2度ほど試乗した LOOK 586SL をプチ調整して、北摂練。
どうもE-POSTのエラストマーがミディアムでも柔らかく感じて、シートポストが前後に撓るのに違和感を感じる。
E-POSTをはずして、エラストマーをハードの黒に交換する。
黒ハード、赤ミディアム、灰ソフト、の3種が付属するE-POST。
黒ハードに交換。
シートポストが固くなったので、サドルを薄いパッド入りのSMPブラスターに交換する。
これでサドルを上から体重をかけて押しても、ほとんど前後に撓らなくなった。
話は変わるが、欧米のフレームに付属する専用シートポストは、セットバックのあるデザインの物が多い。欧米人は手足の長い人が多いのでそうなんだろうが、日本人にはセットバック要らないんじゃないかなと常々感じている。きっちりとポジションが決まってくると、どうも一番前寄りにサドルが来る。これは僕だけでは無く、同じフレームに乗る他の方も良く書かれているので、共感される方は多いと思う。普通の丸断面のポストなら好みの物に交換可能だが、このLOOKのようなエアロ断面の物は専用のポストしか使えないのですごく不便である。『『代理店の方なんとかしてくださいよ。』
もう一件。BB下のケーブルガイド。ここを通すライナーがやっと届いた。
シマノのグレーのケーブルライナーは、1,8m入りが1本100円程度で安いが、ガイドの穴が細いとすぐに折れ曲がり、通せないことが多い。
2m4本入りが1800円もする、4倍以上の価格のジャグワイヤーの白いケーブルライナーを注文してたのがやっと届いた。このライナーはシマノとほぼ径は同じだが、腰があって、滑りも良く折れにくい。
ちなみに、ガイドからフロントディレイラーに急角度にフレームの穴に入っていく場合、ガイドを一旦フレームから外してライナーを入れると折れないで通しやすい。一寸したことだが、ここを取り付けたまま無理に通そうとすると、ライナーを何本も折ってしまうことになる。
ダウンチューブとシフトワイヤーの間隔が狭いので、フレームに傷が付かないようにダウンチューブの上部までライナーを長めに入れた。
連休初日、午前中は雨が時折しょぼついたが、午後からはなんとか持ちそうなので2時から北摂練に出た。
雨に降られても良いようにアルミホィールで。ホィールはCampagnoloのNEUTRON。
ウルトラではない初期のタダのNEUTRON。古いホィールだけど、玉アタリは絶好調。セラミックベアリングのようにものすごく良く回る。
サドルがグニャグニャしなくなったが乗り心地が悪くなった用には感じない。
フレームが振動を吸収するので、そもそもこのエラストマーは不要だった?
SMPのサドルは、やはりクッション無しのほうが尻がぴったりとはまって落ち着きが良いな。クッション材でカーブが少し平らになるのがどうも僕の尻はなじめない。
県道 旧12号線 天狗岩辺り 猪名川沿いのこの旧道は舗装も良くなって、夏場は涼しくてホントに快適な道だ。
ただし、どれが天狗岩なのか未だによく知らない。
連休初日は雨天にもかかわらず、朝の高速道路は行楽の車で何処も渋滞していたようだが、午後は車も少なく快調に走れた。
今日は12号線も車が少なく、阿古谷エスケープルートは走らず、ずっと12号線で道の駅猪名川にでて、道の駅から歴史街道に入ってのんびりと流す。
時々雨がぱらつくが気になるほどではない。雨上がりの歴史街道は人っ子一人居なかった。歴史街道北端の和菓子屋さんに立ち寄って、お八つ休憩。
葛餅二種 こしあんと抹茶あん
こんなお天気では、店先にいつも出してある自転車ラックがない。
「連休だというのにうっとおしいお天気でね~」と店主のお婆さんが嘆く。今日は息子さんご夫婦がお手伝いにいらしてたから、なおさらやね。
そんなこんなで店先の菓子も少なめ。なんにしようかな・・・?思わず好物の破れまんじゅう(我が家では田舎まんじゅうとも言う) に、手が伸びそうになったが、季節は夏、ぐっとこらえて葛餅二種を頂いた。
ここまで1時間半ほど走った。冷たいお茶と甘味で一心地がついた。
帰りは12号線を横断して、槻並集落から阿古谷経由で帰宅。
走行距離、72km 走行時間、3時間2分
最後に、LOOK586SLの感想を少し。
赤信号からの加速で立ちこぎすると非常に加速が良い、少しもがくと速度は40kmを越えてしまう。GDRメテオスピードのように撓る感じはないが、固いとも思わない。不思議なフレームだ。
向かい風でも速度をキープできる。
上り坂でも頑張ってケイデンスを60以上に保つと、ぐんぐん登っていく。
もっと頑張れと言ってくる、何か乗ってて、とても楽しいフレームやね。
今までコンフォートなフレームにばかり乗ってたので、こういう反応の良い
フレームは初めてなので、乗っててとても楽しい。
COLNAGOのマスターオリムピックもクロモリだがこういうキビキビ感がある。
レーシーなフレームとはこういう、頑張って走って楽しいと言うことなんやろね。
もっと己を頑張って鍛えようという気にさせてくれるフレーム。
もう少し早く出会ってたらよかったなぁ・・・それが唯一残念。