サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

ペダルを変えた。TIME XPROペダルインプレ


9月3日、4日と自家用車で名古屋に出張仕事の予定が入っていた。

新名神が出来て、豊中市の自宅から2時間少しで名古屋港まで行けるようになった。
車の運転は好きな方なので、それまで新幹線で電車を乗り継いで3時間余りかかっていたことを考えると、ボク的には楽になった。

強い台風21号は、大坂には5日頃の直撃予想だったが、スピードが速くなったため4日は名古屋から帰れなくなる恐れが出て、3日のみの日帰り出張にしてもらった。

今、4日の昼食後にブログを書いている。
雨脚と風の音が次第に強くなってきている。

今回の21号は、午後からかなりの強い雨風が予想され、午前中に、雨戸を閉めたり、家の廻りの飛ばされそうなものを全て片付けた。

我が家は古い木造住宅で、時折雨漏りがした瓦屋根は数年前に全面改修したが、台風や地震が来るたびに気をもむ。

唯一、住宅密集地で、ご近所に三方囲まれて風除けになってもらっているのが救い。

幼い頃、第二室戸台風の通過時に玄関まで水が浸かったり、暴風の音の恐怖感や、台風通過後に路上に吹き飛ばされたものが散乱していた記憶がいまだに残っている。

今、次第に雨風の音が強まってくる自宅の自転車部屋で、PCの前でブログを書いて気を紛らわせている。
これ以上は何もできない、観念して台風が通り過ぎるのを待つのみ。

この後1時間暴風が吹き荒れ、三日間停電し、ブログ更新も中断してしまった。

・・・・・***・・・・・

さて本題のペダル変更の件。

ビンディングペダルシマノSPDシマノSPD・SL~スピードプレイゼロと使ってきた。 今もポタリングなどの際、歩けるシューズを履く際は、SPDペダルも愛用している。

シマノのSLペダルはクリートのつま先側を支点に、後部が左右に動くフローティング機構が気に入らなくて、膝痛持ちだったのもあって、スピードプレイのペダルに替えた。クリートとペダルの可動摩擦が大きく、重いも気に入らなかった。

スピードプレイゼロはフローティング可動域が0度~15度まで調整でき、フリクションゼロの完全フローティング。 キャッチ機構もシマノとは対照的で、慣れるまで、少し時間がかかるが、ペダル軸を支点に回る機構が自然で確かに膝には優しかった。
ペダルが両面キャッチで、最初は嵌めづらく感じるが、慣れると早い。

クリートの固定方法が、ビス3本で、前後、左右、角度を決定するシマノに比べ、
スピードプレイは前後、左右、角度、それぞれ独立したビスで微調整できるシステムが気に行っていた。

メンテナンスも専用グリスガン(高価だが)で古いグリスを押し出すだけで簡単。
スタックハイトが低く、ダイレクト感が強い。コーナーでペダルが路面に接地しない。・・・・・

ただ使い続けてきて気に入らない点も出てきた。
イメージ 2
gradeは3つ、真ん中のステンレスシャフトペダルセットが22,000円と高価で、クリートクリートカバーなど、消耗品も高価だった。
イメージ 3
キャッチ機構が靴側(クリート)に有り、舗装路以外を歩くと、馬蹄形のバネに埃が詰まって固定できなくなるなど非常にデリケート。
イメージ 4
クリートカバーは必須で消耗も早く、気を付けていないと、走行中に外れて紛失、ウォーカブルクリートのプラスチックカバー単品で、3000円以上と高価。

完全フローティングで摩擦ゼロの機構は、慣れてくると新品時から、クリートと小さなペダルとの固定部に遊び(ガタ)を感じるようになってきた。

もう少しクリートとペダルの密着感があり、かつシマノよりフローティング機構の摩擦が少ない。ペダル軸の中心を支点にするフローティング機構を持った。
そんなペダルは無いもんかと探してたら、意外と身近に有ったんです、これが。

それはTIMEのエスプレッソペダルでした。
イメージ 1
以前から、一度試してみようと思っていたのだが。
最近、TIME XPRO モデルチェンジし、或る処で国内正規品のXPRO10を半額近くの破格値で売っていたのを見つけで、即2セット購入した。
イメージ 5
前モデルからの変更点は、踏み面が若干広くなって、ペダル裏側にカバーが付いた。
イメージ 11
これは、ペダルキャッチ時に裏面を踏んでカーボンのバネを傷めない為と、
最近はやりのエアロ効果❓との事・・・。
イメージ 12
Qファクターは、ほとんど変わらない。
イメージ 13
ペダル踏み面が大きく安定感がある。
ペダル中心を軸に、前後のクリートキャッチ部分に可動域があり、左右に可動する。
ペダルは片面キャッチだが、キャッチが開いた状態でクリートを受けるので、
クリート軽くパチンと軽快に嵌り、初心者でも使いやすいのではないかと思った。

早速、普段使いのメテオに付けて試してみたら、シューズとペダルの密着感がスピードプレイより有り、なおかつ軽い摩擦のフローティングの動きがすごく良かった。
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9
ただクリートの固定は、シマノと同じ3本のビス。
前後、左右、角度と、クリートのセッティングを出すのにかなり苦労しそう。
イメージ 6
気に入ったので、TIME EDGE もペダルを交換する。
イメージ 10
やはりTIMEにはTIMEが似合う? 
画像のペダルサイドのマイナスネジが固定力3段階調節ネジで、おむすび断面のシャフト端がマイナスネジになっている。

ただ2セット購入したうちの1セットが、左ペダルのクランク固定ネジが逆ネジで無く右ペダルと同じ右ネジが付いていて、取り付けが出来ず、ビックリした。
TIME代理店に問い合わせてもらったら、過去にもこういう事が在るんだそうな・・・!
SHIMANさんではありえない欠陥品。さすがラテン系、フランス製と速クレーム交換してもらった。

気に入った点は、
グレード、価格帯が多く、初心者も手ごろな値段で手に入る。
今回は、ほぼ半額だったので、思いきってXPRO10を2セット購入。
ペダルは片面キャッチだが、パチンと節度があり、クリートが軽く嵌りやすい。
フローティング機構がまさに僕の理想的な、ペダル軸センターに軽いフリクションで動き、ガタも感じない。
ペダルの踏み面が広く、安定感がある。
SHIMANO SLペダル(デュラエース)より軽い。

試乗して唯一不安感があったのは固定力が少し弱く感じた。最弱ではクリートが外れやすいと感じた。

これはペダル中心を軸に、前後のキャッチ部分ともフローティングで動くことで、そう感じたのかもしれない。試乗中に3段階の固定力調整ネジを強くした。

このネジがまた節度が無く3段階を越えても回るので、回しているうちに何処に入っているのか判らなくなる。

裏のカバーを開けたら、三角おむすび断面の、頂点の高さが三段階のシャフトでバネを押して固定力を替えている造りで、
弱、中、強 ~ 弱、中、強 ~ 弱・・・ と回り続けるので、回し続けていると何処に入っているのか判りづらくなる。

使い続けて消耗した時点でまた使用感は変わるかもしれない。
クリートの摩耗が早いらしいが、固定するところは内側なので固定力は変わらない。消耗部品も少なく、スピードプレイと比べると気にならない。

使い続けて、また何か感じたら、ここに書いてみようと思う。