愛車紹介2台目はGDR(グラファイトデザイン)METEOR SPEED です。
マスターオリムピックを手に入れ、ロードバイクと言うもの慣れ始めたころ、欲張りの虫が騒ぎ始めカーボンフレームの近代的なロードバイクにも乗りたくなりました。
箕面山荘で
その頃はまだロードバイクには初心者で、無知で、近くに在ったロードバイクショップで勧められるままに決めたのが、その頃出たばかりのムセウと言う、ベルギー出身の著名なプロ選手が主催するブランドのバイクでした。
青野ダムで
非常に振動吸収(乗り心地)が良いというのが売り物で、ツーリング志向の僕にはお似合いのフレームでした。確か上中下の真ん中のグレードを購入したと思います。
池田のビリケンさん
しかしこのフレームはその頃流行りだした、ブレスフィットBB30のハンガーでした。
しばらくはこのバイクが気に入って、楽しく走っていたのですが、何も知らない僕は1年もしない頃に、シマノ105グレードのクランクとBBをアルテグラにグレードアップしたのです。
が、交換後しばらくして『BB 30 の音鳴り』が始まったのです。
登りでクランクにトルクが掛かかると、1回転ごとにBBから、カチカチと音が出る症状でした。
その後ひと月ほどお店に預けては、何度か修理してもらったのですが、治らずじまい。
その時にいろいろとネットで調べて、BB30には欠陥があることを知りました。BBセットをを交換したり、長く乗っていると、音鳴りが始まるのです。
これはスレッドタイプではなくベアリングを圧入するハンガーの欠陥でした、圧入されたベアリングを入れ替えると、フレームとベアリングが僅かにこすれあって音が出るのです。
この欠陥に悩まされた方は多いと思います。
結局、代理店からの提案で、フレームをクレーム交換という事になりました。
条件は、同じムセウの新品フレームとの交換、または、同じ代理店扱いの、他ブランドの、お店の在庫のフレームと交換という事でした。
BB30にはもう嫌気がさしたので、他ブランドでスレッドタイプのBBで、サイズが合う在庫フレームの中から、選ぶことに。
選択肢はルックの666か、メテオ スピード(またはメテオランチ)でした。
メテオランチはシートポストがISPで、まだまだ、ポジションが決まらない初心者の僕には、向かないと思い、(ヒルクライマーでもないし)ロングライド向きのメテオスピードを選択しました。
たしかこのフレームの定価は40万弱でしたが、クレーム交換という事で、大サービスしてくれ、+2万円の追金で手に入れる事が出来ました。
京都北山 佐々里峠で
コンポも、何回も乗せ換えて、現在は、シマノ10速、デュラ7800組 クランクのみデュラ9000になっています。パーツは中古の良品を手に入れ、自分で交換、整備したものです。
レース志向は全く無い僕には、11速化やDi₂は不要ですし、消耗パーツも僕の余生を乗れるくらいは確保してあるので、もうたぶんこのままです(笑)
走行距離はもう15,000km近くになりました。
手持ちのバイクの中でも、このバイクが一番走行距離が長くなりましたが、次第にバイクが増えて、このバイクに乗る回数は減っていますが、未だ手放せないフレームです。