尼信会館で開催されていた、友人の絵画展が、4月19日までの会期を半分残して、7日で一旦休館になりました。緊急事態宣言が兵庫県にも発令されたためでした。
同窓生の家内が受付のお手伝いを引き受け、家内を自動車で送りがてら、僕も2度ほど会場を訪問しました。
一ヶ月の会期予定が、半分強になってしまいましたが、残りの会期を再開館後に、継続開催するかは、まだ未定だそうです。
会期を半分残して、一旦休館になりましたが、先日は毎日新聞の大阪版にもカラーで大きく取り上げられ、会期中は結構な訪問客の数だったそうで、その連日の慣れないお接待に少しお疲れ気味の画家でしたが、途中休館にもかかわらずたいへん喜んでいたのが印象的でした。
恩師や同窓生などの古い友人とも、たくさん再開したようでした。
画家は高校時代に美術科で絵画を学びましたが、本格的に絵を描き始めたのは仕事を引退した50代半ばからでした。
子育て中は豊中の我が家にも遊びに来てくれたりして、我が家の小学生の息子二人と彼女のお子さん姉弟2人を連れて、服部緑地のボート池でボート遊びをしたのが今でも僕の記憶に印象に残っていますが、お子さんは二人とも医学の道に進まれて、今は立派なお医者様と研究者になっておられます。
今回の規模の個展が、尼信会館のご好意で開催することができたのは、とても運が良かったと彼女は言っていましたが。
僕は、今までの10年間に、彼女がコツコツと描き貯めた作品群と、開催が決まってからの、この1年間の間に一気に筆を振るった、彼女のエネルギーと力を非常に感じ、同世代の初老の者としてたいへん誇らしく思いました。
最終日の今日、彼女と高校時代の恩師との会話を、同じベンチに座って横で聞いていたのですが、彼女の創作意欲がひしひしと僕にも伝わってきて、とっても頼もしく感じました。
今後も、エネルギーの続く限り、彼女はきっと絵を描き続けてゆくでしょう。
このブログを見て、会場を訪問していただいた方々に、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。