今日もホィー(以下省略、のむラボ日記ふうに) その3です。
ADX-1の組み直しの前に、僕がホィールを組む際に使っている用具を紹介します。
コツコツと必要なものを足してきましたが、これ以上はいらないです。
最低限必要な工具は、触れ取り台、ニップル回し(各サイズ)、センターゲージ、テンションゲージ、の4つくらいでしょうか。
一番目はこれ、パークツールの触れ取り台。
そこそこの物を組みたいなら、これ位のがっちりした触れ取り台は必要ですね。
パークツールのテンションゲージと換算表。
このテンションゲージの示す数字は結構いい加減で、
スポークへの当て具合で一~二目盛りくらいは普通に誤差が出ます。
何度もニギニギしてから平均値を推測して目盛りを読むと言う具合です。
僕がこれを使うのは、ある程度、張ったスポークの、
1本づつのばらつきを確認するために使います。
組み上がりのスポークテンションは、この工具の数字より、
交差したスポークをニギニギした感じで決めることが多いですね。
センターゲージとスポーク用ねじ切り器。
ねじ切り器はホィールを組む際に、必要な長さのスポークをその都度注文すれば特に要りませんが、ある程度のよく使うサイズのスポークを箱買いすると、
余ったスポークの有効活用が出来て無駄がありませんし、
スポーク折れなどの際も1本単位で必要な長さの物が作れます。
ただし、単純な造りの工具の割りには気難しい処があって、
スポークの切断面をグラインダーで綺麗に加工してあげないと、
刃がスポークに入っていかないことがままあります。
転造用の刃は、同じ部品を、2.0㍉用、1.8㍉用に調整し、各一つずつ用意しています。(一個でも、その都度調整すれば、この2つのサイズの加工は可能です)
エアロスポークの廻り止め治具等、ここに写っていないものもいくつか在ります。
カッターは2.0㍉くらいまでのスポークなら、ワイヤーカッターでも切れます。
エアロスポークはその点、治具で掴めるので楽です。
作業の手順は増し締め~横触れ取り~縦触れ取り~センターの確認・・・
こんな具合に繰り返して、少しずつテンションを上げて行きます。
縦振れや横振れの取り易さは、リムの精度、スポーク本数などで左右されます。
どんなに頑張っても古いタイプのリムの継ぎ目部分などは縦振れを取れませんが、
微細な縦振れはあまり気にしなくとも、タイヤが吸収してくれますが、
横ブレは頑張って取って置かないと、ブレーキがシュータッチするので、
センター出しと共に、納得できるまで追い込みます。
その4、ADX-1組み直しに続きます。