僕が10年前に、最初に乗り始めた自転車がこの古いクロモリMTB車。
昔、兄が乗っていたものだが、空き家になった生家に、錆びかけて放置されてたのを僕が持ち帰って整備し乗り出した。
当時のBSがリッチーに作らせたらしいクロモリフレームだが、流石に設計が古く、頑丈で重い。
オリジナルのNITTO製の120㍉のクロモリステムには、RITCHEY FORCEと刻印が入っていた。(画像のステムは別物)
サイクリングにはロードバイクに乗るようになって、この自転車は普段、チョイ乗りや買い物用街乗り専用自転車になっている。
最近また職業病の腱鞘炎の親指の付け根の痛みがひどく、チョイ乗りでもフラットバーハンドルを握るのが辛くなっていた。
このフラットバーにはエルゴンのエルゴノミックグリップを付けて、少しでも楽に乗れるようにしていたのだが、最近それでも痛みを感じるようになってきた。
ロードバイクのドロップハンドルでは手の握る角度が90度違うので、不思議と痛みはあまり出ない。
そこでこの街乗りMTBもドロップハンドル仕様にかえてみる事にした。
最初はドロップの下半分を切った、手持ちのプルホーン風ハンドルを使う予定だったが、26ミリのクランプ径で、これに会うクイルステムがロード用のチネリしか無く、ハンドル高が低くなるのであきらめた。
ドロップハンドルは街乗り用に、手持ちの中で一番幅広の、外々450㍉の物を付けた。街乗りで下ハンを持つことは無いので、思いきったアップライトな角度に固定し、ブレーキレバーも高めにセット。
このハンドルはCOLNAGOマスターに付いていた、ttt製のオリジナルハンドル。
幅が広すぎて、僕には合わないのでずっとお蔵入りになっていた。
ディオーレXTの3×9速だが、街乗りでは頻繁に変速することも無いのでこれでも困らないだろう。
昼頃から雨の予報なので朝9時ごろから試走に出かける。
思った通りアップライトなポジションのドロップハンドルは、あまり違和感も無く走ることができた。親指の痛みも出ない。
あとタイヤ脱着をスムースにするために、ブレーキワイヤーのアジャスターを付ける必要もある。
ゆったり立ち気味のこの自転車のポジションでは、SMPのサドルは合わないので、Selle itariaのクロス用のフラットなサドルに交換した。 やや硬め。
この街乗り自転車には欠かせないティンバックのWバックパック。
空荷の時はスリムだが、マチが大きく容量はかなりある。
郵便局へ荷物を出すときや、お買い物にはたいへん重宝する。
しばらくはこれで乗ってみよう。