デカンショ街道から R477を本梅に。 休日で休みの本梅郵便局前で ボトルの水を補給して、コーラを1本飲む。 ここから最後のひいらぎ峠越え。 ロードバイクに乗り始めた頃は、ここを越えるのもヤットコさの帰り道だったが。
最近はここを越えたら、もう大阪に帰ったような気になれるようになってきた。少し僕にも余裕が出来たのですかね。
本梅、東加舎の村落の中の国道を、ひいらぎ峠に登りだしたら、道路左側の喫茶店の駐車場でおばちゃんが枝豆をもいで袋詰しているのが見えた。
「黒枝豆1袋500円」 と看板が横に出ている。
これはラッキーと、迷わずUターンして駐車場に入る。
「マメを一つ一つもぐのがもう大変で・・・・」と嘆くおばちゃん。 僕が笑って「一袋貰うわ」と言うと、「今年の豆は大粒で出来が良いよ」 と、おばちゃんも笑う。
『枝豆』とはその昔、江戸時代の頃に、枝付きのまま湯がいて行商が売り歩いていたところから 枝豆と言うようになったと聞いたことがある。 夜間にたっぷり幹に水分を吸い上げた大豆を朝取りしたものを、枝付きのまま買うのが良く。 枝の中に水分を蓄えているので、 枝付きのままだと少し置いてもマメが乾燥しにくいのだそうな。
枝からもいだものはできるだけ早く茹でてしまったほうが良い。 帰ったら家内に早速茹でて貰い、ビールと頂こう。
篠山市内でもないのに 黒枝豆をゲットできて 気分良くひいらぎ峠を越える。
峠から少し里道に外れて 再びR477を倉垣橋から 好きな地黄の里を抜け、野間の大ケヤキに立ち寄る。
ケヤキ記念館のベンチで休んでいると となりで孫を抱いた地元の爺さんとばあさんの会話が耳に入ってくる。 秋祭りが終わったところだが、最近は若い衆が減って、年寄りばかりで祭りの間は準備や接待が疲れる・・・と言うような会話。
日本の田舎の現状は何処も同じ、よほどの観光地でもない限り若い方が農業だけで食べていくのは楽なことではないようだ。
今日は最近やっと手に入った、愛車の自転車とおそろいの、おニューのジャージを着る。 最近、グラファイトデザイン社のサイトで通販されたのを見て、早速1枚手に入れた。背中のポケットからはみ出ているのは黒枝豆。
二晩、連続で食べきりました。実にマメ臭くて美味かった。
本日の走行ルートはこちら。 長々とお付き合いありがとうございました。