サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

吾街 お向かいの桜とえべっさん

雨の日曜の朝、我が家のお向かいの玄関の桜が今年も咲きました。
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我が家の向かいの家並みは、築80年は経つこのあたりでも歴史ある、木造民家。
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屋根の上から家を守っているのは鬼瓦では無く、関西らしくエベッサン。
聞くところではエベッサンと言う商売の神様は関西だけのものらしい。
 
この地に越してきてまだ七年目だが、毎年目にするいちばん身近な桜の木になった。
日本人なら、誰にもこういう桜があると思う。
 
この家の主は昨年亡くなられて今は空き家。
 古い六軒長屋ももう住んでおられるのは2軒だけになった。
 
主は居なくとも立派な庭木は毎年植木屋が入って手入れされ続けている。
いつかは取壊されて、無くなってしまうんだろうが、
道は狭くとも、僕がここで住んでいる間は残って欲しい家並みだ。