サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

流れた流れ橋と、通れなかった背割提

10月末になって、秋の繁忙期もやっと一区切りがついた。

この秋は歳を感じさせられた。休みの日も結構あったが、膝痛やら、仕事疲れが取れず、台風と雨天が多いのも追い打ちをかけて、たまに近場しか走れなかった。

この秋はブログの更新も、日常の出来事などで書くことは間々あったが、それも気が乗らず怠りがちで。
今週の水曜日で仕事が一区切りついたが、昨日は晴天にも関わらず、疲れと偏頭痛がどっと出て、丸一日休養日。

貴重な晴天は今日までで、明日からまた台風の影響で雨模様の週末らしい。
今日こそはと、重い腰を上げて10時半頃から走りに出た。
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猪名川水路で
久しぶりなのに、ロードレーサーで走り始めると昨日までの疲れも忘れ、自転車で走る気持ち良さに心が弾む。
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今日の愛車はマスターオリムピック、この夏にホィールを変えたらまた走りが軽くなった。

この秋の篠山黒枝豆買い出し用に、大きめのサドルバックを新調した、バックパックは背中が暑いのであまり好きではない。

試しに取り付けてみたが、膝痛で峠越えができるかどうか?未だ目的は果たせず仕舞い。
今日も本当は篠山方面を目指したいところだが、平坦な淀川CRを100㎞ほど走って、膝の調子を見る事にした。

新調のサドルバックも取り付けて、脚との干渉が無いか、固定はしっかりできるかなど、試してみた。
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モスリン橋を渡り、神崎川左岸に出て、淀川まで遡る。

途中で若い二人連れのノーヘルローディに抜かれたので、後ろに付かせてもらうが、スピードアップされ、30㎞/hを越えると膝に痛みが出たので付くのはあきらめた。
しかしこのお二人は初心者だったようで、頑張りすぎて、1キロ先でストップしていた。

休日の河川敷CRは人が多くて走りづらい。
今日は平日だが、枚方大橋までは淀川右岸を走ってみる事にした。
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鳥飼大橋に上がらず、そのまま枚方大橋まで右岸河川敷を走る。
こちらはほとんど人っ気も無く走りやすい。
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左岸に比べて駐車場や運動公園が少ないので、淀川CRのローディーには厄介な例のバイク止め、 『メタルクワガタ?』 も少ないように思う。 

『メタルクワガタ?』についてはこちら

今回新しいメスのメタルクワガタが幾つか有った。
角がまあるくて一本だけなのでオスの角より自転車がすり抜けやすいかな。(笑)
しかし油断は禁物!
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芥川を越え、堤防に上がって枚方大橋を渡り左岸へ。
12時過ぎ、関西医大前の広場で休憩。この辺りに来ると平日でもローディが多い。

今日はメッシュで無い半袖ジャージにレーパン、+長袖アンダーとニーウォーマーのセットで出たが、この晴天では流石に暑くなって、長袖アンダーとニーウォーマーを脱ぎ、サドルバックに放り込む。
空は快晴だが、そう日焼けを気にするほどでもないだろう。

平日なので、僕と同じく高齢者ローディーを多く見かける。
きっと皆この三日ほどの久しぶりの好天につられて秋のサイクリングなんだろうな。
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ここからは河川敷の広い道を快適に走れるが、先週の台風で河川敷は何処もすっかりと冠水したようだ。
道は既に清掃され、大量の草木のごみは脇に寄せられているが、所々は水が流れ、溜まり、また泥に覆われて埃っぽい。

フレームやボトルは埃と砂まみれ。帰宅後ジャージの背中にも長いサドルバックを付けていたのにも関わらず、泥撥ねがいくつか残ってた。

河川敷のゴルフ場はネットも下ろされ、グリーンの掃除に大わらわで、閉鎖中。
この様子だとやはり流れ橋は流れたかなと、考えたりしながらペダルを回す。
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やや向かい風のCRを頑張って、御幸橋着。
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御幸橋辺りは、以前より整備され、自転車が走りやすくなっている。
観光タワーも完成し、今までと少し様子が違ってた。
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ひとまず、橋を渡らずに流れ橋を目指し、背割堤には復路に立ち寄ろう。
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今日の目的地、上津屋橋(八幡の流れ橋)まで木津川CRをひとっ走り。

三つ四つ、橋を潜ったところで、河川敷の茶畑越しに、橋桁の無い、橋脚だけの上津屋橋が見えた。
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やはり上津屋橋は見事に流されていました。これが本当の姿の『流れ橋』です!

幸い、数年前の改修でコンクリート製になった橋脚は、流石にすべて無事のようで、橋桁も見事にワイヤーで繋がったまま下流に連なっていた。
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ここまでの往路はほぼ50㎞。
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橋のすぐ上の辺りの堤防上に、休憩所が新設されていた。
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ドルバックは脚にも干渉せずにいい感じ、全く気にならない。
バックの先っちょがクロモリフレームのシートチューブの間に入って収まりも良い。
後ろで走行中は見えないが上手く固定されているようだ。
ティンバック2 ソノマシートバックOS1553-3。
もっと安価のバックもあったが、この赤いバックが気に入った。
後ろの開口部を、余っただけくるくると巻き取り、絞って固定するだけで、出し入れも簡単で壊れなくて良い。これでまだ半分弱くらいの容量しか使っていない。
これだけ容量があれば今日の様に脱いだ衣類も難無く収まる。
あまり重くなるとどうなるか判らないが、冬場のサイクリングにはいいかもね。
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オサレな装飾の金属板だが、どういう目的なのか意味不明な金属製の自転車立て?
これよりはラックの方が良いな。
しかしサイクリスト向けに新設されたという事が判り、また自転車乗りが増えるのは良い事かな?

ここで少し休憩、携帯食を少し食べてから御幸橋まで戻る。イメージ 17
御幸橋を渡って右岸のマイフェイバリットポイントの背割り堤へ。

堤南端の何時もの広場まで行って休憩しようと思ったら、堤防上の遊歩道も河川敷の道も入口ゲートで通行禁止になっていた。
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河川敷の駐車場に下りるスロープもゴミの山・・・!
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堤防上の遊歩道は桜並木が風にやられ、折れた枝の落下が危険で通行禁止という事だった。

先日の台風21号は大阪府北部の我が家でも、真夜中にゴーゴーと強風が吹き、眠れない一夜を過ごした。

仕方がないので、道路を隔てた向かいの新設のタワーの広場に戻って休憩する。
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広場には立派な自転車ラックも完備。
平日は無料で展望台に上がれるらしいが、ワイヤーロックを持って来なかったので上がるのはあきらめて、パラソルの下の日陰のベンチで休憩する。
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休憩している間も、平日なのに結構な数の自転車乗りが立ち寄り、通り過ぎる。
三川合流、いくつかのCRが交差するこの辺りは、やはりサイクリング銀座やねぇ。

凍らせて持って出たジュースが飲みごろで、携帯食を食べ、今日最長の休憩。
温くなったボトルの水を自販機で入れ替えて帰路に付く。

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復路も関西医大前広場に立ち寄って休憩、あとは家まで一気に往路を戻った。

今日はサドルが下がるトラブルに悩まされた、ブログを書きながら見る画像のサドルも、どれもサドルが2,3センチ下がったものばかりだ。
カンパのシートピンは強く締めるとすぐに折れてしまうので(予備のシートピンは携行しているが)あまり目いっぱいは閉められない。

カーボン用の摩擦剤の入ったグリスを入れていたが、シートポストを抜くと、このグリスは液状化していて、錆が出ていた。このグリスは金属部には使わないほうが良いな。

何度も締め直しても、また走ると少しづつ下がってしまうので、膝の上の太腿の前の妙な処が攣りそうになった。

家に帰って洗車後に、粘度の高いグリスを塗り、強く締めれるボルトに取り替えて、目いっぱいトルクを掛けて締めたので、もう大丈夫だろう。
せっかくのチタンピラーに傷が付いてしまった、またコンパウンドで磨かなければ。

走行距離98㎞、走行時間4時間半、Av 21,6km/h  

は何とか持ちこたえたが、かなり怠い。何時も疲労は膝から来る。
(翌日にはかなり回復した)

久々に流れた『流れ橋』が見れてよかった?

次回はワイヤーロックを忘れずに、御幸橋の展望台にも上がって見ようかな。