5月6日GW最終日。
初谷川林道で
最近はチョコチョコ走ってはいるのだが、文章に起こすモチベーションが上がらず、ブログの更新がままならない。
例年の風物詩となっている、猪名川池田の飛び石辺り鯉のぼりが、GW直前にやっと上がった。
近場の河川敷コースを2~3時間走ることが多い昨今。
R477は妙見ケーブル駅手前の県境の峠まで、10キロ弱、アップダウンが続くルートで、普段は好んでは使わないのだが、この日は鈍った脚試しに久々に走ってみる事にした。
R173を池田木部から一の鳥居まで、R477に右折すると、ときわ台の分譲地まで林間の登りがだらだらと続く。
ときわ台の街中の峠をやっと越す、ここまでは脚は何とか良く回っている。
登山口の集落では、GW最終日も田植えの準備で忙しそうだった。
初谷川を訪れるのはもう25年ぶりで、河原までロードバイクで行けるかどうか,
アプローチの記憶が定かでないが、行けるところまで走ってみる事にした。
集落を抜けると、谷沿いの車がやっと通れるくらいの締まった地道の林道になる。
少し行ったところの開けた河原で、気持ちよさそうな流れを見て小休止。
ここまでずっと登りだったので、小川で顔を洗ったらさっぱりして生き返った。
荒れた林道を辿っていくと、道端に懐かしいオヤジが一本立っている。
今日はスペアチューブは1本しか持って来なかったので、所々、鋭い砕石が転がっている林道を慎重に登っていく。
しばらくゆるゆると登っていくと、車が数台駐車されている広場に出た。
家族連れが一組、バーベキューの最中で、いいにおいが漂ってた。
林道は此処から傾斜が増して砕石だらけの登山道になっている。
初谷の広い河原に出るのはまだ先のようで、細いタイヤのロードバイクではここらが限界か、今日は歩けるSPDシューズでもないので、ここで引き返すことにした。
ぽつぽつと登ってくるハイカーとすれ違いながら、R477に戻る。
この初谷コースは、妙見山への西側からの登山道で、途中からいくつかコースが別れ、妙見ケーブルカーからリフトに乗り継ぐ『楽ちんハイキングルート』と合流し、妙見山頂駐車場に出る登山路で、昨今のハイキングブームで電鉄会社のブログなどでも紹介され人気のハイキングコースになっているようだ。
ここからR477を大槌峠越えで野間のケヤキに再度登り返す。
大槌峠を越え、一気に下ると稲地の茅葺きバス停。
バス停前を左折して集落を通り抜け、下りきるとケヤキに出る。
久しぶりのケヤキ広場は、GW連休中の催しで、えらいにぎわい。
何時ものコーヒ屋の屋台以外にも、屋台が数件出て、何やらライブで歌っている大きな歌声まで聞こえてくる。
にぎやかな広場を避け、ケヤキ資料館前の日陰のベンチに座って一休みする。
今日はケヤキ下で望遠カメラを構えている人が少ないので、隣に座っておられた、地元のおばあさんに今年のフクロウの巣作りの様子を聞くと、今年はカラスが多く、警戒して巣からあまり出てこないのだそうな。
おばあさんは、毎日の散歩コースらしくこの辺りの情報通で、近くの人気のパン屋は、今日はもう売り切れていたとか、今日の弁当は陽気のせいか、酢が勝っていて、味がいまいちだとか、お話を聞いているとなかなか面白い。
資料館裏の駐車場も車が入口まであふれ、入れないほどの賑わいで、おばあさんは『午後はタイガースのTV観戦しなければ』と腰を上げたので、僕も早々に腰を上げ、地黄の集落にエスケープすることにした。
警察署前を過ぎ、地黄城址前の地黄公会堂で何時もの様に場所替えして小休止。
ここにもオヤジが一本。
この辺りでは黒川の小学校跡の公民館の上のハイキングコースにも数本オヤジが立っていた記憶がある。
今は炭焼きはほとんど廃れてしまっているが、古くからの里山らしい風物詩のオヤジ。
今日は午後からお天気が下り坂で、夜から雨の予報。
この辺りも正午を過ぎて、次第に南風が強くなってきた。
帰りは向かい風になるので、ボチボチここらで帰り支度に取り掛かるのが良さそうだ。
地黄からもうひとっ走り、仏坂峠を越えて帰り道に着くことにする。
地黄集落の上の信号まで登って、三差路を左折して、新道沿いの石窯ピザ屋さんの駐車場横から峠道に入る。
この峠道は2世紀ころからの峠道らしい、名のとうり石仏がいたるところに点在し、峠の西側には古墳の石室まで在る。
峠の切通しまで、急坂を一気に駆け上がると、珍しく峠で数人のサイクリストとすれ違った。
最近、you tube で、この辺りのサイクリングコースをたくさん公開している方が居て、人気のサイクリングコースになっているのかもしれない。
何度か見たが、車載カメラの映像を、コースの最初から終わりまで延々と、ほとんど編集も無く流しているので、すぐに見飽きてしまい、5分と見ていられないが、北摂里山のサイクリングコースの紹介と言う目的は果たしているのかな?
僕なんかはブログで紹介されたコースを地図とにらめっこして峠道の入口を探したりしたもんだが、昨今のサイクリングブームとユーチューバーブームで、良い小遣い稼ぎになっているのかもしれない。
下りに掛るとグループの最後尾らしき女性ローディが、ハンドルに覆いかぶさって喘ぎながら登ってくる。
西側からの峠道は、東側よりさらに傾斜が急で、僕なんかは一気に登れたことが無いので、東側からしか通らない。すれ違い様に『ガンバ』と声を掛けたらニッコリ笑って登ってった。
『あの感じなら峠まで、なんとか足は着かんと行けるかな。大したもんやな・・・』と思いながら田尻集落に下り、能勢高校前に出て、r106を一庫ダムに戻る。
この道も、最近路面が補修され走りやすくなった。
ダムサイトパーキングで休憩。
久しぶりに一庫ダムサイトパーキングに立ち寄ったら、ちょっと来ない間にトイレ前のウッドデッキが完成していて、サイクルラックまで用意されているのには驚いた。
復路は南風がかなり強くなっている中、いつものr12号を池田まで戻る。
猪名川、池田、渡り石辺りは連休最後の休日を近場で楽しむ家族連れで一杯、テントも飛ばされそうな風で、鯉のぼりがよく泳いでいた。
空港北端で、最後の一休み。
橋下の箕面川に、カモが二羽、仲良くエサを啄んでた。
2時すぎに帰宅。
走行距離70㎞、
走行時間3時間20分、
Av21.1㎞
夕方、家でごろごろしてて、トイレに立ちあがったら、太腿の後ろ側が突然攣って、のたうち回る。