされた。

お別れ際に上品な奥様に「お気をつけて」と仰っていただいて、それでは失礼しますと挨拶をして帰り支度をする。
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石段下の林の椿の古木が、もう咲き始めていた。
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上佐曽利に出て、12号線沿いの歴史街道の和菓子屋さんに下りる小道を下る。
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荒れた道だが、この自転車は25cの太目のタイヤなので大丈夫。
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急な下りをこなして、また腹が減って、和菓子屋さんの横の自販機でお汁粉を買って歴史街道のベンチで一服。
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今日はなんとかお天気も持ったし、良い初乗りが出来た。
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無事池田まで戻って、猪名川河川敷ではお正月らしく凧揚げが盛ん。
自転車乗りにはありがたくないけど、今日は一日中、凧揚げには絶好の風が吹いていた。
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伊丹空港北端の箕面川の橋上で最後の休憩。

走行時間3:30 、走行距離76㎞

本年も何処かでご一緒することがありましたら、また宜しくお願いいたします。

ひろべぇ