11月10日、今年も篠山まで、完熟黒枝豆を手に入れに、一人でドライブ。
腰の調子が今一つなのでサイクリングは諦めた。
最近は混雑する道の駅いながわを避けて、ふるさと館で休憩することにしている。
西峠手前、健康の郷を過ぎて右折。
篭坊温泉の紅葉をチェックするため、一路12号線を外れ泉郷峠を越える。
泉郷峠を下ると、風にススキがゆれ、枯れ葉が盛んに舞い散る羽束川渓谷。
篭坊は既に銀杏も紅葉も散りつつあり、紅葉は盛りを過ぎていた。
12号線、後川集落の四辻を北に、城東トンネルを越え篠山盆地へ、
この時期はデカンショ街道沿いの豆畑の中の販売所まで行かないと、完熟黒枝豆を手に入れられない。もう外見は、すっかり茶色に枯れかけた黒枝豆。
11月に入って、この時期だけしか食べれない、これが本当の黒枝豆だ。
今年は不作で、10月に買ったまだ青い時期の黒枝豆も、ほとんど一粒しか入っていない鞘が多かった。
今日はおまけにおじいさんが、一株1千円だと言う。
欲しそうな顔をした僕を見て、足元を見られたのか? 実が不作の上に値段が高い。
ちょっとがっかりしたが、ここまで来て手に入れずに帰るわけにもいかず、二束を購入。これが今年最後の黒枝豆になるだろう。
今日の目的は果たした。この日はドライブ中に、だんだん右足に張りが出てきて、腰の調子が今一つなので、ここでUターンして帰ることにした。
後川から西へ、西峠を越えずに羽束川沿いに三田の高原地帯に出る。
木器(こうずき)から大坂峠を越えて、波豆川集落へ出る。
峠の登り口の半鐘のカフェは、今日は開いていたようだった。
マイフェイバリットポイントの波豆川集落の八坂神社に車を置き、
参詣後にちょっとだけ波豆川集落を軽くサイクリングする。
取り敢えず、波豆川の四辻を北へ。
大船山登山口を左に見て、田舎道を波豆川アスレチックまでゆるゆると登る。
アスレチックの手前の空き地に、古びた一見、廃車っぽいキャンピングカーが一台停まっていた。
残念な事だが、田舎の道端に廃車が朽ちたまま遺棄されている風景をよく目にする。
アスレチックの方が、廃車のキャンピを置いているのかなと通り過ぎようとしたら、
キャンピングカーの脇に、これまた朽ちかけたようなクロモリロードが一台立てかけて置かれているのが目に留まった。
思わず気になって立ち寄り、愛車を横に置き、同じカラーのロードバイクを良く見ると。
塗装がこすれ剥げ、下地メッキが出るほどよく乗られたフレームの、シートチューブとダウンチューブにVIVALOの文字。
よくよく見ると、キャンピングカーもロードバイクも、タイヤはペシャンコではなく、エアーが入っているではないか、現役か?
助手席のガラス越しに中を覗くと、中には何やらいろいろと物置の様に物が沢山置かれている。
興味にひかれて自転車の写真を撮ってたら、車に立てかけた僕の愛車のハンドルが少しゆらゆらと揺れた。
ん?・・・風かな・・・?
と思ったとき、いきなりサイドの窓が開き、ボサボサ頭の垢黒い顔をした人が布団を撥ねのけて、顔を出した。
ビビビ、ビックリしたナぁモウ~!!!!!!(昔の古いギャグ)
白昼にまさか人が中に居て、寝ていたとは思わなんだ。
(あとで考えると、キャンピングカーならあり得たんだが流石に・・・。)
こちらも驚いたが、驚かして起こしてしまったのは僕なので、思わずスミマセ~ンと口走って、その場から一目散に退散した。
慌てて逃げずに、話をして聞いて見たらよかったなぁ・・・と思ったが、後の祭り。
ビバロは地元神戸のビルダーだし、車も神戸ナンバーだったような・・・?
しかしかなり乗り込んで、疲れ果てた、ビバロとキャンピングカーだった・・・!
アスレチックを過ぎ、最奥の農家まで行き、Uターン。
帰りにちらっと見たキャンピングカーは、
また暗い空き地にひっそりと静かに停まっていた。
あ~ホントにビックリしたな、浮浪者なのか❓ビンボー旅行者なのか❓
年齢もよく解らないくらいの風体だったが・・・。
僕が見たのは白昼夢だったのかもしれない
波豆川の四辻まで戻る。
八坂神社まで戻って、まだ走り足りないので、
小一時間ほど走ったら、体が温まって脚の張りと腰痛も不思議と和らいだ。
僕の神経痛は、運動しているほうが調子が良いのだ。
八坂神社に戻り、東へ12号線に下って南下、屏風岩から苔のテラスに立ち寄る。
苔のテラスもすっかり秋色。
阿古谷経由の何時ものサイクリングコースから、伊丹経由で3時頃帰宅。
早速、豆を枝から外し、半分を洗って塩もみした後、塩少な目でゆでてみました。
黒枝豆は粒が大きいので10月の青いときでも、8~10分。
11月の枯れてきたのは12分くらいゆでます。
ゆであがって、そのまま少し冷まして、まだホコホコしているうちに頂くのが香りと味が良く味わえて最高です。
見た目は悪いですが・・・。味は黒豆の香りとマメ臭い濃い味。
薄皮ごと頂くのが最高に美味しいです。