どうやら日本列島は菜種梅雨を抜け出して、五月晴れの予報が続くGW週間に突入したようですね。
4月26日、日曜日。 お昼前に昼飯抜きで家を出る。
豊中から、ここまでちょうど自転車で1時間の道のり。
大阪市内方面から来られる方は、自転車を車載で来られて、ここから走りやすい田舎道を、篠山方面や京都北山方面まで往復する方たちも見かけます。
今日もコルナゴマスターのトリプルギヤの試乗をかねてのサイクリング。
ダムサイトのパーキングまでは短いがちょっときつい登りですが、ここでもトリプルギヤで少し楽が出来ました。木陰のベンチで汗が引くまで一休み。
一庫ダムは今年も又、アオコが大発生している。
湖周道路を黒川キャンプ場へ。
土曜から一晩過ごした子供連れの家族キャンパー達で賑わっている。おりしも御昼どきで、バーベキューの煙とにおいが、谷間に立ち込めていた。
山裾に公民館が見え、黒川から妙見にかけての山並みは、いつも立ち止まって見とれてしまうほどきれいだ。
旧黒川小、黒川公民館は必ず立ち寄るところです。
ここはハイカー以外、立ち寄る人も少なく、いつも静かなマイフェイバリットポイント。
校舎の中には入れませんが、トイレは解放されていて、
古い校舎には似合わず、水洗で、いつ来ても奇麗に掃除が行き届き、気持ちが良い。
マムシ注意の札があるが、草むら以外はそう心配はいらんでしょう。
ひっそりとした校舎。
上の校舎の玄関の、ゆらゆらガラスにご対面。
ここに映った風景と自分の姿を見ていると、
何時か、何処か、別次元の昔の世界にいるような不思議な気分にさせてくれます。
それから大槌峠へゆるりと登る。
黒川のまばらな集落の中を登り、妙見ケーブル駅から左折して大槌峠へ登ってくと。黒川のエドヒガンの点在する谷間(桜はもう終わっていますが)に北摂里山博物館の看板が新しく立てられていた。 (北摂里山博物館のホームページはこちら)
峠から一気に下ると、野間の大ケヤキは今日も元気に新緑の葉で僕を迎えてくれた。
今日はなんと青竹で組まれた立派なバイクラックまで作られていた。
賑わいから逃れて記念館の横に自転車を止め、ケヤキ横の小さな社にお詣りして、静かな記念館軒下のベンチに座っていると、小さな車が駐車場に入ってきた。
マツダのキャロル、クーペ?でしょうか。
僕が小学生低学年の頃に一番上の兄がこの車を借りてきてくれて、この小さな車に母と兄弟計5人が乗って奈良までドライブに行った記憶があります。
生駒山を越えるのにモクモクと煙を上げ、車が悲鳴を上げ、何度も休憩しながら走ったのが懐かしいなぁ。
今見るとこの狭い車内によく5人も乗ったもんだと思いますが、人生初めてのドライブで、今は楽しかった思い出しか記憶に残っていない。
あまりにも懐かしいのでついついお断りをして、画像を撮らせていただきました。
ベンチに戻ると、記念館前の畑を手入れしていた館長さんや、お手伝いの方々が、『今日、広場に自転車ラックを作ったのよ、自転車は向こうに止めて、屋台でコーヒを飲んで行ってよ~』と五月蠅く勧められる。(笑)
この人たちに悪気はないのだが、僕は大勢のドライブ客で賑わっているところでは、ゆっくりとくつろげないし、今はコーヒも飲みたくない。
やんわりとお断りをして、重い腰を上げ、地黄公会堂へ移動する。
公会堂の隣のお家の自販機でよく冷えたコーラを買って玄関の石段に座って大休止する。
ここもいつ来ても静かで、向かいの地黄城址とともにボクのマイフェイバリットポイントの一つです。
ドアの取っ手も、錠前も、何から何まで、すべてが年代もの。
和洋折衷の洋館のような地黄公会堂。
隣の工房のようなお家からはラジオの音かな、鼻歌まじりに古い流行歌が聞えてくる。
古い場所には古いタイプの自転車が似合います。
地黄の集落を抜け、林の中のひっそり地蔵さまにもご挨拶。
横の杉の古株の根元の洞穴には滾々と清水が湧いていた。
いつの間にか、もう西日が暑く感じる。お天気が良く立ち寄るドライブ客も多い。
先日の篠山ドライブのおりもそうだったが。県道12号線が別れる石堂温泉の下流のところで護岸道路工事中で、現在車は通れない。(単車、自転車は通行可)
4月初めに完成した渡り石には、いつの間にか木で作られた立派な階段と、橋が架けられていた。 水遊びには丁度いい天気で、水量もちょうど良い。
今日はSPDペダルと歩けるシューズで来た。子供たちを見ていると実に楽しそうで、
ついつい僕も下に降りて対岸まで渡ってみた。
今日のような日に、水面近くを歩くのは、大人だってなるほど楽しいものだなぁ。
今日はCOLNAGO MASTERの前傾ポジションで、走行中、左鎖骨が突っ張り、何度も辛くなるが、左腕をぐるぐる回し、ほぐしながら走った。
自転車を降りた後は、特に痛みは感じない、少しずつ慣らしていくしかないな。
走行時間3:50、距離約80km。 今日のルートはこちら。