年末の祝日に倒れた義母。
酸素と点滴だけで、93歳がなんでこんなに持つんだろうとひと月近く。
家内と共に年越しも正月もなく、病室に通いましたが、
1年前に一足早く亡くなった、義父の誕生日が明けた1月18日の早朝にこと切れました。
酸素マスクをずっと外せなかったのに、通夜の義母の寝顔は綺麗でした。
骨上げの妙にピンクがかった骨辺が、あるいは義母らしい最期の姿でした。
信仰も特に深くはない僕は、人は死ねば無に帰るのだと常に思っています。
死は、生き残った縁者の記憶の中にのみ存在すると誰かが言っていましたが、
今は当にそういう思いが僕の心を満たし、
妙にサッパリとした心境に居る自分が、少し可笑しくも思えます。