年の暮れに、こんなに何もしなかった年末は今まで無かったかもしれない。
今年は、いい年ではなかった。
半年の間に二人の母が逝った。
遠からず来ることは覚悟はしていたので、僕の心にそれ自体がそんなに糸を引いているわけではない。
ここには書けないが、そのあとに起こった事が今も後を引きずっている。
若い頃は少々の事には負けないぞと、生きる気力が湧いたものだが、60半ばにもなると、もうそんな気力が残っていないことに気付かされることが多くなってきた。
来年は年号も変わり(天皇が存命なのに年号が変わるのは、なにか違和感があるのは否めないが。)
昭和の世代に生まれ、青春を過ごし、大人に育った人間としては、平成の30年間は、人生の半ばとして生きてきたが、今思い返せばこの30年、特に大きな感激も無かったように思う。
しいて言えば、可愛い孫が二人出来たことぐらいか。
新しい時代は僕の人生終焉の時代になることは間違いない。
その新しい年号にも、皇太子さんがどんな新天皇になるのか? なんてことにもあまり興味は無い。
政府に一言言わしてもらえば、うんざりするような古い貴族的慣習と体質を維持しようとしている宮内庁を解散して、『自立した真の人間らしい新しい皇室』を作ることを目指すべきではないだろうか?
このままでは庶民の心は、皇室から離れてゆくのは間違いない。
まぁ庶民の僕にはどうでもよい事ではある。
来年愉しみなのはラグビーワールドカップかな。
ジャパンラグビーが、決勝リーグのベスト8に残るのはそんなに甘くはないだろうが、いい試合を見せてくれるであろうことは期待できるようになってきた。
ボクシングやプロレスなどの格闘技は好きではないが、ガツガツとぶつかり合う男らしいスポーツのラグビーを見るのは大好きだ。
趣味で続けてきたサイクリングもいつの間にか10年が経った。
今まで趣味はいろいろとやってみたが10年くらいで飽きてしまう事が多かった。
体力と気力が衰えつつあるのは否めないが、自転車弄りも含めて、細々とでも乗り続けていきたいと思う。
ここを訪れてくれる数少ない方々に、
どうぞ善い新年をお迎えください。