最近の日曜日は義母の介護デイで、土曜日にサイクリングに出かける事が多くなった。
そしてその日にブログにアップするのがしんどくて、少しずつ億劫になってきている。
このブログを辞めてしまうと、サイクリングに出かけるモチベーションも、小さくなってしまうかもしれん。
なんとか、サイクリングも、ブログも、続けて行かなくてはと、考える今日この頃。
波豆川八坂神社で
5月の最後の土曜日の27日、マイフェイバリットコースの羽束川、小柿渓谷コースへ出かけた。
8時過ぎには出たいなぁと思いながらも、何時もの様に、なんだかんだで遅くなってしまい、9時半頃にやっと家を出た。
何時もの様に、猪名川を遡って。何時もの土曜日の様に、紫合堂田のパン屋さんに立ち寄る。
今日の愛車は TIME EDGE
今日は土曜日のドリンクサービスデイだが、先が長いので休憩はせず、補給食のパンのみ調達し、凍らしたドリンクが数個入ったサコッシュを肩にかけて、阿古谷に登る。
大阪方面から、小柿渓谷を東から西へ、下り基調で快適に走り抜けるには、
県道12号線西峠を越え、後川から渓谷に入るコース。
国道173号線はらがたわ峠から天王に抜け、渓谷に入るコース。
京都府道731号線畑野から、るり渓の土ヶ畑に登り、天王に出るコース。
(他にバリエーションコースもあり。)
順番どうりに、後に行くほど、大きく東側から回り込む形になるので、走行距離、標高差とも大きくなる。
今日は何処から行くか思案したが、久しぶりに宿野から畑野に出て、r731を土ケ畑、天王に登るコースにした。
阿古谷奥から民谷に登る、短いがキツイ峠道。
あの尾根の向こう側、栗林の中の細い道を、喘ぎながら登りきると民田集落。
三差路の木陰のコンビニ前で、サイクリストが2名休憩していた。
三叉路の信号を左折して、るり渓土ケ畑へと登っていく。
少し登って道路脇の渓流が見下ろせる広場でちょっと早い昼食休憩。
そそくさと食べ終わった頃に、一人のサイクリストがしんどそうに土ヶ畑へと登っていった。
後を追いかけるように僕も腰を上げて走り出す。
こういう、長いしんどい登りでは、一人きりで走るよりも、たとえ知らない方でも、サイクリストが前に居るほうが、僕の登る気力が増す。(笑)
途中で、この方を追い越して、集落の最上部までたどり着き、後ろを振り返る。
ここから土ヶ畑の宝勝寺まで、林間の溝の入ったアスファルトの九十九折れ道を登りきる。
土ヶ畑の三叉路
真っ直ぐ北へ下ると、るり渓に。
左折すると国道173号のはらがたわトンネル北側、天王に出る。
ちなみに自転車でるり渓方面には行ったことが無い。(昔、バイクツーリングでは何度か通った。)
三差路の宝勝寺門、入口には、何とgetanohibiki と言う名?のカフェが出来ていてビックリ。
思わず休憩に、入ってみたくなるが、折しも昼時で入口には順番待ちの方も居る様子。
店内にはサイクリストらしきジャージ姿の方や、樹下の自転車ラックには数台のバイクも見かけ、中々繁盛している様子だった。
このあたりが、細長い大阪府の一番てっぺん辺りになる。
峠から少し下ると国道173のはらがたわトンネル北側に出る。
国道を掛け下って、国道から細道に左折すると羽束川渓谷に入る。
今日の峠道や渓谷沿いは、薄桃色のヒメウツギの花が盛りで、とてもきれいだった。
白いウツギの花も見かけたが、これは白い馬酔木(アセビ)かな
今日は、晴れてはいるが、ずっと北からの風で向かい風だった。
ここ2,3日に比べると空気はヒンヤリ冷たい。
下り基調の渓谷沿いは肌寒いくらいで、空には雲も多いが何とか天気は持ちそうだ。
この日はサイクリングには気持ちの良い一日だった。
ゲートをくぐり、何時もひっそり静かな篭坊温泉の集落をゆっくりと走り抜ける。
僕が、篭坊一美しいと思っている、茅葺き農家。
その周りの庭もよく手入れされている。
立てば芍薬
そこを過ぎると鉱泉場。
ここには昔、炭酸飲料の原料工場もあったらしい、今も炭酸水の湧き水が飲める。
真夏に来た時には、ペットボトルに水を入れ、携行すると良い。
大イチョウのある薬師堂。
此処の石段は苔むしていて、一度ずっこけかけたことがある。サイクルシューズを履いていると非常に危険。『あぶない』の看板はサイクリストに向けたもの?(笑
篭坊温泉を過ぎ、快適に下っていく。
フライフィッシングのプライベートポンドを過ぎると後川集落。
道を逸れ、橋を渡って集落に入る。
集落入口の地蔵さま。
田植えもほぼ終わった後川集落。
西峠から、篠山へ抜ける県道12号線との交差点には民宿、食堂もあり、10月のシーズンには黒枝豆の街頭販売もやっていて、もう一山越えて篠山市街まで入らなくとも黒枝豆が買える。
12号線を横切り、さらに小柿渓谷へ入る。
林間の渓谷沿いのキャンプ場を過ぎ、道は南へ向かう。
空が開けると小柿の野外活動センター。
土手に下りて渓流を見ながら、パンを食べていると、何処からか盛んに、きれいな声で河鹿が鳴く。
県道37号を真南に、三田の田植えもほぼ終わりかけた田園地帯を抜け、下槻瀬の道の駅『つくしの郷』を過ぎ、左に小橋を渡り、県道323号大坂峠への脇道に入る。
時間は14時、左に見上げた山腹に、十割蕎麦の店の赤暖簾が風に揺らぐのが見えた。
まだ営業中のようだ、蕎麦を食いに寄ってみたい気持ちをぐっと抑え、大坂峠をひいひいと喘ぎながら越える。
脇道から、大坂峠への県道323号に出る。ここには鐘楼のある旧家カフェもあるが、まだ入ったことは無い。
不気味な地蔵様を横目に、大坂峠を駆け下り、波豆川集落の何時もの休憩場所の原田神社に立ち寄る。
石段下から見上げると、能舞台に足場とブルーシートが架かり、何か工事をしているようだ。
本殿にお詣りを済ませたあとは、いつもなら能舞台に座り、一休みするのだが、今日はそんな雰囲気でもないので石段下に下り、石段に座って休憩。
朴の木の若葉も、初夏らしくもう一人前に大きく成り。
集落の北側の女体山は(そう見えるのは僕だけ?)今日もツンと胸を高く聳えている
石段に座っていると、さっき峠の登りで追い越した、若いサイクリストが、鳥居前を下って行った。