サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

COLNAGO ESA MEXICO 黄昏練

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六甲残照 空港北端箕面川で

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先日 自転車部屋の模様替えをした

 

夏模様から冬仕様へ スチール棚を 壁側から 窓側へ

 

古いスチール棚が傷んできていたので 新しい棚を買って 取り替えた。

 

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壁側が広くなって 自転車を四台 壁側に置くことが出来た 

 

久しぶりに COLNAGO ESA MEXICOを 壁から下ろす

 

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1980~’90年代のクロモリフレームだが メッキ 塗装とも 非常に綺麗

 

ひょっとすると レストアされたフレームなのかもしれないが 

 

ボクには確かめる術が無い

 

年代を考えると Cレコード時代のコンポで組むのが相応なのかな

 

しかしボクは 走りを楽しむため 敢えて

 

カンパトリプルクランク×9速エルゴで組んだ

 

保管中はブレーキ、シフトワイヤーの固定を 緩めているので 

 

乗る前には ワイヤー類の調整が必要

 

昼食後から 整備して 3時過ぎから 猪名川ポタリングに出かけた

 

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猪名川河川敷の 彼岸花 

 

昔は 彼岸花を 忌み嫌う人も居たが 

 

最近は わざわざ植えられて 花を楽しむようになった

 

しかし これだけ整然と並んで咲いてると 

 

不自然で マンジュシャゲ畑としか 言い様がないな (笑) 

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猪名川 池田 渉り石 

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80年代のフレーム形式なので シートチューブに ボトルケージ穴が無い

 

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それでハンドルバーにボトルケージを付けてみた

 

意外としっかりと つくものだね

 

落ちはしないけど 路面が悪い処では ちょっと心配にはなる

 

フレームは 重量も重いし 僕があわせて組んだホィールも 軽くは無い

 

リムは貴重な 新品の MAVICオープンプロ 赤アルマイトのリムが手に入り 

 

フレームのカラーに合わせて カンパのハブで 組んだ

 

23CコルサGタイヤに ラテックスチューブ を入れてあるので 乗り心地はよい

 

車重は 合計10kg以上はあるかな

 

LOOK586SLと 並べて 持ち比べると 3kg以上違うので

 

軽っ! 重っ! って思わず 言っちゃいます

 

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しかし 古いフレームとは言え クロモリフレーム全盛期の レースフレームで

 

前三角は 星形断面の コロンバスSLX  スターシェイプチューブが使われている

 

重い割に 走り出すと カーボンフレームに 負けずとも劣らず 

 

ビンビン 体に感じる 不思議な乗り味で 非常によく走る。

 

坂も結構登れるし 巡航も 加速もよい 

 

なんつ~か? 乗っていて とても楽しいんですわ

 

池田旧市街から 五月が丘~箕面往復

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池田旧市街 造り酒屋 裏通り ここを通ると 微かに 日本酒の香りがする

 

 

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空港北端箕面川で いつもの休憩場所

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園田競馬場うら 猪名川堤防 マンジュシャゲの道 ここも2年前にわざわざ植えられた ヒガン花畑

 

このフレームには サイコンも付けていない

 

ポタリング専用車 なのだけれど

 

乗ってる内に楽しくなって いつの間にか 一生懸命走っている 僕がいる

 

これはもう ボクには 手放せないフレームだ

 

ボクは 昨今のビルダーが組んだ クロモリフレームには 乗ったことは無いが

 

しかし ひょっとすると こっちの方が優れているのかもしれないよ ???

 

江戸時代の 大衆技能文化や芸術品に 現代作家が 追いつけないように

 

古いフレームを その時代の 古いコンポで組んで 飾っておくのも良いけれど

 

こういった古いが しかしクロモリ全盛期のフレームを

 

現代のコンポで組んで走らせてみると 

 

また違った楽しさと 感動を味わえると 僕は 思うのだけど

 

 

 

 

 

 

 秋 阿古谷まで

9月27日 日曜日 午後3時ころから 北摂里山 阿古谷まで 黄昏練

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北摂里山の秋は 栗と 蕎麦の花と 曼珠沙華

 

午後から 北西風が強くなり 往路は結構なアゲインスト

 

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猪名川町里山で ここには例年 白い曼珠沙華がさく 

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今年の曼珠沙華は 開花が少し遅いのかな?

 

昨年の今頃は ほぼ満開だったような・・・? 今年はまだ蕾も多い

 

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4時 阿古谷の地蔵様の分岐で 小雨がパラパラ降り出して 時間も時間なので 今日はここで折り返す

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紫合堂田のパン屋さんで コーヒーブレイクしようか迷ったが 結局 立ち止まらず

 

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復路 昨年の台風で傷んだ 旧県道12号線のゴルフ橋が 新しくなってたので 休憩と撮影

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伊丹空港北端 箕面川 六甲日没

 

往復50km 五時すぎ 帰着

今日も京都て、行きはヨイヨイ 淀川CR練

今年もようやく酷暑の夏が過ぎ

 

なんの祭日だったか思い出せない 九月の連休の初日の土曜日に  

 

お久しぶりに 今日もKYOTOて  京都大山崎背割堤まで出掛けた

 

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 淀川右岸CRで

 

豊中猪名川神崎川CR~淀川右岸~枚方大橋~淀川左岸~京都大山崎背割堤 

 

往復約80km 10時出発 15時帰着

 

今日は 休憩込み5時間の行程 10時ころ家を出る 出だしは好調 脚も回って  

 

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淀川CRは日差しはきついが もう風は心地良い 秋の風 

  

高齢者には 車の居ない道を走るのが 安全で気持ちが良いですな

 

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11時過ぎ 枚方大橋を渉り 左岸へ

 

いつもの休憩場所 枚方関西医大前公園で最初の休憩

 

自販機前のベンチは 若いサイクリスト達が 賑やかに陣取っている

 

アラセブチャリダーは 奥のバラの花壇前の

 

静かな 木陰の  涼しいベンチで一休み

 

ここから御幸橋の間は 毎回 行きも帰りも 僕の 高速巡航区間

 

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思いっきり頑張って 12時過ぎに 御幸橋を渉って 背割提着

 

堤南端の堤防上は お散歩の高齢者の団体さんが陣取っていて 休めなかった

 

南端近くに 一昨年植えられた クスの大木前で記念撮影

 

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30m近くはある大木 ここへどうやって運んだのか

 

自身を支える 根を張り終えるまで まだ十数年はかかるだろう 

 

何本もの支柱に支えられた大クスが 

 

大海を 帆を張り 進んでいる 帆船のように 僕には見えた。

 

今日は出がけに 補給食を背中のポッケに入れるのを忘れて大失敗

 

復路に 何処かコンビニでも立ち寄ろうかとも思ったが 

 

結局いつものように どこにも寄らずに帰ってしまった。

 

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復路も医大前公園で大休止 (画像は往路の画像) 飲料のみの補給

 

頑張れたのはここまでで ここからあとは 向かい風と ハンガーノックにやられ

 

神崎川CRで

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最後の1時間は ヨレヨレで 帰着しましたとさ 

 

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LOOK 586SLは 山も平地も よく進むバイクだ 乗り手に もっと脚を回せと 言ってくる

 

 

 

 

 

 

秋を感じて、箕面練

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六甲にも秋の空

9月14日 月曜日 大気が入れ替わって前夜から、からっとした涼しさに。

2階の寝室のベランダの窓を全部閉めて寝たのは久しぶり。

日中ももうべたつく暑さは無く、自転車で走れよと言っている。

尻を叩かれるように 午後から箕面練にでた。

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箕面山荘玄関で

豊中から千里川を遡って箕面ドライブウェイに。一月以上も登ってないので、果たしてゴールの高山まで行けるかしらん???

 

以外と脚は重たいながらにも回り、ぜーぜーはーはー

 

なんとか7分一寸で箕面山荘玄関まで登りきる。よれよれになりながらも機材に助けられて登り切った。

 

一汗かいて、ドライブウェイの木陰の道の心地よさよ。

 

勝尾寺別れの三叉路の気温計は28度を示しているが、数字以上に暑さを感じない。

 

38分ほどで高山公民館着。

公民館手前のドライブウェイは100mほど、6月の大雨から通行止めで、左右に迂回路はあるのだが、どちらを選んでも急傾斜の登りで、サイクリストにはゴール前のトドメを刺すようなコース設定になってしまっている。

 

公民館前に立っているガードマンのおじさんに聞くと、未だ復旧工事の開始も決まっていないとのこと。

ここは大阪府道で、これはもう期末予算が決まるまで、再開の見込みはきっと無いな・・・。

 

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高山の高原は、はや稲刈りが終わっていた。

 

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高山から北側へ 国道423号 金石橋へ下る。

 

帰路は、高山へ登り返す気力も無いので、今日は池田までR423をダウンヒルすることにした。

余野川沿いのこの道は、狭く、カーブも多い。交通量も比較的多く、路面も良くないので 高齢者のサイクリスト向きではない・・・(笑)。普段はあまり通らないことにしているのだが。

 

制限速度の40kmくらいで下っていると、後ろから乗用車につつかれる。

路面が悪い上に、カーブも多いので無理は禁物。

対向車もあり、僕を追い越せないので、イラつかせないように直線の処で車に道を譲るのがここではセオリーで安全。

 

20分ほどで池田着。いつもの猪名川河川敷を豊中に帰る。

 

伊丹空港北端で休憩。

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 秋の澄んだ大気のせいで、大阪市街から遠くの二上山金剛山までの山の連なりが、くっきりと見通せた。

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秋の気配の池田城址

台風10号が九州に近づいた日曜の朝、池田城址まで歩駄(ポタ)

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庭園では、我が家の坪庭では、未だ白い実のままの紫式部がもう色付いていた。

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池田城址 大手門

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馬止めならぬ自転車溜り

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遠く近畿でも、台風の余波で雲の流れが速い。

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日曜の朝、平日は静かな城跡を、幾組かの家族連れが訪れていた。

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酷暑はかなり収まったが、池田の渉り石で遊ぶ子供連れは未だ多い。

 

五月が丘から箕面を往復して、11時過ぎ帰宅。

 

夜、日もとっぷりと暮れて、エアコンを止め、窓を開け放つ。

あるいは玄関から、ひっそりとした、住宅街の通りに出てみると、虫の鳴き声と秋のそよかな風。

 

台風一過で、少しずつ秋が深まってくれれば良いな・・・。

 

 

LOOK586SLをデュラエースで組む

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 9月に入って、酷暑が少し和らいだ朝、久しぶりに日中のライドに出た。 

ビフォー LOOK586SL+CAMPAGNOLO RECORD10s

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アフター LOOK586SL+SHIMANO DURAーACE R9100

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カンパレコード10速から、デュラエースR9100へのコンポ交換は、8月の前記事の翌日に行った。

久しぶりに最新コンポを触るので、シマノのサイトからサービスマニュアルを確認しながらの作業になった。

新機構のFディレイラーの取付けと、未経験のシマノのポリマーケーブルの取扱は、若干手間取った。

ポリマーケーブルのアウターには、専用のライナー付エンドキャップ(ノーズ付キャップ)が必要で、(ケーブルセットに付属)アウターの長さを決めてカットしている間に、インナーケーブルを入れたり抜いたりしていると、ポリマーが毛羽立ってくるのが気になった。(マニュアルには問題は無いと書いてあるが・・・)

 

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 R9100 STI

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STIのレバーはカーボン製。(アルテグラは樹脂製)レバーの握り幅も調整可能。

6800や9000より変速時のストロークも小さくなっているようだ。

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リムブレーキの引きも、変速のタッチも非常に軽い、僕にはこれで十分、DI2もディスクブレーキも不要やね。

 

クランクとFディレイラー

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クランク長は172,5ミリ。脚力に合わせてチェーンリングは50×34を躊躇無く選んだ。

峠道に行かないなら50×36でも良いね。

 

Fディレイラー

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新機構のFディレイラーの取付けと調整は、7800からかなり変わっていて、一寸手間がかかった。

近頃流行のケーブルフル内装フレーム対応で、フルアウターケーブルに対応するため、RDのようなアウター受けが付いた。

インナーケーブル末端は、マニュアルではプラ製の小さなトップキャップの中に通すように指示されているが、其処のところを読む前に短く切ってしまって通せず。

 

9000から大きく構造が変わった点は、直付けタイプのFDが取り付けボルト以外に、1本の小さなボルトを、フレームに押しつけて本体を2点で支持するようになっている。

(バンドタイプでは不要になっている)

 

これは近年、シートチューブのエアロ化で、丸断面で無くなったため、FDが直付けタイプが主流になったのが原因と思われる。

FDにかかるトルク反動でFD台座にがたが出る症状が多くなったからと思われる。

特に電動タイプではモーターの力が強いので台座が持たなくなったのだろう。

 

ボルトがフレームに当たる部分には、小さな付属の樹脂補強板を当てる様に指示があるのだが、586SLのFD直付け台座が大きかったので、この樹脂板を貼ることが出来なかった。しかしボルトの先はFD台座の端に当たるので、シートチューブに直接当たらずには済んだ。

 またケーブルテンションを張るカムのような機構がFD本体に付いていた。これはRディレイラーとはまったく違う構造で、これを知らずにフロントのシフトケーブルにはわざわざケーブルアジャスターを付けたのだが、実は不要だった。

 

デュラ9000以降のFDを取り付ける際には、注意が必要。 

ディレイラー
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リヤディレイラーも構造が変わったが、取付け方法自体はそんなに変わらない。

デュラのプーリーケージは遂にカーボン製になった。

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 近頃流行のビッグプーリーは確かにチェーンの駆動抵抗は軽くなるのだろうが、リヤディレイラーのトラブルも多いようだ。ディレイラーの取付けボルトから一番遠い部分が大きくなることで、トルクがかかったときに、少しでも芯がブレたりするとハンガーが曲がったりもげたりするようだ。

アッパープーリーの1ミリくらいのあそびもシマノのパテントなので、ビッグプーリーのメーカーでは使えないようで、その辺りの微妙な力の逃がし方も影響しているのかもしれない。

シマノも一時、プーリーを大きくした時期があったらしいが、その後採用しないのは やはり問題があったからだと思う。流行につられて わざわざ高価な社外品を入れて トラブルが多くなるのはつまらないことだ。

 

7900ホィールが11速で使用可能

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このホィールは、WH-7900 Cー35TUで、10年前にGDRメテオと同時に購入したが、シマノの不親切な設計で、11速カセットは使用不可能だった。ホィールメーカーはこぞって11速対応フリーを出したのに、なんで本家が出せなかったの? 二度とシマノのホィールは買わないと決めたよ。

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僕と同じ思いのユーザーがたくさん居たようで、最近は11速のカセットのスパイダーアームを切削加工した物がアンダーグラウンドで売られている。ただしアルテグラと105のみで、デュラはスパイダーアームがカーボン製なので加工できない。しかしカセットはアルテグラで十分やね。今回11速導入に踏み切ったのも、このホィールが使える目処が立ったからだった。

加工賃は3500円ほどで、新品価格に上乗せした物が販売されている。強度的には特に不安は無いようだ。新しいカーボンホィールを買うより断然節約できる。

またアルテグラGSタイプのリヤディレイラーでは11~34カセットまで使えるらしい。

そのローギヤが32tと34tのカセットは、またやや設計が違い(MTB用?)10速のフリーハブでも使えるらしい。(1,8ミリスペーサーが付いているため)

デュラはSSタイプのみだが、それでも11~30tカセットまで使える。これはアームのスラント機構がMTBタイプ(シマノではシャドーと呼ぶ)になったことで可能になったらしい。

ぼくは好んで激坂には行かないし、フロントはコンパクトなのでリヤは28tか30tもあれば十分だが、いずれロードにもフロントシングルギヤの時代が来るんだろうか、これはその前兆かな?

 

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コロナに加え、7月は大雨、8月は酷暑、9月は超級台風襲来と、不安が増すばかり。

しかし良いことも少しだけ。僕の本業のイベントの現場仕事が、半年ぶりに9月から愈々再開されることになった。

それはそれで不安もあるが、ウイズコロナの時代を生きていく限り、致し方の無いことなのだろう。


ようやくヨーロッパでもグランツールロードレースが始まった。僕自身はレース志向はないが、以前からツールをオンデマンドのネットで観戦するのは、フランスの田舎の景色も美しく楽しみの一つだった。

 

しかしコロナ予防策にはかなり心配がある。各チーム、スタッフ+選手合計30名限定で、内二名以上感染者が出た時点でそのチームはレースから除外されるらしい。峠道では観衆が多くいつもどうり、選手との距離も非常に近い。選手も、フランス政府もかなりピリピリしていて、そんなチームが複数出ればイベント自体の続行も危なくなるだろう。果して無事にレースを3週間続けて、パリのゴールまでたどり着けるのか?

このビッグスポーツイベントは世界が注目していて、今後のビッグスポーツイベントや東京オリンピック開催にも幾ばくかの影響を及ぼすのは間違いない。

 

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伊丹空港北端テラスで

 

僕の今のささやかな願いはただ一つ。はやく台風の来ない、涼しい秋にな~れ・・・。

 

 

LOOK586SLのコンポを新機材に載せ替えする

古くて新しい機材、LOOK586SLを手に入れて一ト月余り。試走やポジション調整など、距離にして300kmほど走りました。

10年前のモデル(正式にはこのフレームは2014年モデル)にしてはホントによく走るので驚いた。

12年間で、乗ったカーボンフレームは、このLOOK586SLで、5台目になる。

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ロードバイクにも慣れ、今までに乗ったフレームではこれが一番よく走ると感じる。

もっとも最初の2台は、まだ初心者で脚も出来ていない間にトラブルで乗り換えたので、フレームの性質を見極めることなど出来なかったし、その後はコンフォート系のしなるフレームのGDRメテオが長かったのもあるかもしれない。

さて、このフレームはマイナーチェンジされながら5~6年間続けて販売された、当時かなりの評判のクライミングフレームで、ロングライドにも向いているという情報だった。今回、たまたま安価で状態の良い物を手入れられたのは幸運だった。そして乗ってみて、カーボンの質の良さや反応性の良さを明確に感じることができた。

やはりハイエンドのフレームは( 価格だけでは無く )違うなと思った。

カーボンが軽いだけで無く質も良さそう。

だが流石に最新のハイエンドに乗る気力も、脚力も、そしてお金も持ち合わせていないので、僕にはこれくらいが丁度良い機材と言えるのかもしれない。

 

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フレームを手に入れて、とりあえず走らせるために、手持ちの中で一番軽い、カンパの10速コーラス+レコードのミックスコンポで組んでみた。軽さでは現行デュラと同等位。

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クランクや前後ディレイラー、ブレーキに特に不満は無かったが、エルゴパワーはやはり古さを感じさせる。シマノに比べると変速レバーの節度が悪く、重く、そして固い。特にサムレバーの固さは親指に痛みが出る僕の手には一寸しんどい。エルゴの小振りな造りや外観はシマノよりずっと僕の好みではあったが・・・。

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同じ10速のシマノ7800デュラコンポも1セット持っていたが、あえて好みのカンパで組んだ。

しかしやはりポタリングでは良いが、がっつり走るとなるとカンパ10速のエルゴレバーはちょっと辛い感があった。

折しも前後して、GDRメテオを11速の6800アルテグラで組みかえて、その変速の軽さとスムースさを実感してしまったので、LOOK586SLには最終的にはシマノの最新コンポで組んで乗りたいなと思うようになった。もちろんカンパの最新12速コンポは魅力があったけど、シマノに比べると、流石にお値段が高すぎるしね・・・。

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シマノはまもなく創立100周年で、9100の次期新コンポが出るだろうと噂されているが、それは恐らく12速で ディスクブレーキ仕様のDI2コンポ(無線?)がメインになるだろう。

ワイヤー変速+リムブレーキ+リヤエンド130ミリ規格のフレームに対応するコンポは、デュラエースでは恐らく9100Rが最後になるのでは とも言われているので、僕自身は最後に組んで乗るコンポは、9100Rしかないと思っていた。 この年齢で11速のコンポはもういらんよね と思っていたが、メカ好きのボクは、7800から大幅に変わった9100のメカを一度は組んでみたい、という興味はあった。

そんなこんなで一寸前から出物がないか、あちこちで物色していたのだが、これもタイミング良く、新品の9100Rのリムブレーキコンポセットを定価の半額近くで手に入れることが出来た。

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STI ・ クランク50×34 172,5ミリ ・ 前ディレイラー直付け ・ 後ディレイラーSS、30tまで対応 ・ 前後リムブレーキ ・ カセット11~28 ・ BB JIS68ミリ ・ 91チェーン ・ オマケにFDのバンドアダプターの9点セット。規格も各サイズも、僕好みで、このフレームの規格にも、ぴたりのセットだった。

新品セットが税込み定価のほぼ半額の128、000円也で購入。

来年になればもう少し安いセットが手に入るかもしれないけど、僕のタイミングは今。

この年齢では何時乗れなくなるとも限らないしね・・・?

コンポが組み上がったら、乗らないフレームや、ため込んだ部品を処分してしまおう。今回のフレーム代とコンポ代くらいにはなるだろう。

続きます。