3月28日、土曜日。 朝からいいお天気だが、午前中は買い物のアッシーくん。
軽く昼食をとり午後から家を出る。
水量が減り、顔を出した渡り石を、春休みに入った子供たちがさっそく渡っている。手には先にカメラを付けた棒を持ち、自撮りの動画の撮影中のようだ。
伊丹側からは岸から渡って来れるが、池田側は渡り石が2mほど省かれていて、こちら岸には上がれない。真夏なら躊躇せずに靴を脱いで、裸足になって川を渡る子供たちも、暖かい春の日とは言え、まだ水も冷たい今日は、どうしようか迷っているようだった。
池田の逸翁美術館あたりの桜は今朝の予報どうり咲き始めているが、まだちらほら咲き。 まだまだ桜を愛でるにはもう少しばかり時間待ちと言ったところか。
池田から何時もの五月丘に上がり、箕面方面へ。
東畑の信号で左折。
このバイクはよほどの荒れ道以外、どこでも入っていけるのでのんびりと走るには良い。
ここからは五月山の南面の急坂を登るが、今日は2度目なので多少余裕がある。
急坂のコーナーをいくつかやり過ごして大島紬博物館前のカーブミラーで停車して記念撮影。
住宅街最上部の寺の前を過ぎるとNTTのゲートがある。
だいぶ登って少し傾斜が緩くなったところで一休み。
今日は20℃くらいまで気温が上がると聞き、下はニッカー。上は半袖にするか迷ったが、下りで冷えそうなので長袖ジャージにした。超薄手のウィンドブレーカも背中のポケットに持参する。
ここまでフロントトリプルをインナーに落とし、激坂も何とかそう息を上げずに上ってきたがさすがに汗びっしょり。インナーのアンダーだけでになって汗を乾かす。
さらに登っていくと、ゴルフ場内に入り、最後の急坂を越すと。
この尾根道はゴルフ場と霊園が点在するが、舗装状態はあまりよくない。ところどころ穴凹もあったりするのでロードバイクはパンクと下りには注意が必要。
尾根筋はアップダウンが多く、ロードバイクでは結構ハードなコース。
二つ目のゴルフ場の入口を右に見て、左側は霊園沿いに、だらだらとキツイ登りが続く。
やっとそこを越すと、三叉路に出る。左に五月山北麓のR477止々呂美に下りる道が分かれる。ここは柵がありハイキングコースのようで、自動車は通れないようだ。
ここで2度目の休憩をしていると、数人、止々呂美方面からロードバイクで上がってくる人がいた。
ここからまたしばらく登りが続く。後ろに声と気配がして、二人連れのロードバイクの若者が追いついてきたが、傾斜が増すとギヤが足りなかったようでボクを追い越すことが出来ずに、やがて離れてしまった。
木々の枯れ枝がほんのり若葉で薄緑に色づいている。
ローディが数名休んでいる高山公民館の自販機でコーラを買って、小学校跡のコミュニティセンターに移動して休憩。
午後もまだ早く、高山は春の日差しが当たっていて暖かい。
グランドに数張りのテントが立ち、年輩の方たちが何やら忙しそうに準備中、玄関のおじいさんに聞くと明日の高山野菜祭りの準備だと言う。
『そう言えば去年の野菜祭りは大雨で中止でしたね』と言うと。『そうそう、今年も明日は雨や。うまいこと行かんわ』とぼやくことしきり。
『誰か男前の雨男がいはるんやないですか? どこかから別嬪さんの晴れ女を探してきなはれ…』と言うと、ほんまやなぁと二人で大笑いしながらお別れした。
コーラを飲みほして、空を見上げると青空一杯、暑くも無く暖かい。こんな高山は久しぶりだ。 何時も黄昏時の練習は、ここは山影になって日が当たらない。
今日はせっかくMTBで来たので公民館から山道を登って棚田の最上部まで登ってみることにした。
スーパーローギヤで登る、高山の棚田。
高地にある稲田は田植えも刈り取りも低地より一と月位早い。
棚田最上部、道はまだ尾根を越して茨木市側まで抜けているようだった。
棚田最上部をぐるっと回って、北側の細い簡易舗装の農道を下ると神社前に出た。
住吉神社、高山にはもう数えきれないほど来ているがここを訪れたのは初めて。
本殿まで上がりお参りさせてもらった。
お詣りを済ませて、撮影して携帯の時計を見ると午後4時を過ぎている。
日陰に入るとヒンヤリしてきたのでウィンドブレーカを着て箕面に下る。
サイコンは付けていないのではっきりしないが、ルートラボでコースをたどると今日は50キロくらい走ったようだ。
今日は61歳最後の日、特に感慨も無く明日は62回目の誕生日。