サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

背割堤まで

1月6日、膝の調子が良くないので今日は平坦練。

猪名川神崎川~淀川~鳥飼~八幡~背割堤、往復

今日も家を出たのは11時すぎ、久しぶりにGDRメテオに乗った。
近頃は平坦コースにはこれ。
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猪名川旧水路から神崎川に出て、モスリン橋を渡る。

モスリン橋』昨年ふと名前を知ったのだが、
なんとなく僕らの年代には懐かしい響きで気に入っている。
と言っても橋自体は何の変哲もない、ただの橋なのだが。

何でも昔、この橋の北側一帯にモスリン工場が有って、
この橋がその工場の玄関口だったらしい、今は橋の名のみが残るとさ!
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神崎川は工場地帯を流れる川で、僕が子供の頃は、製紙工場や染物工場があった。

阪急千里山線の鉄橋が架かる、もう少し上流に実家が在ったが、
昔は川の土手に上がると、ヘドロの匂いに混じって、
工場から排出される酢酸の酸っぱい匂いがしたものだった。
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今でも濁ってはいるが、もうそんな匂いはしなくなり、
冬鳥達で賑わう神崎川を左岸に渡り、淀川まで辿る。

摂津の鳥飼大橋を渡って淀川CRを御幸橋へ向かう。
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枚方を過ぎ、何時もの休憩場所で。今日もお昼はこのバー1本。
気温は低いが、火照った体で走っていると、脂肪燃焼しているのを感じる。

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八幡の御幸橋を渡って、久しぶりに背割り堤まで来た。
堤の上は、冬枯れたソメイヨシノの並木のシルエットが綺麗。
桜満開の花見客で賑わう頃の背割り堤よりも、僕にはこの風景が似合っている。

背割堤と言えば今は桜で有名だけど、1970年代までは松並木だったらしい。
マツクイムシに松並木がやられてからソメイヨシノが植えられたと聞く。
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背割堤から東を望むと石清水八幡宮の在る、男山イメージ 7
背割堤南端から西には天王山を望む。

時間は丁度14時。
陽が短い今頃は、復路に折り返すにはちょうど良い時間だ。
その前に補給食のバーをもう一本。
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今日はこのサドルの試走も兼ねている。
もう今までにいろんなメーカの10個以上のサドルを試してみたが、
僕の尻にはSELLSMPのサドルしか合わなかった。

どんなサドルでもOKと言う方もいらっしゃるが、僕にはたいへん羨ましい。

このサドルは、SMPの中でもいちばん最初に買った、
クッションがやや厚めの『グライダー』で、
皮が破れたクッションを取り払って、カーボン地だけになった物だが、
使いこなれてベースがしなって具合が良い。

SMPではクッションの厚さを変えたものが数種類出ている。
ロードレーサーに使っているのは一番薄いクッションの『エボリューション』。
『コンポジット』がこれと同じクッション無しのベースに皮だけを張ったものだが、
最近はSMPに慣れて、セッティングが決まると、
クッションが少ないほうが擦れによる痛みが出ないのに気付いた。

この微妙なカーブに座骨と恥骨がピタリと収まって、
硬いベースのみでも痺れも尿道の痛みも出ない。
ただ、尻を置く位置は一点で前後移動はほとんどできないので、前後位置、サドル高、傾斜等、セッティングはミリ単位でかなりシビアな調整が必要だ。

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堤上の遊歩道の南端から、堤下の河原に下りると、
枯れた雑木の中に烏瓜だけが赤く光って。
誰かに食べてほしそうに目立っていた。

このエサも少ない時期なのに、野鳥さえも食べない烏瓜。
ただ朽ち、落ちるのを待つだけ。

烏瓜 そんなに目立って たれを待つ

復路は、次第に強くなる向かい風に苦しんだ。

ゴルフ場を過ぎて、追い越したツーリング車に後ろに着かれ、
ちぎるのに無駄足を使う。

この後また膝に痛みが出た、まだまだ精神修行が足りないボク。

走行時間、4:00 走行距離、88km