サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

●ちょっとお恥ずかしいお話

トラブルと短気、あるいは短気とトラブル。先日ある方のブログにコメントした話です、お恥ずかしいのですが自分のブログで詳しく書いてみました。
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 僕は六十年間生きてきましたが、取っ組み合いのケンカなど、いままでしたことはありません・・・、いや正直に言うと、中学生のときにクラスの乱暴者と一度だけ、やらかしたことがあります。(その時はコテンパンにやられてしまいましたが)
 暴力や弱いものいじめは嫌いです、プロレスやボクシングなどを見るのもあまり好きではありません。 自分の妻や子供に手を上げたことは勿論一度もありません。
 短気なほうだとは思わないのですが、ウチの家内は 「あなたは短気だ」 と言います、おそらく家内が正しいのでしょう。 「普段オトナシイ人がハンドルを持つと短気になる」 とも、よく言いますね・・・・今回はそんなお話です。
 
 車や自転車で道を走っていると自分勝手な車(ドライバー)がたまに居ますよね。二年くらい前の事ですが、自転車で走っていて車とトラブルを起こしてしまったことがあります。(多分ボクと同じくらいの年のオッサンでした)
 
 自転車で箕面の山でトレーニング中に高山からR423への急な一車線の下りで後ろから来た車にクラクションを鳴らされ、道を譲ったんです。(あとで相手の言うには何度もクラクションを鳴らしたらしいんですが、ボクも40km/h 近く出ていて風の音でクラクションに直ぐ気づかなかったんですね。)
 その場は追い越して行ったんですが、下の国道に下りてから なんと僕がやってくるのを待ってたらしく、自転車の横を併走して何かガミガミ怒鳴ってるんデス・・・。 うわぁ~、ヤバイオッサンに関わってしもたナァと思いながらも “完全無視” してそのまま走っていたら、相手はいきなりガードレールに幅寄せしてきて急停車!。
 何とか急ブレーキで止まり、車にもガードレールにもぶつかりませんでしたが。日ごろはオトナシイ?ボクも流石に頭に血が上ってしまい赤鬼激怒状態、車の運転席側に廻って、まだ何か怒鳴っている相手を『あんた俺を殺す気か~』ってドアを開けてオッサンの胸倉を摑んで運転席から引きずり出そうとしたんです。そしたら相手は急に縮み上がってしまい 『この先に交番があるのでそこで話し合いましょ・・・』 だと・・・・・。
 
 よく走る道なので直ぐ先に交番があるのは僕も知っていました。自転車なので少し遅れて交番に行くと、年配の駐在さんが さっき通りかかった車から、そこで自転車と車の人が二人で取っ組み合いしてるよ・・・と連絡があったそうで・・・・・・あんた達かいなと・・・・・。ふたりの住所氏名を聞かれました。
 オッサンの言うには、なんでも「箕面のドライブウェイはいつ来ても自転車が多く、ドライブをしていると邪魔で、イライラする」ふだんから自転車に腹が立ってたそうで。 おまけに 道を譲った際に手を上げるなりして挨拶してほしかったんだと!
 駐在さんの前でしたが 『アホか自転車のブレーキは何処についてるか知らんのか~!急坂で手ぇなんか放せるかいっ。自転車を相手にガードレールに幅寄せするのは殺人未遂やないか~』 って詰め寄ってやりましたよ。
 駐在さんもこのヒトの主張には あきれていましたが 「こちらが自転車に幅寄せしたのは危険行為でいけませんが あなたが胸倉を摑んだのも暴力行為になるのでいけません、今回は幸いなことに、どちらにも怪我も物損も無いので 警察としても記録だけ残しておきます。お二人とも頭を冷やして冷静になって この場で仲直りしてください。」 握手などはとても出来ない気分で しませんでしたが おっさんはシュンとしておとなしく先に交番を出て行きました。 ぼくも駐在さんに「ご迷惑をおかけしました」と一礼、挨拶して出ました。
 
 このあと、自転車を走らせながら、自分の中に存在した暴力的な部分を恥ずかしくなり反省しました。もうちょっと歳を考えて、冷静にならんとアカンナァ・・・。 でも相手のおっさんも もう、多分、二度とあんなことはせんやろ~・・・・?
 みなさんもお気をつけて自転車ライフを楽しんでくださいね・・・・・。