サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

BOAワイヤー締め具の不具合と交換修理

2012年の夏に買ったスペシャライズドのS-WORKSシューズ
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2010年モデルの型落ちで、その頃よく通ってたお店の夏のバーゲンセールで、履き心地がすごく良くて、背伸びして買ったのだが、そのカーボンソールは手で曲げようとしても、全く曲がらないほど硬く、やはり僕には、『○○に真珠』のシューズだった。
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しかしBOAワイヤーの締め具は、ワイヤーがじわっと足を包むように締めてくれるので、履き心地は最高に気にいっていた。
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6年間、そんなにハードに使用をすることも無く、ワイヤーが切れたり、ダイヤルの不具合も無かったが、最近走っているうちに徐々にワイヤーが緩んでくる症状が出てきた。

時々増し締めしながら使ってきたが、もうかなり前のモデルなので、部品が無くならない内に部品を買って修理しようと思った。

ダイヤル部のパーツは以前から店頭で売られてたのを見て確認済み。

先日、購入したショップで、このシューズに会う部品を訊ねてみたら、もう2代前のモデルで、適合するダイヤル部品の在庫は店頭には無く、店員さんのいう事には・・・。

『ショップで取り寄せることも出来るんですが、このBOAダイヤルは、使用しているシューズが使える限りは永久保証で、ユーザーが直接、無償でパーツが請求できるんです』との事。

PCが使えるなら、ネットから直接 BOA technoligy Japan(株)に部品を請求してくださいという事だった。

家に帰って早速BOAジャパンのサイトから、保証部品請求システムに従って請求メールを打つ、シューズのメーカ、年式と、画像を一枚添付するだけで簡単な手続きだった。

メーカーサイトでは種類も多くあり、適合品もこちらでは判らなかったが、メールのやり取り2回で、1週間ほどで部品が家に届いた。
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左右、各一個、のセットが2セット入っている。送料もすべて無償だった。
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シューズを買った際にも小さなドライバーが付属していたが、部品の袋にも同封されていて、親切な対応。

判り易いイラストの説明書を読むと、交換はそんなに難しい作業でもなさそうだ。
メーカーのサイトでも交換作業のビデオがある。

早速取り掛かる。
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ダイヤル中央の小さなネジ一つを緩めると外側のダイヤルと内側のワイヤー巻き取りドラムが外せる。
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シンプルな構造、同じ長さにワイヤーを切って、手順どうりにワイヤーを通して、元どうりに、ドラムとダイヤルを固定するだけ。
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外したワイヤードラム
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お店の店員さんの話では、シューズ側に固定されているダイヤル受け台座の内部のギザギザがすり減ってしまっていると、BOAダイヤルを交換しても、ワイヤーが緩むのは治らないらしい。

オフ用のシューズなんかは、ダイヤルの中に砂が入って摩耗が早いんだろう。マメに掃除するのが大事かな?
これは大丈夫そう。
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新旧の巻き取りドラムを比べてみる。
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古いほうはラチェットの金属の爪の先が、すり減ったのか?ほとんど無く、短く感じる。
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新しいほうはラチェットの金属製の爪先が長い。緩んだのはこれが原因やな。
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小一時間ほどで4つのダイヤル交換終了。

組み立てる際のコツは、台座にドラムを嵌めて、ダイヤルをかぶせる際の位置を、其々にある赤い(左は青)印の処を合わすように固定してやらないと、ラチェットがスムースに回らないことがあった。

今回交換時に気が付いたのが、ワイヤーを通すシューズ側の樹脂製のレール状部品が、劣化しているところがあった。まだ使えそうだが、ここらが割れてしまうともうこの靴も寿命という感じかな。

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靴底の踵のゴムはすり減っても交換部品があるが、左の靴先の底のゴムも一度すり減って無くなり、自作でゴムを切って貼り付けている。
こういう処も交換用のゴム部品があればさらに良いと思うのだが。

今回BOAダイヤルは非常に優れもので、アフターサービスも好感が持てた。

スペシャの自転車用シューズだけでなく、BOAダイヤルにはすべて永久保証が付いているとの事。

このシューズがダメになったら、次回もBOAダイヤルを使ったシューズを購入するだろう。

でも靴底はもう少し柔らかいものにしよう。