ちょっと黄昏時を走りたくなって・・・。
家に帰って、サイクルウェアに着替え、タイヤにエアを補填して家を飛び出した。
お店の中央、ひな壇上にマドンの電動アルテ11速が、バーゲン価格で50万を切る値段で1台限り置いてあったが、ボクはその前にあるドマーネのほうに興味が行った。
日が暮れるのが早くなってウチに付いたのは7時でもう真っ暗になっていた。
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今日の目的地、マイフェイバリットポイント、茅葺能舞台のある波豆川 八坂神社。
朝8時に家を出る、池田呉服橋を渡って、猪名川町から阿古谷へ。もう稲穂も色づいて首を垂れ道端には立派な栗の実やカキの実が成っている。
3ケ月振りの阿古谷はもう秋模様
阿古谷から、小さな峠を越えて、道の駅猪名川で最初の休憩。
今日は久しぶりに週末のお天気も良く、道の駅周辺は、行き交うローディも多い。
道の駅を出て一路県道68号の坂を登る。
今日はなんだか脚の調子がいい、アウターに入れっぱなしで下佐曽利まで難無く登ってしまった。
下佐曽利から北へ上佐曽利に出る。三叉路を西へ折れて、小さな峠を越え波豆川に出る。ここの登りでも若いローディを4人追い抜く。
若いローディーたちはペースアップしてボクを追いかけてきたようだったが、波豆川の四差路で左折、八坂神社に入っていくと彼らはそのまま波豆川沿いを下って行ってしまった。
久しぶりの波豆川八坂神社
能舞台のある境内では老人達がのんびりとお茶会中だった。
神社左側から回り込んで境内に上がる。
能舞台では、お茶会されていたご老人たちにご挨拶をして、手水鉢で手と口を清めて本殿にご挨拶。
今日は朝から晴れて、少し暑いが、秋のさらっとした乾燥した空気を感じた。
それでもここまで来るのにもう汗だくなので、手水鉢でついでに顔も清めたかったが? お年寄りの皆さんが注目されているので、それはさすがにあきらめた。
老人達と少し離れて、能舞台の階段に腰を下ろす。 田舎の老人たちの何気ないおしゃべりの内容は 都会の老人たちのおしゃべりと何も変わらない。
あそこが痛いとか、ここが痛いとか、どこの病院が良いとか、そんな内容のお話が聞こえてくる。
いっとき汗が引くのを待って、老人たちに「失礼します」と挨拶をして八坂神社を辞す。「お気をつけて」と言う声に送られて神社の急坂を下りて帰り道に。
帰りは波豆川沿いに下って下佐曽利に出る。
道の駅まで下って、歴史街道をブラブラして「くろまんぶ」に寄り道。
くろまんぶから林田に下って県道12号を道の駅まで戻る。
道の駅で再び休憩。
朝、立ち寄った時に、お腹が空いたのでここの物産コーナーで石窯焼き天然酵母アンパンを買ってみたのだが、アンコがいっぱい詰まっていて、その餡子のあっさりした小豆が非常に美味かった。このアンパンは病みつきになりそう。帰りはもうとっくに売り切れてしまっていて無かった。
道の駅を出て、12号線屏風岩から阿古谷経由のいつもの帰り道。ごみ焼却場までの坂道で道の真ん中に大きなものが落ちている。近くに来ると、のっそりと動いている。甲羅が25センチはあるドンガメだった。
なんとなく親近感をかんじるなぁ。
車に惹かれないように側溝近くまで退けてやる。
そういえば最近、同じような話を誰かのブログでも読んだような気がするな。
秋は亀の引っ越しシーズンなのか?
何時もの伊丹空港北端で最後の休憩。
今日はのんびり走るつもりで家を出たが、なんとなく調子が良く、行き交うローディーも沢山居たが誰にも追い越されず、走るペースがまぁまぁ速かった。
家に帰って洗車前にサイコンを外しデータを見ると、
なんと85kmほど走って、トータルでAV24,6km/hと出ている、これには驚いた。
なんせ、普段アベレージは22km/h台で、めったに23km/hになることも無かったのだ。
歴史街道や、家の近くでペースを落とさなかったら25キロ行ってたかも?
いや、それは、まぁちょっと無理かな・・・・・。
真夏の2か月間を休んで盆明けから始めた、トレーニングの成果が少し出たのかなぁ。
まだ僕にも伸びしろを感じることができて、今日はちょっと嬉しいサイクリングの日になった。