還暦もとっくに過ぎ、レースに出ることも無いので、今さら最新の機器は、メカや構造に興味はあっても手に入れて乗りたいとは思いません。
此処の処、愛車の紹介をしていますが、一番新しいものでも、新車から乗り続けて10年近くになりました。
特に僕が旧車愛好家と言うわけではありませんが、愛車の中で一番古い物は1980年代製造のクロモリフレームが一番古いかな。
壁に飾っておくためではなく、どれも自分で走らせて楽しむために手に入れた物ばかりです。
あまり詳しくはないのですが、愛好家たちが旧車と呼ぶものは、それ以前のWレバー変速のカンパで言えばコルサレコード(Cレコ)以前の時代の物や、日本ではツーリング車と呼ばれる車体を言うようです。
年齢もあって、ボチボチ台数を整理しようかななんて思う事もあるんですが、全て自分でオーバーホールして組み直したフレームばかりで、愛着があり、なかなか手放すことができません。年に数回でも走れせてやることで自分の中で喜びを感じます。
今年も11月に、秋のシクロジャンブル(旧車やパーツのフリマ)が 服部緑地で開催されるようですね。僕も目の保養に出かけるのですが。
僕の愛車よりもっと古い、旧車や古いパーツの愛好家の方達には、大阪近辺では半年に一度のお楽しみの日であるようです。
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一言お断りしておきますが、ボクは心霊現象や霊感、超能力の類には全く興味や関心のない男です。
『 ある、旧車愛好家のサイクリストさんが、サイクリング中に横を追い越して行った、廃品回収業者のトラックの荷台に積まれたママチャリなどの中古車の山の中に、古いチネリやTOEIが数台混じっているのを見つけ、トラックを必死で追いかけて停め、何とかその自転車たちを譲ってもらって、救い出したと言うか、手に入れた・・・。』というお話だったんですが。
ボクの古いNISHIKIのロードも、仕事で行った現場近くの、廃品回収業者の空き地に積まれた廃品の中に、 埃だらけで置かれてた自転車が、偶然僕の目に留まって 拾い出した物です。 次の愛車紹介で書こうと思いますが、持ち帰って整備したら、なかなかいいフレームだったのです。
自転車だけでなく、こういう話を聞くと、僕は思うのです・・・。
“ヒト”に永く愛された物には『魂』が宿るんです。
古い自転車にも、車にも、蒸気機関車にも、家具にも、茶碗にも、etc・・・!
きっとその自転車たちは見捨てられて、うずたかく積み上げられた荷台の上で、たまたま通りかかったその方に、「自転車の好きそうなYOU、僕を助けてくれよ・・・」って、呼んでたんでしょうね。
その方には、偶然見つけたように思えますが、実は自転車のほうから その方を呼び寄せたんですよ!
猫が、ネコ好きのヒトを感じ、見分け、何処からか擦り寄ってくるるように 、
魂が宿った古い自転車には、旧車を愛する自転車人が判るのです。
人に愛され、主と別れ、やがて捨てられて朽ちていく物たちの中で、生き残った者が、さらに愛され、強い魂が育っていく。
ボクの部屋の壁に架かっている自転車たちも 、いつもボクに語りかけてきますよ。
『 おい、主!ホコリが積っているぞ、きれいに磨かんか・・・。 たまには壁から下ろして、タイヤにエアを満たし、翠の里山を走らせろ!』 ってね。
ちょっとクサい話になったかもしれませんが、
あなたの愛車も魂が宿るまで、末永く可愛がってやってくださいね・・・!。