コルナゴマスターは ’90年代初期のもので ボクのところに来た際には、カンパ9速時代のスクエアテーパーカセットタイプBB(ボトムブラケット)のコンポで52t×39tコーラスのクランクがついていました。
この時代にはまだコンパクトクランクはありませんが、後10速時代に、短期間製造された スクエアテーパーBB用のカーボンコンパクトクランクに換装しています。 グレードはcholus、たまたまヤフオクで出品されてたのを手に入れたのですが、それ以後は滅多に見かけません。
コルナゴメキシコにもこのクランクを入れたいのですがなかなか手に入りません、以前アテナグレードのスクエアテーパーBB用のアルミコンパクトが出品されていましたが残念ながら落札できませんでした。
現行のアテナアルミコンパクトでも良いのですが、BBカップが外に出て見えるのがどうもクロモリフレームには似合わないのと。現行のアテナ以下のグレードはイタリア国外製のパワートルク形式にグレードダウンされています。左クランクの取り付けが圧入で取り付けはいいとして取り外しの際に四角テーパーで言うところのコッター抜きのような専用工具が要るのです。一般工具のベアリング抜きでも代用できるようですがウルトラトルクのように簡単に外せないのが欠点ですね。
手に入れるなら10速~11速初期のウルトラトルク方式のアテナクラスのシルバー地のコンパクトが欲しいところです。
ちなみに僕がいろいろと使って見た限りでは チェーンホイールは9,10,11速用でも リヤ9速で FD9速ノーマル用、9速用チェーンでの駆動、変速に全く問題はありませんでした。
カンパ10速にあえてしなかったのは、カンパ9速だと島野の現行ハブ(ホィール)とシマノ9速カセットで同調するからです。手持ちのデュラエースのカーボンホィールで走れるんです、というか手持ちのホィールが全部使える訳です。
さてこのマスターの四角テーパー用コンパクトクランク、ギヤの歯数は48×34の組み合わせです。10速時代には アウター50tにはインナー36tの組み合わせで企画製造、販売されていたようです。
48/34でも 非力なボクには全然問題ないのですが リヤのカセットのトップギヤが13tなので峠の下りでのみ(笑)、足が空回りしてしまうのが不満でした。
アウターギヤにはEPS C10 48/34の刻印。
新しく手に入れた50tギヤ、こちらには、同じく50/36の刻印。
5ピンを抜き交換作業をします。
よく訪問する方のブログで知ったのですが、10速以降のカンパのチェーンリングは右クランクの裏側から固定する5ピンのホールのみ ネジ穴のPCDが半径で1ミリほど大きいので同じPCD110ミリのギヤ板でも他のメーカーのチェーンリングは、合いません、要注意です。
48tから50tにギヤが大きくなって干渉するので、ワイヤーを外してFディレイラーの位置を少し上げてやり、変速調整して交換終了です。これで峠の下りも以前より少しはいい感じで走れるでしょう。今度のサイクリングは天気が良ければ久しぶりにこの子で出かけて見ましょうか。
クロモリフレームにカーボンクランクの組み合わせで、似合わないかなぁと危惧しましたがチェーンリングがシルバーのせいか 意外と引き締まった外観になり気に入っています、いかがでしょうか?