サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

★アームストロングの憂鬱

今年になって噂されていたランスアームストロングの過去のドーピングを認める告白がついになされた。
ずっと否定し続けてきただけにランスのファンは このままでい続けてほしかったと思う。
 
何もかも剥奪され 一切のスポーツにかかわることも許されなくなり スポーツマンとして唯一トライアスロンだけは参加したいランスは特赦を得るために 告白はやむ負えなかったんだろう、スポーツマンとしての全ての人格を否定されることの苦しさは容易に想像できる。
 
癌になる前から ツール7連覇までドーピングは続けたという、 その頃はドーピング検査は甘く試合前からドーピングをやめていれば検査に引っかかることはありえなかったという。
 
母子家庭に育ち 自転車競技で身を立てる選択をしたランスにドーピングを選択することには迷いは無かったようだ。プロが最上級のランクの選手を目指すとき トレーニング+アルファーでトップに成れるとしたら その悪魔のささやきは非常に魅力的なんだろう。
過去にツールなどでやたら強さを見せた選手のほとんどがドーピングを認め あるいはグレーゾーンにいる。
 
日本でも一般スポーツでやたら強い選手がいたりするが 日本におけるドーピングってどうなんだろう・・・?
最近の日本のスポーツ界でもメジャーな競技では世界ランキングにいる選手には日常生活中の抜き打ちドーピング検査は行われているらしいが 自転車界のほうではどうなんでしょうね。
マチュアレースで試合前にパワーの出るジュースといって友人に手渡されたらあなたは飲まないですか?
日本ではそんなことはないと信じたいが選手の気持ちになると絶対に無いと言い切れる人はいないのでは・・・
 
「地位と名誉と金の傍には常に悪魔の誘惑とスキャンダルが付きまとう。」 と誰かが言っていたのを思い出した。 
 
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