サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

最近の自転車弄りで思う事


この三連休は腰の調子が悪く一日も走れなかった。

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5月頃から出ていた症状が6月に一度きつくなって、いつもの整骨院で診てもらったら。
『今回はチョット深刻で、座骨神経痛かも知れないですよ、一度整形外科でレントゲンを撮って診てもらいなさい』と言われた。

6月は初旬から母が危篤状態になり、6月半ばに亡くなった。
それでも10日間ほど、整骨院に通って、症状が和らいだので、その後は整骨院には時々通う程度で済ましていた。

それがまた、どういう訳か、この3連中の初日からきつくなって、日曜日の夜は痛くて寝れないほどになった。

起きているときは腰から尻、太もも裏に張りがあるのが、布団に横になると右脚(臀部)がこむら返りの様に攣り、痛くて寝れない。
立っている方が楽で、日曜の夜はソファーでウトウトしただけ。

月曜は少し治まって、夜はなんとか布団で寝れたが、連休明けの火曜日は朝食中にまた、突然痛みと攣りが出て、歩くのも辛くなった。

今日は連休明けで、病院は混んでいるのが予想されるが、我慢できなくて朝一で整形外科クリニックに行くことにした。

歩くのが辛いので、自家用車でと思ったが、街乗り自転車に試しに乗ったら、不思議と痛くない。

8時半に家を出て、病院までゆっくり15分ほど走ったら、着いた頃には体が温まって、痛みはほとんど消えてしまっていた。 不思議な症状やなぁと思った。

昔30代の時に、初めてぎっくり腰をやった時は、オートバイ通勤で、帰りはオートバイに乗れず、帰宅中の電車の座席には何とか座れたものの、降りる駅で腰が伸びずに立ち上がれず、一駅行き過ぎて、タクシーで家に帰り着いた記憶がある。

朝、布団から起き上がれない。洗面所で腰が曲がらず、片手を洗面器で支えないと顔を洗えなかった。

その頃は今の様に街中にコンビニや整骨院は無い時代。家内の実家の近くのカイロプラティック(健康保険は効かない、1回の治療費は5千円)を紹介してもらい、1週間ほど通ったら、ほぼ全快した。

その後今まで、何度か腰痛が出て、そのたびに保険が効く整骨院に通って治してもらってきた。

連休明けのクリニックはやはり混んでいて、2時間ほど掛かって、下された診断はやはり脊椎狭窄が原因の座骨神経痛だった。

5年前から判っていた頸骨の狭窄による右腕の痺れと共に治療をしていくことになった。

最近は、神経系の痛みに良く効く鎮痛剤がでたので、まずは痛みを和らげる対処療法と、首と脊髄のけん引治療で症状を和らげて行きましょうという事になった。

幸い、筋肉や関節の炎症ではないので、痛みさえ無ければ、運動すること自体は差支えない。
ただ、脊髄の圧迫や筋肉の張りなどが神経痛の発症原因になるので、運動後のストレッチなどを、十分することや、普段の生活で良い姿勢を保つように心がける事が重要らしい。

原因は永らく続けてきた、偏った動きの職人仕事と、やはり老化現象だと思う。
ロードバイクの前傾姿勢は果たして大丈夫なのかな?

午後からは昼食後に飲んだ痛み止めが効いたのか、ほぼ痛みは出なくなった。


さて調子が少し良くなったので、ブログの更新でもしましょうか・・・。

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最近、中古で安く手に入れた BORAONE 後輪。

一度カンパのG3組の後輪を触ってみたかったのと、
勿論、これで走ってみたかったのと・・・。
50の数字が無いデカールで、35が出る前の頃のモデルかな?

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BORAONE後輪整備用 内臓ニップル回しも調達。

振れ取り機に乗せると、一ヶ所1ミリ位の振れがあり、
経年で、センターがフリー側に寄っていたのを修正した。

カンパのG3組の調整は難しいと聞いていたが、
理屈が判っていれば、それほどでもないかなと思った。



自転車整備の工具はシンプルなものが多いが、中には精密工具もあって、欲しいと思っても、趣味の自転車弄りでは、お値段もそこそこして、滅多には使わない高価な工具は、欲しくても手が出ないものが沢山ある。

そんな中で最近よく目や耳にすることが多くなった工具がトルクレンチ。
値段はピンキリで、簡易携帯工具の中にトルクレンチがあったりする。

そんな安物工具の数字を果たして信用していいものか、まずいのか、使うのは迷ってしまうし、高価な一流メーカのトルクレンチでも、慣れない自分に使いこなせるものか自信が無くて、結局自分の手の感覚のほうを大事にして、間に合わせてしまう。

デジタルノギスやデジタルエアゲージのような計測工具と違って、(エアゲージもフロアポンプに付いているような安物は、大まかな針の動きで、数字が信用できないものが多いように思う。)

トルクレンチは作業しながら計測をする特殊な工具で、使い方によって数字が変わってしまうように思う。

高価な一流メーカの工具でも、ボルトにグリスやオイルを塗ると数字が違ったりすることもあるらしいし、かえって素人が使うには難しさを感じている。

鉄製のフレームやアルミパーツの組み立ての様に多少締めすぎても簡単に壊れることが無かった時代から、最近の軽量化のためにデリケートに作られたカーボンパーツが使われるようになって、指定のトルクが明記され、プロのメカニックは慎重な組み立てが必須になってきた。

約10年ほど前にロードバイクと言う乗り物に出会い、高々10年ほどロードバイクを触ってきてた僕がこんな事を言っても信用はしてもらえないと思うが、あえて言わせてもらうと。

元々機械いじりやDIYが好きで、走るよりも自転車整備(弄り)が好きだと何時も書いてきた。

今まで、自転車整備で信頼できる方達のブログをたくさん参考にさせて頂いてきた。
プロの方も居るし、アマチュアの方も居る。

僕は職人仕事をしてきた関係もあって自分の目や、手の感覚を信頼している。
今まで自分の積み重ねた経験と感覚を大事にしてきた。

機械の数字や、説明書の文句だけでは信用できないこともたくさんあった。

最近プロのメカニックさんの口から、トルクレンチやトルク管理と言う言葉が出るたびに、プロのメカニックが何かミスやトラブルがあった時の言い訳に、この工具を使っているのではないのかと、気になる事が時々ある。

トルクレンチの数字を信じて締めたら壊れたとか、数値を確認して締めたのにハンドルやステムがが緩んだとか・・・。

プロ、アマに係わらず、もっと実務と研究と経験を積み、自分の目や手の感覚と判断を大切に感じて、その感覚を研ぎ澄ましていって欲しいなと思う。