還暦を過ぎてから、体調を考えてリフォーム関係の仕事は、ほとんど手を引き、仕事を減らした。
4月末には、連休前のイベント関係の仕事もすべて済み、今春の繁忙期は終わった。
しばらくは暇な日々が続く、黄金週間も特には、喜びも無く。
遅まきながら連休中のサイクリングの記録を。
GW、後半は、一人暮らしの義母を我が家の自転車部屋改、介護部屋に迎えるので、そうそう自転車には乗れない。今日も早めに帰宅予定である。
何時もの県道12号線を猪名川沿いに遡る。
ダムサイト駐車場のトイレに入ろうとすると、展望デッキが改装されていた。
かなり老朽化していた木製のデッキが、コンクリート製になっている。
しかしまだ、完成途中のようだ。
知明湖畔道路を黒川へ、今日は何時もよりダム湖のアオコが減っているように思う。
時々、ダムサイトから対岸のゲート間の一方通行の湖州道路を自転車で逆行し、走っている方を見かけるが、ゲートからゲートの区間は、自転車も一方通行なので、車道を逆行しないようにしましょうね。
湖周道路から、連休のキャンパーで賑わう黒川へ右折。
黒川の山々が全山若葉の萌黄色に染まり、美しい。
マイフェイバリットポイントの黒川公民館に立ち寄る。
旧黒川小学校内を定点観測。
中庭、雑草が刈られて手入れされた以外は、何時もと変わったところも無く。
ゆらゆらガラスにも対面して。
この中庭から上にハイキングコースが続くが、滅多にハイカーに出会う事も無い。
此処のトイレはハイカー向けに常時開放されていて、古びた校舎とは裏腹に、いつも清潔に清掃されて、非常にきれいなトイレです。
公民館からR477妙見ケーブル駅へ登っていくと、野菜売り場前がきれいに整備されてた。
以前に比べると、道も綺麗になり、徐々にだが、観光地化されつつあるようだ。
R477のT字路を左折し、大槌峠を越え、野間のケヤキに下る。
大槌峠を下って、稲地バス停。新築の茅葺き屋根も、いい色合いになってきた。
今日のバイクは久しぶりにTIME VXで。
非常に軽くて楽チンだが、齢のせいか身体が硬くなって、これでもハンドルが低くて肩が凝る。
お天気も良く、新緑のケヤキはGW中のドライブ客で賑わっていた。
今日は、昨秋、雨に降られて行けなかった、仏坂峠に行ってみることにする。
まずは地黄集落を散策。
地黄公会堂で。
ここはいつ来ても立ち寄ってしまう。
向かいの石垣は地黄城址。
集落の中を地黄の信号まで登って、バイパスにUターン。
バイパスを少し下り、仏坂峠入口へ。
仏坂峠は地黄集落と田尻集落を東西に結ぶ、古くから在る短い峠道だ。
バイパスから石窯ピザ屋さんの駐車場横の、狭い峠道に入ろうとすると、そこにはなんと白黒パンダさんが鎮座して、バイパスを下っていく車を見張ってた。
パンダさんは峠道に入ろうとするボクを見て、しぶしぶ道を開けてくれた。
少し登ってくと、バイパス方面からパンダさんのサイレンが聞こえて振り返る。
ああ、GWなのに気の毒になぁと思いながらも、他人の不幸をくすくす笑いしながら、次第にきつくなる傾斜をあえぎながら登っていく。
しばらく頑張ると仏坂峠の切り通し。
峠から西に林間の急坂を下ると、やがて視界が開け、棚田に出て、田尻集落に下る。
農道に出て、北に右折、田植え前の様子の田園地帯をぐるっと散策し、楠公神社前辺りから能勢高校前に出て、再び仏坂峠に入る。
仏坂峠のこちら側からはまだ、登ったことがなかった。
棚田を登っていくと傾斜が増す、この峠道は西側のほうが傾斜がかなりきつい。
急坂にあえいぎながら登っていると、道端にいきなり石室らしきものを発見し停車。
さっき下っているときには、全くこれに気づかなかった。
仏坂(ホトケサカ)峠には、名のとうり、石碑や石仏が数体在る。
この説明文には6世紀ころの古墳と峠道とある。
この峠道はなんと1500年前から在るのか!
やはり峠道は両方向から登ってみないとその個性に気が付かないものですね。
棚田の奥へ行くほど、どんどん増す傾斜、画像で見るより、かなりの坂。
この登りは一度止まってしまうと、再び走り出すのがしんどいわ。
何とかクリートを嵌め、走り出したが、林間に入って情けなくも足つき、押しが入って峠まで歩く始末。
峠から東に下りきったバイパス分岐には、もうパンダさんの姿は無かった。
今日は3時には帰りたいので今日のサイクリングはここで終えることにした。
15時頃帰宅、走行距離85km、走行時間4:10分。Av20,2km /h