サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

震災のたびに思う事

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深夜に2度目の本震の揺れで止まった我が家の柱時計

自然というものは容赦がない。

60年余り生きてきたが、若い頃は登山に熱中していて、雪崩、落石、吹雪で遭難、登山者が亡くなった現場にも何度か遭遇したことがある。

僕自身も尾根筋で、悪天候の中、近づいてくる雷から逃げるため、生きた心地もしない思いで転げ落ちるように登山道を走って下山した事もある。

しかしやはり、人生で一番怖い思いをしたのは阪神大震災の揺れを経験し、住んでいた家が半壊、怪我や家財の損失はほとんど無かったが、形ばかりでも被災者の経験をした事だ。
あの時は、自分一人だけでなく、家族を守らなければという思いもあったと思う。

思い出すのは、お隣のご主人と屋根にブルーシートを張って、翌日はふくらはぎがパンパンに張った事や、1週間後家内の実家に一時避難し、初めて一晩ぐっすり眠る事が出来た事。

あの地震の後、しばらくの間、部屋の蛍光灯のスイッチの紐が風で揺れても、すわ余震か?と神経をすり減らしたものだった。

僕自身、今は何もできることはありませんが、昨日は朝一、PCを開いて、ヤフーのページを開いたら、一番に地震支援募金の文字が目に入り、直ぐに募金の手続きをした。

昨日の土曜日は、サイクリングに出かける予定をしていたが、テレビの前から離れる事が出来なかった。

今は少しでも早く余震が収まって、被災者の皆さんが人間らしい生活が早く送れることができるように祈っています。