3台目の紹介は、どれにしようか迷いましたが、
僕がサイクリングを始めたきっかけになった、このフレームにします。
なんてネーミングなんだろ、まるで西部劇やん!
MTBと言うよりはATBと言った方が近いんでしょうが、今はそんなネーミングも無くなりつつありますね。
シートステイには、racing とか、competition ZZ なんて、レースフレームのようなシールまでありましたが、今となっては、レーシーさは何処にも感じない、クロモリチューブとラグで造られた、重くて、頑丈さだけが売り物みたいなフレームです。
このネーミングには訳があって、
30年前に、アメリカで起こったサイクリングの一大ブームに売り込むためのネーミングだったようです。
同時代のアラヤにもマッディーフォックス?なんて名の、これによく似たMTBがありますね。
この頃の、アメリカブランドのリッチーも、フレームは大阪の東洋フレーム社製ですし、この頃のMTBのステムやハンドルもほとんどニットー製で、コンポはシマノ。
日本の自転車業界が大儲けした?時代のMTBです。
この自転車は、昔兄が乗ってたもので、大阪市内の実家でビニールカバーを被って、庭の軒下に吊るされていたものでした。
住むものが居なくなった実家を整理していて見つけ、家に持ち帰り整備して乗り始めたのが、僕がサイクリングを始めたきっかけです。
30年近く前のBSのクロモリ製フルリジットMTBフレームで、コンポはシマノのディオーレ3×7速。ブレーキはカンチでした。
自分ではたいした整備も出来なくて、家に持ち帰って、洗車して油を注し、近くの自転車店でワイヤーを張り替えてもらって乗っていたのですが、フレームは錆も無く綺麗になりましたが、コンポの痛みが酷く、その頃、豊中駅近くに在ったリンゴロードさんで、10万ほどお金を掛けて、ホィールとコンポをディオーレXT3×9速、Vブレーキに乗せ換え、フル整備してもらったんです。
このバイクには、アクセサリー用のダボ穴も付いていて、ロードバイクを手に入れてからは、泥除けを付けたりして、街乗りが主体になりました。
街乗り用には勿体ないコンポでしたが、時には太いタイヤに履き替えて、北摂里山や京都亀岡の林道に遊びに行ったりもしましたね。
このコンポは今も現役なので、そこそこのグレードのほうが長持ちするのは確かです。
昔のフルリジットのMTBで、現代のマウンテンバイクとは比べ物になりませんが、
飛んだり跳ねたりしないのなら(そんなスキルはありませんけど。笑)結構楽しめましたね。
孫が生まれてからは、一時、長男宅に貸しだして幼稚園の送迎車にもなったりしましたけど。
今はすっかり、街乗り用の買い物バイクになってしまいました。
一時Wレバー変速+ドロップハンドルにしたりしましたが、今はまたフラットハンドルに戻しています。
長男の通勤用に貸しだしていたニシキのロードバイクが、最近事故ってお釈迦になったらしいので、この子がまた長男の通勤バイクになるかもしれません。