サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

通行止めに泣かされた北摂里山サイクリング

お盆に入った頃から、朝ツクツクボウシが鳴きだした。
いつの間にか賑やかだった、熊ゼミの鳴き声も聞こえなくなっている。

ミンミンゼミは、大阪では生息が見られなくなってきていると聞くが、緑の多い大阪北部の我が街の辺りでは、ミーン、ミ~ンと鳴く声が、夏の終わりを惜しむように聞こえてくる。

酷暑が続き、7,8月は時々、夜間に1~2時間、河川敷を走ることでお茶を濁してきたが、ここ数日、朝晩涼しくなって、18日土曜日は2週間ぶりに北摂里山へサイクリングに出かけてみた。

この日は6時半に起きたのに、いつもの様にグズグズしてしまい家を出たのは8時前。
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伊丹空港トンネルから、猪名川沿いに遡り、県道12号線を猪名川町へ。
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12号線の西畦野に抜ける橋は、通行止めのまま。すぐ先に新名神の取付道路が出来たので、ここは当分改修の見込みは無いかもしれない。

紫合堂田のパン屋さんの前には、デ・ロサのロードバイクが一台停まっていたが、僕は今日はパスして阿古谷に登る。
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稲穂が実りだした阿古谷。

阿古谷の小さな峠を越え、12号線に戻って道の駅へ。

道の駅で、パンでも買おうかと思ったら、小さなパンがひとつ200円以上もするので、向かいのコンビニに移動、歴史街道エスケープしてベンチで朝昼兼用の食事にする。
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時間は9時半、今日も日焼け止めをたっぷり塗ってきた。
空気は爽やかだが、日差しはキツイ。さて今日はどこまで行こうかな。
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最近は波豆川の八坂神社ばかり行ってるので、今日は別ルートにしようかな。
歴史街道に寄り道したので、久しぶりにくろまんぶにでも登って、12号線を取り敢えず、杉生まで行ってみよう。

調子が良ければ、泉郷峠を越えて、篭坊温泉の涼しい渓谷まで足を延ばしてもいいかな。

楊津小学校前から、くろまんぶへの細道を登っていくと、人家の途切れた辺りの九十九折れで、いきなり通行止めの立看板。

看板を無視して登ってくと、すぐ山側の斜面が崩れてたが、何とか小岩の間を乗車のまま乗り越せた。

幸い、崩れてたのは一か所だけで、あとは道は荒れてはいたが、なんとかくろまんぶにたどり着いた。
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久しぶりのくろまんぶ。
日照り続きで、隧道の中の路面も乾いていた。
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この古い隧道も、再々コンクリートで補修、補強され、昔の掘られたころの面影はもうほとんど残っていない。
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くろまんぶ北側の住宅街の入口。

くろまんぶから、再び12号線に下って、杉生の四辻に着く。
くろまんぶの登りで膝に少し痛みが出たのと、日差しと暑さが応えだしたので、今日は篭坊に行くのは辞めた。

杉生から東へ左折して、r602猪名川変電所のある県境の中山峠を越えて、能勢町今西からr603を下田に出て、国道173の危険なトンネルをエスケープして、大路次川沿いの裏道を一庫ダム湖周道路から12号線に戻って帰ることにした。
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下田の旧府民牧場跡に新築され、昨年一か所に統合された、能勢町の新小中学校。
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立派な校舎やなぁ。

下田から大路次川沿いの旧道に入り、R173号の能勢第二トンネルをエスケープ。

浄水場前から第一トンネルをエスケープするラブホテル前の道に下りたら、なんとラブホ前で旧道が通行止めになっていた。
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この先は左カーブで、ぐるっと右に回り込めば、トンネルの向こう側に出れるのだが。

自転車を置いて先を偵察に行くと、谷川に架かる橋の下が土砂で埋まって、橋の上の道全体が5センチほどの深さで冠水していた。靴は濡れるが歩いて通れなくはない。

しかし、そのすぐ先は、所々、路面のアスファルトが流されてガラガラの道、ずっと先のカーブの辺りも路面が崩れてたり、路肩が流されたりしている。

如何しようか思案したが、今日は歩けるシューズで無いので戻ることにした。

国道のトンネルは暗く、側道が無く、自転車にはとても危険で、死亡事故が何度も起きている、自分の注意だけでは危険が防げず通る気がしない。

道を戻ってもう一本西側か東側の県道に出るしかない。どちらも尾根筋を越える峠越えだ。

あきらめて浄水場まで戻ったらトレラン中の中年の方が、こちらに走ってきたので道の状態を聞くと、歩いてなら何とか向こう側に出れるとの事。

一緒に行きましょかと言ってくれたので心強くなって抜けることにした。
200mほど、半分は担ぎと押し歩きで何とか越せて、向こう側の国道に出れた。
民田口から阿古谷方面に行かれるトレランの方に礼を言って先へ進む。阿古谷への分岐を過ぎ、キャンプ場から一庫ダム遊歩道へ入る。

大路次川の渓流釣り場は賑わっていた。この辺りも所々崩れたようで、重機が入って整備中だったが龍ヶ吊橋までは何とかこれた。
橋を渡って、湖周道路へ出る。
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この辺り、凸凹してた谷底がなんだか以前よりスッキリしたように感じる。
下の谷筋の遊歩道も、所々流されたり埋まってしまったりしている。
7月の大雨は、ここらでも相当の水量だったみたいだ。
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すぐ下の谷沿いの旧道の龍ヶトンネルも、川下側は半分砂に埋もれてた。

湖州道路をアップダウンしてゴルフ場分岐まで来ると、もうダムサイトまでは、あと2~3キロほどなのに、なんと完全封鎖され、通行止めになってしまっていた。

がっくり落胆して画像も撮り忘れた。

水没した路面や、荒れた道を担ぎでやり過ごしてから、クリートに砂が入ってしまったようで、さっきからペダルに嵌りにくい。

スピードプレイのペダルはキャッチ機構はクリート側に有り、細かい砂が入ると非常に嵌りずらくなる弱点があるのだ。

荒れた路面を歩く際は丸穴のキャッチ部分にカバーを嵌めないといけないのだが今日は持ってくるのを忘れた。

もうこれでは、一番近いのは、国道まで戻って、民田口から、民田集落~上阿古谷に登り返して帰るしかないな。

身も心も疲れたので、湖州道路の国道の橋下の日陰でクリートの掃除がてら大休止。

靴を脱いでクリートをばらす。おニューのGIROのシューズの靴底のカーボンが、ガラガラの岩場を歩いたので傷だらけになってしまった。

細かい砂が入ると、クリート内部の馬蹄形の爪が戻らなくなって、ペダルが固定されなくなるので、分解して掃除するしかない。

バラシて見た感じでは、ほとんど、埃程度で砂は入っていないのだが、30分ほどかかって、組み直すと普通に、ペダルに嵌るようになった。

国道まで戻って、民田口から民田集落に登って、上阿古谷から紫合に出て12号線を帰り道に付いた。

今日は油断して、しばらく走っていなかった一庫ダム付近で、やたら通行止めを食らってしまった。なんだかんだで1時間以上は無駄足を踏んだなぁ。

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池田の五月山公園下のコンビニでガリガリ君休憩。裏の猪名川土手の鬼ぐるみの木陰で休憩する。
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今日は新作の『ガリガリ君ずっしりあずき』を食べようと楽しみにしてたが、新作は甘さ控えめの上品なお味で(笑)、疲れた僕の舌にはもう一つ美味く感じなかったのは残念であった。

2時頃、家に帰ってシャワーを浴びて午睡。
暑さにやられたか?肩が凝ったのか?今日もまだ軽い偏頭痛が残っている。

走行距離、約86㎞、走行時間、4時間