今週の土日は天候や所用のためサイクリングには出かけられませんでした。
ちょっと空いた時間に工作です。
ロードレーサーと言うレース用カテゴリーの自転車には基本アクセサリーは何も着いていません。
これを僕らのようにレースはしないが、サイクリングなどのツーリングで使うとなると。
サイクルコンピュータやボトルゲージ、修理道具を入れるツール缶やサドルバックといったアクセサリーグッズが必要になってきます。
古い自転車愛好家の方々のブログを見ると、昔のツーリング車は皆、タイヤが太く。前輪、後輪ともママチャリのような泥除けが付いています。それにダイナモや大きなライトが着いていて当然自転車は重く走りは鈍重になります。
それでも愛好家の方々はその形態を愛し、こだわり、今も泥除けなどは欠かせない存在だそうです。
これは昭和の半ば頃の道路事情が悪かったからで、都会はまだしも、郊外では未舗装の道が多く、雨が降っていなくとも前日の雨の水溜りやぬかるんだ道をどうしても走らなければサイクリングが成り立たなかったからですね。
しかし現代のサイクリングでは、天気が良い日であれば何処を走っても、舗装路で濡れた路面を走ることは、ほとんどありませんし、ロードレーサーに常時泥除けを着けるのはナンセンスで必要有りません。
僕は基本、雨の日は走りませんが、途中で時雨れたり、急な夕立や、雨宿り後に濡れた路面を走らなければならないシチュエーションは当然あります。
そんなときに後輪の泥ハネで走り出してすぐ尻が冷たくなったり、ジャージの背中が泥はねで汚れてしまうのは不快なものです。
突然余談になりますが、雨の日にズボンの後ろ裾に泥はねを着けるのは、かかとで跳ね上げた泥ハネが反対側の軸足のふくらはぎに飛んで付くんですってね!
先日NHKの『ためして合点スペシャル』で見ましたが、目からウロコでした。
左右の足を広めに、大またで歩くと防げるんだそうです。
今までも、泥んこ道では自然にそうしてあるいたりはしていましたが。
とは言ってもボクの常で、こう言う事を、次の雨の日に歩く際はもう忘れてしまっているんだけれど。
以前から気になっていたアクセサリーに、ビーバーテールと言う名の簡易フェンダーがありました。
普段はサドルバックや背中のポケットに丸めて入る大きさで。
名前のようにビーバーのしっぽの形をして、薄く、柔らかいゴムのような樹脂で作られたサドルのレールに取り付ける汎用フェンダーです。
滅多に置いている店はありませんが、先日、近隣の自転車店めぐりをしていて尼崎のお店に似たような商品が在るのを見つけました。
1000円前後のものですが、自分でも作れそうなので買わずに作ってみることにしました。
前置きが長くなりましたが、材料はよくあちこちで貰ってくるクリヤファイルを使いました。
材料費はほぼなし。ハサミで簡単に切り抜けます、出来上がりはこんな感じ
クリアファイル一枚では、薄くてちょっと頼りないので2枚重ねにしました。薄手の両面テープで貼り合わせてあります。補強は荷造り用の透明テープを使用。
既製品のビーバーテイルは長さが短く、またタイヤとの距離が遠いため、泥除け効果はあまり良くありません。
今回どうせ作るならと、三つ折りにして、コンパクトで泥除け効果の高い、長い目に作ってみました。
畳むとこんな感じになります。普段はサドルバックの底に忍ばせて。
切り抜く前にしっかり山折にして置くと左右対称に切れます。
縦方向の山折の折り目をしっかり入れておくのがキモで 広げた際に折り目が骨格の代わりをしてくれます。既製品はサドルのレールにはめ込む様に作られていますが、汎用なのでサドルのレールの形状によっては固定できないものもあるようです。
僕の場合、サドルには常にチューブラーのスペアタイヤを入れている大き目のサドルバックをぶら下げるので、その裏側に取り付けるように作ってみました。
固定は、サドルバック自体のベルトを締めて固定します、既製品よりタイヤに近いので泥除け効果も高いでしょう。
これくらい長さがあれば十分尻ハネは防げるでしょう?
折り目で下がって、後端がタイヤに接触してますが、軽いので走り出せば 風を受けて水平近くになる計算です。(まだ試しては無い)
上手くいけばよいが、固定方法や、泥除け効果と形態の関係など、まだ改良の余地は有りそうです。 まぁ出番が無いに越したことはありませんが・・・・・。