サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

折れたCampagnoloのシートピンを補修する

ボクのColnago MasterolympicとEsaMexico、この2台のクロモリフレームのシートピンはカンパのシートピンが使われています。
イメージ 1

メッキ仕上げの鉄製でしょうか、PATENT CAMPAGNOLO の刻印が入っています。どの部分の形状がパテントだったのかはボクは知りません。
イメージ 2
シートポストもCHOLUSのエアロポスト27,2㍉径ですが、このシートポストが道路の段差などを越えた際に腰を浮かすのを怠けると、ショックと尻の重さでよく下がってしまうのです。

締め付けトルクが少ないのかと思って増し締めすると、不意にトルクを失い、ボルトが折れてしまったのに気付き、「ああしまった」と悔やんでも、もう後の祭り。
先日もやってしまいましたがもうこれで2度目です。

カンパのシートピンはよく折れると聞いた事もあるのですが、どうなんですかね?
最初に折れた時は幸いにもサイクリングの帰りで家まで5キロほどのところで、何とか腰を浮かしたままで帰りましたが、それからはツールケースに必ず予備のシートピンを1個入れています。

滅多に折れることはありませんが、折れると走れなくなるので、クロモリフレームに乗ってる方はカンパでなくとも予備部品として一個、携行した方が良いと思います。
乗り手と整備の頻度によって異なりますが、パンクよりは少ないが、チェーントラブルよりは多いかもしれない、大事な補修部品ですね。

国産のシートピンなら数百円でありますが、カンパになると3000円近くもします。あと2個ほど予備を用意しているのですが・・・。

最近はあまりボルトにトルクをかけずとも下がらないようにカーボンフレーム用の摩擦係数の高い粉が入ったグリスをシートチューブに入れましたが、どこまで効果が有るやら?
( 後日追加説明、私の使用したカーボンフレーム用のTACX製ノンスリップグリスは鉄フレームに使用すると経年変化で液状化し、錆びる原因になるので、使用しないほうが良いようです。)
イメージ 3
大抵はこのようにボルト側のネジの終わりの付け根で折れます。

ナット側は折れたボルトさえ、うまく取り出せれば使えるので、家にあるボルトケースの中から合いそうなボルトを探してみました。

イメージ 4
6ミリ径の15ミリくらいの長さのボルトがちょうど合うようですが、このプラス頭では締め付けトルクがかけられないのでアウト。

ここは元のネジ頭と同じ六角穴付きボルトでないとだめですね。

12ミリは手持ちが数本あったのですが少し短くてダメでした。
イメージ 5

特殊なネジは普通のホームセンターでは置いていません、昔は日本橋にあるネジ専門店まで探しに行ったものですが、ボクの家の近くにはコーナンプロがあり、六角穴付きボルトならたぶん在庫を置いていると思い、買いに行きました。
ネジ1本、ナット一個から買えます。

最近はネットショップが豊富になり、ネジ専門の店もありますが、2,3個のネジでも送料が宅配便でそこそこかかってしまいます。

コーナンプロで、ステンレスの6ミリ径、15ミリの長さの物が1本12円でした。安い?高い?ボクはすこし高いと思うけど1本単位で買うので、しょうがないですね。
お店もこんなものが数本単位で売れても儲からないのでしょうが、このコーナーの前にはいつ行っても作業服を着た客がいるのを考えると需要は結構あるのだと思います。
あるサイズのネジだけが欠品になってたりしますし、プロの名前を冠した店ですからこういった品ぞろえは欠かせないんでしょうね。

イメージ 6
ボルトを3本、緩み度めのワッシャーも買ってきました。

イメージ 7
上の2個がCampagnoloの純正シートピン。きれいなメッキ仕上げの部品。
下が買ってきたステンレスの6ミリ径、15ミリ長のボルトです。
純正は綺麗ですが、手前のステンレスのに比べると華奢に見えますね。
多少形状は異なりますが、ポストがちゃんと固定できるのは確認しました。

重さはどちらも約9,5gほどでほぼ変わりませんでした。

もう一つ最初に折ってしまったシートピンが何処かになおして在るはずなんですが、捨ててしまったんだろうか?だいぶ探したけど見つからない。

これを非常用にツールケースに入れておけば、もうこれ以上予備を買っておく必要はなくなりました。かな?