サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

五月山散策

外出自粛令が出たとは言え、家に一日籠もっているのは健康にも精神にも生理的によろしくない。

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最近は天気が良ければ猪名川河川敷から神崎川CR辺りを、2時間ほど軽くサイクリングすることが多い。

週に一度くらいは半日、郊外へ遠出もする。

今日は午後から、五月山麓を少し散策などしてみようと、ハイキングシューズを履いて、街乗り用のMTB で出た。

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猪名川経由で五月山公園に、動物園前の公園事務所で自転車を降りる。

いつも立ち寄る池田城址や、幼児を連れた親子連れに人気の五月山動物園も、もう一月近く休園したままで、塀越しに見えるアルパカも寂しそうに佇んでいた。

それでも五月山公園の駐車場は、ここのところ平日でも郊外で運動したい家族連れやアベックさんで、そこそこの賑わいである。

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四半世紀前の、BSクロモリフレームのMTB、ワイルドウエスト。鉄下駄自転車で、重いが頑丈なのだけが取り柄。普段はもっぱら買い物やちょい乗り自転車として活用している。 

今日はサイクリング用のニッカーの上に短パンを履いてきた。ニッカーだけの下半身で歩くのはハイキング道には、やはりちょっと不似合いやね。 

それと念のため、登山用のストックを持ってきた。久々のハイキングに、転ばぬ先のなんとやら・・・。

背中にはドイターの一番小さい8リッターのリュック。中身はウインドブレーカとドリンクボトル。

自転車をワイヤーロックしてとりあえず秀望台まで登ってみることにした。

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いつもは激坂のドライブウェイを自転車で心拍バクバクであえぎながら登ってくる秀望台。ハイキング道も急ではあるがずっと階段状に整備されている。久しぶりの歩き登山だが、昔取ったなんとやらで足が山の歩き方を覚えていて、ほぼ息も切れずに10分弱で登り着いた。

f:id:hirobees:20200410143250j:plain秀望台から、少しドライブウェイを登って脇のよく整備されたハイキング道に入る。

初めて歩くハイキング道だが、この辺りの地理はよく頭に入っているので、不安も無く1時間ほど散策した。

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途中で数組のハイカーにも会ったが、こんな自然の中では一言挨拶を交わすのみで、下界のようなマスクなしの緊張感も特に無い。

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1時間ほど歩いて動物園前に下山。

自転車のロックを外して、帰る準備をしていると、ご近所の散歩中のお婆さんに捕まった。お年は87才だという、僕より20才お姉さん。社交家なのか、ちゃんと口紅も塗られて上品な方だった。ひとしきり世間話にお付き合い。ぼくは最近までずっと九十を過ぎた母や義父母の面倒を見ていたので、こういう際にさっさとその場を立つことができなくなっている。15分はお話ししたかなぁ・・・。

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帰り道は、猪名川土手の名残の桜を満喫して帰宅。近くのイオンモールも小学校もひっそりとしていたが、桜並木横の工場は低いうなりが聞こえ、稼働していた。

普段からサイクリングで頑張って走っているので、心肺機能的には少々の登りも息は全く乱れなかった。心配だった下りの膝も特に帰宅後も痛みは出なかった。

こんなご時世だが、少しずつハイキングや山歩きにも復活できればと想っている今日この頃である。