サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

ヤマメ乗り?と黄昏箕面練?

若いころ、登山で痛めたせいか?ボクの膝は普通に屈伸運動をしてもポキポキ音がするガラスの膝。 自転車で登り坂を重い負荷をかけてペダルを踏むと膝に痛みが出る。
 
9月になってから、何か膝にやさしいポジション、ペダルの回し方の情報を求めてインターネットで検索、片っ端から調べたところ。ユーチューブでこれはなかなか良いんじゃないかと思わせる自転車のの講習会のビデオがあった。
 
以前から雑誌で見て名前は知っていた。此処の講習は参加者のビデオ撮影は大いに奨励されているらしい。かなりの数の講習会のビデオが紹介されていて、片っ端から見させていただいたが、納得できる内容だったので少し練習に取り入れてみることにした。
 
ヤマメの学校の講習会のビデオはこちら
 
かんたんに言うと ヨーロッパで活躍している、プロレーサーの新城幸也選手の乗り方がそう。背中を丸くしないで腰を折って反らせ、低いポジションで乗るスタイルである。マウンテンバイクの乗り方が基本になっているようだ。
 
と言っても、ボクは体の柔軟性が無いので、腰を折って背中をそらすヤマメ乗りをそのまま僕が応用するのは少し無理があるだろう。
かといって、今までの自転車の教本によく書いてある、背中を丸め、コブを作るような乗り方もボクには全く真似が出来なかった
 
一番納得できたのが、登りや加速時には、頭の重さを利用しなさい。
頭をもっと前に低く出せばペダルに体重を乗せることができるということ。
手の位置を前に出せば低いポジションもそう苦痛ではないと言うこと。
 
そのためにはボクの自転車は、ハンドルはもっと前に、低くしなければならない。
要はペダルを1時の位置から踏み込むポジション。
このヤマメ乗りのクランクの死点は1時死点は7時。横から見ると走っているようなクラウチングスタイルでペダルを回す。
 
トップチューブを膝でこする様な内また漕ぎはしない。
引き足は使わない。
これはちょっと目からウロコ!
この乗り方は、引き足を意識しないでも後ろ脚は自然に回る。
 
最初に変えたのがクリートの位置。今まで内また漕ぎでシューズがクランクに近いほうが良いと思い、(Qファクター)シューズの外寄りにクリートを付けていたのを母指球の真下に来るようにシューズの一番内寄りに付けた。
 
ビデオの中で面白かったのがクリートを走行中に少し前後できるシステムの特許を取ったというお話。・・・・・
引き足を使わないので可能になる。・・・・・なるへそね!
 
今までステムはコラムの一番上で固定。ハンドルのしゃくり具合も少なく、高くアップ気味のポジションにしていた。これを少しだがしゃくり気味にする。
 
ステムは先日ワイヤーを交換した際に1センチ短かい物に交換したばかりで、これもヤマメ乗りには相反することとなる。 
 
それでとりあえず、今までフォークコラムの一番高い位置にあったステムを、10ミリスペーサを思い切って2枚移動して、ステム(ハンドルを)を2センチ下げてみた。
 
これで調子がよければステムも長くしてみよう。
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スピードプレイのペダルの回転可動域を増やしてつま先がやや外を向けるように調整。
 
このポジションで、一応「ヤマメ乗り」とやらを箕面練で試してみることにした。
 
3時半から家を出る。猪名川からから池田まわりで、いつもの箕面練コース。
 
このヤマメ乗りのポジションはロードバイクでのんびり走るためのポジションではない。ロードレーサーらしい速度で走るためのポジションである。
 
ドライブウェイ入口
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坂道で重心を前に出すのは少し自転車に慣れた人ならだれもしている。
ママチャリの立ちこぎでも自然とそういう姿勢で漕いでいるが、しかしほとんどの人はクランク上に立ったような漕ぎ方であると思う。
 
自転車の中心(重心ではない)はボトムブラケットではなく、2つのタイヤの間にある。そこに1時の位置のペダルの上の前足を持ってくるような意識・・・・・。
 
なかなか思うようにはいかないが、頭を低く前に出せばやはり以前より加速していく。しかし低い姿勢でハンドルを左右にふる動作がぎこちなくバランスが悪い。
もともとぼくのフレームはダンシングで左右に振るのが苦手なフレームである。
 
ヤマメの学校の先生の言うように重いギヤは回せるが、少し違うのはボクの心拍も上がって息も上がり気味になってしまうこと。(笑)
なかなか先生の言うような楽な登り方はできないよな。
 
おかげで浄水場前から箕面山荘までの急坂はいつもより30秒以上早く登ってしまったが、この区間のタイムは距離が短かすぎて、僕にとってはあまり関係ない。
それより息が上がってしまい、滝上駐車場まではスピードダウンでちんたら流す。それでも高山には35分で着いた。
 
稲刈り中の高山の棚田
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今日も公民館で17時に鳴る『故郷』のチャイムは間に合わないで聞けず。
それでも北摂霊園前で17時のチャイムが聞けた。
 
霊園のチャイムの曲は『野ばら』だった。
♪ わ~らべぇ~は み~たぁりぃ~ の~なかぁの ば~ら~ ♪
 
この曲はシューベルトかウェルナーかどっちの『野ばら』だったっけ? 
なんて考えながら最後の緩い登りをもがく・・・・・?
 
今、ブログを書きながら調べたらウェルナーのほうでした。
 
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黄昏時はもう少し肌寒い。ボチボチ暖かい飲物が欲しい高山公民館の自販機。
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帰りも池田まわりで、猪名川堤防沿いを走る。すでに太陽は六甲に沈んでしまった。
伊丹空港北端で
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今日は膝に痛みは出なかった。
ハンドルの低さはそんなに違和感はない。
ステムを長くするのはもう少し練習してからにしよう。
頭を低く前に出し踏み込むという感覚は何となくわかってきた。
低い姿勢でダンシングでバイクを左右に振るのがなかなかリズムよくできない。
 
今日はこんなところかな
 
日のmemory 
クランクに付けた、ケイデンスセンサーのマグネットが途中で外れてしまい、後半の計測ができなかった。
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