『 私は寂しくない 何時も側に 孤独という友がいるから 』
そんなシャンソンが 昔 流行ったな
人は そんなに 強くはない
やがて また 人は我慢できなくなって 寄り添う
その弱点に つけ込んでくるものがいる
これは 地球上でせめぎあう 生物というものの 宿命なのだろうな
三年前 一昨年 昨年と 母 義父母 姉を亡くした
親 兄弟 姉妹 連れ合い あるいは子を亡くすことは 人にとって格別のことだ
『 死 』 というものを 自分自身にとって 一番身近に 感じるからだそう
『 死 』 というものは 二人称なんだと 昆虫の好きな解剖学学者が言う
一人称には 『 死 』 はない ただ 『 無 』 があるだけだと
だから死は 恐れることはないと 言うことなんだろうか
『 死 』 が怖いのではない そこに至る プロセスが 恐ろしいだけだ
自身にとっては 死はタダ 『 無 』 ニナルトイウコト
『 死 』 は 残されたものの 意識の中にしかない
残されたものが 居ないのなら もうその 『 死 』 さえも存在しない
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イマノトコロ ボクニハ マタ アスハ クル ヨウダ